概要
Java版マインクラフトで洞窟探検するときの方法を、私の経験などをもとに解説します。
Ver.1.18アップデートで追加された要素を取り入れ、初心者でも死なずに資源を集められる方法を紹介。洞窟探検で必要なアイテムや即死を避けるのに必須のクリーパー対策、効果的な装備選びを詳しく解説。安全で効率的な洞窟探検の立ち回りを紹介しています。
はじめに
マインクラフトの洞窟探検は資源を集めるのに便利な方法です。 特にVer.1.18になるとアメジストジオードや鉱脈など洞窟探検で見つけた方が資源を集めやすい場所も増え、洞窟探検の重要性がかなり上がりました。 さらに、大きな洞窟が生成されやすくなり、繁茂した洞窟や鍾乳洞などの見所も増えたので、洞窟探検自体が以前よりも面白くなっています。
しかし、初心者や今まで拠点にばかりいてあまり洞窟に入ってこなかった人にとっては、洞窟探検は難しいと感じることがあるようです。
そこで、こちらではより洞窟探検が楽しめるように、私が今までに実際に洞窟探検でやってきた方法をご紹介していきます。 この方法だと最終的に難易度ノーマルならなかなか死ななくなると思います。
注意事項として、統合版は戦闘やダメージの仕様がJava版とはかなり異なります。 この記事の内容はJava版についてで統合版とは違います。
持ち込むアイテム
洞窟探検には次のようなアイテムが必要です。
- 松明(原木+石炭or石炭ブロック)
- ツルハシ
- 武器
- 食料
スタックできる物についてはなるべく1スタック64個持っていく方が良いです。
松明(原木+石炭or石炭ブロック)
松明は暗い洞窟の中を照らすのに必要です。 また、明るい場所ではモンスターを湧かなくなるので、設置しておけば洞窟内が安全になります。 さらに、どこを探索したかが一目で分かる目印にもなります。 特にVer.1.18からは深い場所で石炭がほぼ見つからなくなりました。 ブランチマイニングなどでY座標がマイナスになるような場所に行くなら、石炭は現地調達できないので持っていく必要があります。
そのため、松明は洞窟探検では重要なアイテムで、多めに持っていかなければなりません。 しかし、松明のまま持ち運ぶより、原木と石炭または石炭ブロックとして持ち歩いた方が良いでしょう。
例えば原木と石炭ブロックをそれぞれ1スタック持ち運んだ場合、それらから作れる松明は32スタックです。
原木1スタックと石炭ブロック1スタックを全て松明にすると上の画像のようになります。 この量をたった2スタックで運べるわけですから、松明にせずに原木と石炭ブロックで運び、必要な分だけクラフトした方がインベントリをはるかに節約できます。
よって、松明ではなく原木を最大1スタックと石炭ブロックを最大1スタック持っていくと良いでしょう。 もちろん石炭をまだ1スタック以上持っていないのなら、ブロックにせず石炭のままでもかまいません。 ゲーム序盤なら石炭1スタックでも多分使い切らないと思います。 原木もまだ1スタック持っていなければあるだけ持てば良いでしょう。
ただし、シュルカーボックスが手に入ると荷物はいくらでも持ち運べるのでインベントリのことはあまり気にする必要はありません。 私の場合、シュルカーボックスがあるなら竹自動収穫機で手に入れた竹を棒にして洞窟探検に持って行っています。 そうすれば原木の節約になるからです。
補足として石炭は木炭でも代用可能です。 ゲーム序盤で石炭が見つからなかった時は木炭を使うと良いでしょう。 しかし、木炭はブロックにしてインベントリを節約できないので石炭の方が便利です。
ツルハシ
ツルハシは鉱物を採掘するのに必要です。
ゲーム序盤で重要な鉱物は鉄なので、鉄鉱石を採掘できる石以上の素材のツルハシを持っていくと良いでしょう。 ダイヤ鉱石などは鉄のツルハシでなければ採掘できないので、石のツルハシで鉄を手に入れたら早めに鉄のツルハシに乗り換えるのがおすすめです。 もちろん、持っているならダイヤやネザライトのツルハシの方がいいです。
たまに動画サイトなどで初心者が石のツルハシを何本も持っていくのを見かけますが、例えば石1スタックと原木などを持ち込めば、石のツルハシが20本作れます。 完成品を何本を持ち歩くのは無駄です。
