目次
概要
Java版マインクラフトの剣の使い方について解説します。
剣の使い方ぐらい知っている、と思っている人もいるかもしれませんが、おそらくここには知らない情報もあると思います。
というのも、現在(2020年11月)公式Wikiの日本語版の剣のページはあまり更