そもそも石はその辺りですぐに採取できるのですから持ち込む必要もありません。 さらに鉄のツルハシを作ると石のツルハシはいらなくなります。 鉄も洞窟探検していればすぐに見つかるので、かまどを作れば現地で調達できます。
基本的に石や鉄の道具類は必要な時に1つだけ作った方が良いでしょう。 場所をとる上にダイヤ装備を手に入れると使わなくなるからです。
武器
洞窟探検によく使われる武器には斧、剣、弓矢などがあります。
斧 : 斧は簡単に手に入る石の斧でも攻撃力が高いので、ゲーム序盤で使う武器としては優秀です。 しかし、チャージ時間が長く範囲攻撃もなく、武器として使うと剣の2倍も耐久が減りやすく、その上クラフトに使う素材が剣よりも多めです。 よって使い勝手は悪いです。 ある程度ゲームを進めると剣の方がおすすめです。
また、斧にはドロップ増加のエンチャントが付かないので、家畜の処分やシュルカーボックスの入手、ウィザースケルトンの頭集めなどでやがて必ず剣が必要になります。 いずれにせよ必要になるのなら、早めに剣の扱いに慣れた方が良いと思います。
剣 : 剣は斧よりも一撃の攻撃力は低いもののチャージ時間が短いので時間当たりのダメージ量(DPS)は斧よりも2~3割ほど高く、範囲攻撃もあるので特に敵が複数いる場合に使いやすい武器です。
さらに、剣は斧よりも多くの種類の攻撃用エンチャントが付けられます。 具体的には、斧に付けられる戦闘に関連したエンチャントはダメージ増加系(ダメージ増加、アンデット特効、虫特効)だけです。 剣はダメージ増加系(ダメージ増加、アンデット特効、虫特効)、ドロップ増加、範囲ダメージ増加、ノックバック、火属性の5種類です。 エンチャントが付けられるようになると、斧に比べて剣の価値はかなり上がります。
よって、通常は剣の方が武器としておすすめです。
剣についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
弓矢 : マインクラフトの弓矢はエンチャントを付けると非常に強力で、たまにクリティカル攻撃が出るとゾンビやスケルトン、クリーパーが一撃で倒せます。 まだ持っていない序盤はなくても仕方ありませんが、ゆくゆくは洞窟探検でぜひ持っていきたい武器です。 入手は矢師から買うのが楽です。 また、スケルトンスポナートラップを作れば無限に手に入ります。
食料
食料は満腹度の回復だけでなく、体力の回復もできるのでなるべく効率の良い物を持っていった方が死ににくくなります。
具体的にはステーキや焼き豚がおすすめです。 なければ焼き鳥、パン、ベイクドポテトなどでもかまいませんが、ステーキや焼豚に比べると体力の回復は遅くなります。
食料と満腹度、体力の間の細かな仕組みは複雑なので、ここでは解説しません。 詳しくはこちらの記事にまとめているので参考にしてください。
その他のアイテム
次のようなアイテムはなくても問題なかったり、現地で作れたりするので上でご紹介したものよりも優先度は低いですが、余裕があれば持っていくと便利です。
作業台 : クラフトの時に必要になります。 しかし、忘れても原木があればすぐに作れます。
水バケツ : 深い洞窟を探検するなら水バケツがあると溶岩を固められて便利です。 バケツは鉄3つでクラフトできるので、まだ持ってなくても現地で鉄を精錬して水を探せば調達できます。 しかし、たまに水がなかなか見つからないことがあるので、持っておくと安心です。
シャベル : 洞窟には砂利や土が生成されている場所もあるので、それらを早く掘れるシャベルがあると便利です。 まだ持ってなくても現地で石を採掘したり鉄を精錬してクラフトすれば調達できます。
斧 : 斧は作業台を回収したり、廃坑が見つかったときに木材を切ったりするのに使います。 剣を武器とする場合でも持ち運んでおいた方が便利です。 まだ持ってなくても現地で石を採掘したり鉄を精錬してクラフトすれば調達できます。
ベッド : 洞窟から地上に戻ったときに、夜だとモンスターに襲われてしまいます。 その時に夜をスキップできて便利です。 なくても朝を待つか拠点までモンスターを避けて移動するという方法もあります。
時計 : まだ湧きつぶしやフェンスで囲むと言った整備をしていない村の下の洞窟を探検するときは、夜になるとベッドで寝ておいた方が村がゾンビに襲われにくくなります。 そうしたい場合は夜がわかるように時計を持つ必要があります。 近くに村がなければなくても問題ありません。
ハシゴ : 高いところに登るのに使うと便利です。 ブロックを積み重ねるのと違って、あとで下りるときにも使えます。 なくても必要なら原木があればクラフトできます。
足場ブロック : あると高いところへ登ったり裂け目に橋をかけたりするのに便利です。 なくてもブロックを積んだりしてどうにかなります。
しだれツタと骨粉 : あると低い場所へ下りるのに便利です。 なくても穴を掘るなどしてどうにかなります。
クリーパー対策が最優先
続いて装備や立ち回りについて解説していくのですが、その前に知っておいて欲しい事があります。 それはクリーパーについてです。
オーバーワールドの洞窟を安全に冒険するために最も優先すべきはクリーパー対策です。 なぜなら、クリーパーの爆発によるダメージは他の敵モンスターの攻撃に比べて桁外れに大きいからです。
難易度ノーマルであれば、ゾンビの一撃やスケルトンの矢のダメージはハート2個、エンダーマンは3.5個です。 一方、英語版攻略Wikiによるとクリーパーの爆発によるダメージは難易度ノーマルでハート21.5個です。 ゾンビやスケルトンの攻撃の実に10倍以上です。 何かの冗談かと思うほど攻撃力が高いです。
爆発ダメージは距離が遠いと弱くなり、ある程度のランダム性があります。 しかし、防具無しなら近い距離でクリーパーの爆発を受けると即死と思って良いでしょう。 全身鉄装備でも難易度ノーマル以上では高確率で即死します。
実際にここに難易度ノーマルで鉄装備を着けて入る実験をしてみると死にました。
また、クリーパーは移動時に音を立てず事前に存在を察知しにくく思いもしないところで出会うため、爆発を回避するのが難しいことがよくあります。
ただし、クリーパーの爆発ダメージは盾で無効化できます。 クリーパーは着火してから実際に爆発するまでは1.5秒の時間があるため、盾を構えるのが間に合うので油断しなければ対応可能です。
しかし、非常に対応しにくいパターンが1つあります。 それはクリーパーが落下してきて爆発する場合です。
この場合、見えない場所からすでに着火した状態でクリーパーが落ちてくるため、着地して落下音がしたのとほとんど同時ぐらいにクリーパーが爆発することがあります。
このパターンでは着火音を聞き逃しやすく、落下音に気付いたりクリーパーの姿が視界に入ったりしてから対応しようとすると、おそらく反射神経に自信がない人だと盾が構えられるかどうかぎりぎりのタイミングになります。
初心者でクリーパーの着火音や落下音を知らない場合は、ほぼ対応するのは無理じゃないかな、と思います。
よって、クリーパー対策ができていないと洞窟を安定して探索するのは難しいと思ってください。
ちなみに、クリーパーの落下する音は他のモンスターと違うので1、慣れると音だけで盾を構えたりダッシュして逃げたりできるようになります。 しかし、そうたびたびあることではなく練習しようもないので、その技術を磨く方向性はあまりおすすめしません。
長くプレイしていると体が覚えて自然とそうなるだけです。
装備
マインクラフトではロールプレイングゲームなどのように、プレイヤー自身の体力や戦闘力が自然に上がっていくような仕組みはありません。 そのため、自分自身を強化するには装備を強化する必要があります。
特に防具は組み合わせによってダメージを9割以上カットできることもあるため、冒険のときには非常に重要になります。
上でご紹介したように、オーバーワールドでの洞窟探検ではクリーパー対策が重要なので、装備もそれにあわせた物になります。
一般的に以下のような装備がよく使うと考えられるので、それぞれについて使いどころや利点をご紹介しましょう。
盾+石の斧
移動や攻撃といった操作がうまくできていれば、一応、盾と石の斧だけでも洞窟探検は可能です。 盾で敵の攻撃を無効化し、ゲーム序盤でも手に入りやすく一撃のダメージが大きな石の斧で攻撃するわけです。
しかし、防具無しでは慎重に進まないとすぐ死ぬので、探索の効率はあまり上げられません。
また、盾で敵のダメージを防いでも敵の攻撃間隔を知っていないと反撃できませんし、斧は一撃は強いですがチャージ時間が長いので、タイミングをうまく合わせないと連続して強い攻撃が繰り出せません。 その上、斧は剣と違って範囲攻撃がないため、特に敵が複数いる場合にはうまく1体ずつ倒さなければなりません。
練習しないと初心者やアクションが苦手な人はこの装備で洞窟に入るのは厳しいと思います。
エンドラRTAなどをプレイするつもりの人ならこの装備の冒険を練習するのもいいかもしれません。 そうでなければ序盤の一瞬しか役に立たない技術を磨くより、さっさとちゃんとした装備を手に入れた方が楽です。
よって、この装備は鉄装備用の鉄を洞窟の入口付近で集めるときなどに使うぐらいがおすすめです。
鉄の装備+盾
全身に鉄の防具を装備するとダメージが最大6割軽減されます。 主なダメージが半分程度になるのですから、装備なしに比べるとかなり戦闘が楽になります。
入手するのも洞窟で鉄を集めてクラフトしたり、防具鍛冶から買ったりできるので簡単です。
しかし、クリーパーの爆発に対しては難易度ノーマル以上なら即死する可能性があります。 そのため、クリーパーの攻撃を無効化できる盾を装備するのが必須です。
ある程度のスキルがあれば、この装備でかなり深い洞窟も探索可能ですが、あまりおすすめしません。 しっかり警戒しながら進まないとクリーパーに爆発されたり高いところから落ちたり敵に囲まれたりして死ぬので集中力を保ち続けなければならず、長時間の探索は難しいからです。
次に紹介するエンチャント付きダイヤ装備を手に入れるまでのつなぎという位置づけの装備でしょう。
エンチャント付きダイヤ装備
ダイヤ装備にエンチャントをうまく付けると、オーバーワールドの洞窟探検は非常に楽になります。
エンチャントはダイヤ装備以外にも付けられますが、鉄装備などにエンチャントをつけてもダイヤ装備が手に入ると使わなくなり無駄になります。 そのため、通常はダイヤ以上の素材の装備にエンチャントを付けます。
私はいつも以下のようなエンチャント構成のダイヤ装備かネザライト装備で洞窟探検しています。 これを使うと経験上、オーバーワールドの洞窟ではほぼ死ななくなるでしょう。
- ダメージ軽減IV : 3カ所
- 爆発耐性IV : 1カ所
- 落下耐性IIIまたはIV
- その他修繕、耐久、棘の鎧など
ダイヤ装備はダメージを最大80%軽減し、エンチャントによって爆破ダメージが80%軽減されるので、この装備だとクリーパーの爆発ダメージは最大96%軽減されます(0.8 + (1-0.8)x0.8=0.96により96%。軽減率はダメージによって変動するので、実際にはそれほど軽減されません)。
実際にやってみると難易度ノーマルならクリーパーが至近距離で爆発してもハート1.5個程度しかダメージを受けませんでした。
さらに落下ダメージは8割減、他のダメージも最大9割ぐらい軽減されるので、よほどのミスをしないかぎり死ななくなります。
Ver.1.18では大きな溶岩湖ができるようになったので、そのダメージも気になるところでしょう。 この装備で難易度ノーマルで溶岩の中に落ちる実験を実際にしてみたところ、焼き豚を食べて体力を回復させると死ぬまでに1分ぐらいかかりました。
実験用に用意した溶岩プール。
1分もあれば溶岩湖の真ん中に落ちても岸にたどり着くか一度溶岩に潜って底からブロックを積み上げ足場を作れると思います。 オーバーワールドでは水が使えるので、その後に水バケツで体の火を消せば死ぬことはないでしょう。 まあ、オーバーワールドでは溶岩湖の数が少ないので、なかなか落ちないですけどね。 落ちそうなら、先に水で固めておけばいいだけですし。
他に私が思いつく死にそうな要因としては、Ver.1.18からは洞窟の構造が複雑になったので、非常に高い場所から落ちて下に敵がたくさんいたらひょっとすると、という程度です。 ある程度操作ができれば、そういう事態にはあまりならないと思います。
つまり、よほどのミスをしなければほぼ死ぬことはありません。
この装備ならダメージを十分に軽減してくれるので盾は不要です。 オフハンドには松明を持てるようになり、クリーパーもそれほど神経質に警戒する必要がなくなるので探索の効率が上がります。
オーバーワールドの洞窟探検を効率よく進めたいなら、この装備を目指せばいいんじゃないかな、と思います。
ちなみに、ネザライト装備はオーバーワールドの洞窟探検ではダイヤ装備と使用感はあまり変わりません。
ネザライト装備はダイヤ装備と通常の防御力は同じで、「防具強度」というパラメーターがネザライト装備の方が高くなっています。 防具強度は「高いダメージほど大きな割合で軽減する」という仕様なので、ゾンビやスケルトンの攻撃程度ではダメージが低すぎて、特にダメージ軽減のエンチャントをつけているとその効果が大きくダイヤとネザライトで差を感じることがほぼないでしょう。
クリーパーの爆発ぐらいダメージが大きいとかなり軽減してくれるのですが、爆発耐性をつけてしまうとそちらの効果の方が大きくて差があまり分からなくなると思います。 実際にクリーパーの爆発ダメージを受ける実験をやってみましたが、難易度ノーマルで上で紹介したエンチャントをつけると、ダイヤ装備とハート0.5個しか変わりませんでした。 それぐらいなら食料を食べれば一瞬で回復します。
オーバーワールドでの洞窟探検だと、ダイヤ装備と比較してネザライト装備はクリーパーの爆発でノックバックされにくくなるのが最大の利点でしょう。
補足:防具のダメージ軽減率について
防具のダメージ軽減率は、画面下の防具のマーク1つにつき最大8%です。 つまりダイヤ装備は10個全て防具マークがつくので最大80%減です。 全身鉄装備は防具マーク7.5個なので最大 8 x 7.5 = 60%軽減になります。
すると、クリーパーの爆発のダメージは難易度ノーマルならハート21.5個なので21.5 x ( 1 - 0.6 )=8.6となり、ハート10個よりは少なく全身鉄装備なら即死はしないように思えます。
しかし、実はJava版マインクラフトでは「防具のダメージ軽減率は高いダメージだと下がる」という仕様があります。 この仕様によりクリーパーの爆発のような大きなダメージはあまり軽減されず、即死してしまうのです。
例えば、鉄装備の最大軽減率は60%ですが、最小は12%です。 実際にサバイバルモードでプレイするときの軽減率はかなり低いと思えば良いでしょう。
ちなみにこの仕様はJava版のみらしく、統合版ではダメージによらず常に一定の軽減率となるようです。
(2022/10/1 追記 : 統合版も軽減率が変動するようになったようです)
防具のダメージ軽減の詳しい仕組みについては攻略Wiki英語版を参照してください。
しかし、防具強度なども考えに入れると防具のダメージの仕組みはかなり複雑なので、細かいことを知るより「鉄装備だとクリーパーで即死」といったゲームプレイに関連する事を覚えてあとは実際に試した方が楽だと思います。 それに、結局ネザライト装備が一番防御力が高いのは変わらないので、細かいダメージを知ったところで使うのはネザライト装備になるため、ゲームプレイにはあまり関係しません。
一方、エンチャントによるダメージ軽減の仕組みは簡単で場合によって使い分ける必要もあるため、実際のプレイに役立てるならそちらの仕様のチェックを優先する方が良いでしょう。 ダメージ軽減系エンチャントについてはこちらの記事でまとめています。
洞窟探検の立ち回り
装備が十分だとオーバーワールドの洞窟探検ではなかなか死ななくなります。 しかし、強力な装備を手に入れるまではプレイヤーのスキルでカバーするしかありません。
ここでは、貧弱な装備でも洞窟探検を続けられるような立ち回りを解説します。 もちろん、装備が整ってからもより有利に探検を進めたいならこちらのような立ち回りが役立つでしょう。
上から制圧していくのが基本
マインクラフトに限らず、3Dのアクションゲームではマップの高い場所から制圧していく、いわゆる「上をとる」という戦術を使えば戦闘が楽になることが多いです。 これは良くご存じの人も多いでしょう。 高い場所の方が見晴らしが良く重力の関係で射程も長くなり下に向けて攻撃しやすく、逆に下からの攻撃は当たりにくいからです。
実際に上から制圧していっているところ。
マインクラフトでは前述のようにクリーパーが落ちてくると危険なため、上から制圧していくのがさらに重要になります。
地下渓谷などの高度差の大きい場所ではなるべく上の方から探索を行い、湧きつぶしの松明を置いていくようにしましょう。
また、他の場所でも上に敵が落ちてきそうな穴などがないか常にチェックすると不意打ちされにくくなります。
体力ゲージと満腹ゲージのチェックを忘れずに
ゲームでは大きなダメージを受けたらいつもより画面が大きく揺れたり、ダメージ効果音が大きくなったり、体力が減ると画面の端の方が赤くなったりと、エフェクトで危険を知らせてくれることがよくあります。
しかし、マインクラフトにはそういったエフェクトはありません。 ダメージが大きくても、体力がかなり減っていてもほぼ体力ゲージでしか状況が分かりません。
そのため、特に初心者は体力ゲージのチェックを忘れて、体力が低くなっているのに気付かずに回復しないまま攻撃を受けて死ぬ、ということがよくあります。
また、満腹ゲージが9割以上なら体力が回復するので、ダメージを受けやすい人はなるべく満腹ゲージがほぼ満タン状態を保つようにすると、かなり死ににくくなります。 ただし、満腹状態を維持すると食料が無駄になりやすいので、慣れてきてダメージをあまり受けないなら、満腹ゲージが半分ぐらいになってから食事をとっても問題ないです。
特に初心者は体力ゲージと満腹ゲージをきっちりチェックしておくようにしましょう。 それだけで生存率が上がると思います。
敵は1体いたら同種の敵が他に3体いる
マインクラフトでは、通常Mobは同種のものが数体まとめて湧き、オーバーワールドのモンスターについては最大4体互いに近い場所で湧きます。 (Mobのスポーンの詳細については攻略Wiki英語版を参照してください。)
しかし、湧くためのスペースが少ないと全ては湧かないので、狭い洞窟などでは同種の敵モンスターを何体も見かけることはあまりありません。
Ver.1.18からはかなり広い洞窟が生成されるようになったため、同じ種類の敵が湧きやすくなっていて注意が必要です。 特にクリーパーに連続で爆発されたり、スケルトンに複数の方向から矢で射られるとやっかいです。
1体だけだからと油断して近づいて剣で仕留めようとすると囲まれる事があります。 敵を1体見かけたら同種の敵が3体ぐらい近くの闇の中や柱の後ろにいるものとして警戒しながら行動しましょう。
「走る」をうまく活用する
マインクラフトの敵は足が遅く、プレイヤーが走るのと同等の速さで移動できるのはオーバーワールドの洞窟ではチビゾンビとエンダーマンだけです。 エンダーマンは目をあわせなければ敵対せずチビゾンビは時々立ち止まるため、プレイヤーが走っていると、たまに矢が当たる程度で背中から攻撃されることはほとんどありません。
つまり、敵が多いときや体力が少ないときは敵のいない方へ走ればたいていは危険を回避できます。
また、走っていると攻撃を受けにくいことを利用して、広い洞窟ではまずぐるりと洞窟内を走って松明を置いて視界を確保し、安全な場所まで逃げ戻ってそこから弓矢で敵を攻撃する、といった戦術も使えます。
実際に走って松明を置いてきてから矢で攻撃しているところ。
ただし、隙間などに落ちると危険なので、走るときは前を見て穴などは避けるようにしましょう。
「走る」ボタンはデフォルトでコントロールキーに割り当てられており、キーボードによっては少し押しにくい事があります。 その場合は設定で変更するか、フリーソフトなどでCapsLockとコントロールキーを入れ替えておくと良いでしょう。
弓をうまく使う
遠距離の敵は弓矢で倒すようにすると戦闘がかなり楽になります。 マインクラフトの敵はクリーパーを除いて常に音をたてるため、事前に気付いて攻撃できることが多いです。
ゲーム序盤ではできれば早めに弓矢を手に入れるようにしましょう。 弓も矢も矢師から買えますし、スケルトンスポナートラップがあればいくらでも入手できます。
ところで、動画サイトなどではあまり弓矢を使わない配信者を見かけます。 あれはおそらく近接攻撃に比べると動画的な見せ場が作れないので使わないようにしているのだと思います。
そういうことを気にしない人や特にスリルを求めない普通のプレイヤーはどんどん弓矢を使うと良いでしょう。
ゲーム序盤ならエンダーマンは無視する
早めにエンダードラゴンと戦いたいといった希望がないなら、ゲーム序盤ではエンダーマンは目をあわせずに無視した方が無難です。 エンダーマンは攻撃力が高く、動きも速いので初心者が貧弱な装備で戦うとすぐに死にます。
また、洞窟だとエンダーマンが見えない場所にワープして行方不明になることが多く、ボートを置くスペースも少ないので、エンダーパール集めはもしやるとしても砂漠や歪んだ森の方が楽です。
エンダーパールは聖職者の村人からも買えるので、のんびりプレイする人ならエンダーマンと戦って集める必要もありません。 先に村の整備を進めて、聖職者を何人か育てればそのうち手に入ります。
エンダーマンとうっかり目をあわせた場合は高さ2ブロックの場所に逃げ込むと良いでしょう。 エンダーマンは身長が2ブロック以上あるので入ってこれません。 洞窟内なら壁を掘ればすぐにそういったスペースを用意できます。
ゲームが進んでエンチャント付きダイヤ装備が手に入ると、エンダーマンは特に工夫せずとも普通に倒せると思います。
大きな洞窟なら中に拠点を作るのも良い
ゲーム序盤のまだ装備が貧弱な段階で大きな洞窟を攻略するなら、洞窟の中にベッドとチェストとかまどを備えた小さな拠点を作ると便利です。
そうすれば、死んでもそこからやり直せますし、荷物がいっぱいになったらチェストに一時的にあずけておくこともできます。 かまどで鉱物を焼いておくと時間の節約にもなります。
また、後で荷物などを回収できるように拠点の座標をメモするか座標付きのスクリーンショットを残しておくと良いでしょう。
しかし、ゲームが進行すると洞窟ではめったに死ななくなり、荷物もシュルカーボックスで運べるようになるため、特に拠点を築く必要はなくなります。 ゲーム序盤や洞窟探検になれていない人向けのやり方です。
迷ったら地上に戻る
洞窟の中で迷って同じところばかりぐるぐると回っているような状況になったら、特別な理由がなければ地上に上がった方が良いでしょう。 洞窟は他の場所にもあるのですから、探索済みの場所を何度も回るよりさっさと諦めて違う場所に行った方が鉱物などの採取の効率が良くなります。 同じ場所を回るのは気分的にも楽しくありません。
地上に戻るには掘って道を作るのが楽です。 簡単な戻り方としては、階段を作る方法がよく知られています。
階段掘りの模式図。
私の場合はハシゴで登ることが多いです。
ハシゴで登るときの模式図。
こちらの方が採掘量が大幅に少なく、上から砂や溶岩が落ちてきてもハシゴで止まるので、その時は手をキーボードから放してハシゴを下りれば安全です。 ハシゴは原木があれば作れますし、竹自動収穫機があると低コストで量産できます。
実際にハシゴで登っている様子。
どちらの方法でもあまり危険はありませんが、洞窟に突き当たってクリーパーが落ちてきて爆発するのだけは危ないので、装備が貧弱な段階ならいつでも盾を構えられるようにしておきましょう。
迷わないために
洞窟探検では、いろいろ工夫しても結局迷うことが多いので、重要な場所は座標をメモしたり座標付きのスクリーンショットを残しておくことをおすすめします。 そうすれば、たとえ迷っても地上からその場所の真上に移動し下に掘り進めば簡単にたどり着けるからです。
しかし、洞窟の中に拠点を作って探検する場合などは、あとで拠点にアイテムを取りに戻るのに毎回そうするのも面倒です。 そういう場合、私は丸石などあまり自然生成されないブロックに松明を立てて目印にしています。
松明があるのが来た方向です。
2本使うと斜め方向も表現できます。
上下も問題なく指し示せます。 ちなみに、当たり判定は小さいですが松明の上にカーソルを合わせればブロックが上に置けます。
こういったものを洞窟が交差するところや目立つ場所などに置いています。
しかし、たいていは地上に戻った方が手っ取り早いので、たまにしか使っていません。 どちらかというと、この目印はネザーでよく使っています。 ネザーでは「地上に戻る」などできないですし、地図が今ひとつ使えないので溶岩湖や壁などを避けるには座標だけでは無理があるからです。
とはいえ、どんなやり方でも迷うときは迷うので、結局のところ必要な座標をメモして迷ったら地上に戻るという結論になる人が多いんじゃないかな、と思います。
他に探検中に死んでアイテム回収のために座標の分からない場所に行きたいこともあるかもしれません。 申しわけありませんが、その場合にどうすれば良いかは私には分かりません。 なぜなら、もう何年もオーバーワールドの洞窟探検で死んだことがなく、その状況になっていないからです。 その間何度か新しいワールドを作りましたが、序盤の洞窟探検でも死ななかったです。 たぶん、その技術が身につくより前に、たいていの人は死なずに探検できるようになっていると思います。
2022/10/1追記 : Ver.1.19よりリカバリーコンパスが追加されたので、アイテム回収は以前よりも楽になりました。 しかし、リカバリーコンパスが手に入れられるほどゲームを進めている人は、なかなか洞窟探検では死なない気がします。
使っていないテクニック
ときどきネットで見かける以下のやり方は私はあまり使っていません。
洞窟の壁の片側に松明を置く
洞窟の壁の片側に松明を置いて来た方向が分かりようにするのは、しばらく試してみてすぐにやめました。 洞窟が円を描いていたり上下に分岐するといまいちどちらから来たかわかりにくいからです。 また、高い場所に松明を置くと湧きつぶしの効果が弱くなります。 単純な構造の洞窟ならひょっとすると役立つかもしれませんが、そういう洞窟ではそもそもあまり迷わないと思います。 迷えば穴を掘って地上に戻れますし。
ネザー要塞や廃坑のように、まっすぐな通路が多ければ役に立つかもしれません。 少なくとも私の場合は洞窟では特にいらないかな、という感じです。
水で着地
バケツで水をこぼしておいて高いところから飛び降りる方法は使っていません。 下に敵がいると困るので、できるだけ壁を掘るなどしてゆっくり下りています。 骨粉としだれツタを使うこともあります。 敵がいなさそうで落下耐性の防具があるなら、よほど高くない限りそのまま飛び降ります。
採取した鉱物をブロックでまとめる
探検中に採取した鉱物は作業台を使うと9個で1つのブロックにできてインベントリを大幅に節約できます。 しかし、序盤だと万が一にも死んだときが怖いのでブロックにまとめないといけないほど荷物が増える前に拠点に戻ることが多いです。
鉱物をブロックにまとめてインベントリの節約になるのは、9の倍数個でないかぎり同種の鉱物が3スタック以上ある時です。 例えばゲーム序盤に鉄が2スタックも採取できれば、そろそろ帰ってもいいかなと思っても不思議ではないでしょう。
ゲームが進むと私は普段はシルクタッチのツルハシを使うことが多く、シュルカーボックスもあるのでインベントリを節約する必要がなくなり、あまりブロックにまとめる機会がなくなります。 ブロックにするのは松明用の石炭を運ぶのとチェストの整理の時がほとんどです。
普段幸運のツルハシを使う人なら役立つテクニックだと思います。
このように、全てのテクニックが全ての人に役立つわけではありません。 それはこの記事でご紹介した他の項目にも当てはまると思います。
まとめ
Ver.1.18からは洞窟探検の重要性が増し、またいろいろな形の洞窟が生成されるので探検自体も面白くなりました。
こちらでご紹介したようなテクニックを使ってぜひ洞窟探検を楽しんでください。
もちろん、ここでご紹介したのは私個人のやり方にすぎず、人によっていろいろな方法があると思います。 自分なりにやりやすい方法を考えてみても面白いと思います。
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厳密に言うと、落下したときにクリーパーがダメージを受けると特有のダメージ音を立てます。また、他のスケルトンやゾンビは落下音以外にうめき声や骨の音を立てるので区別できます。 ↩
公開日:2021-12-25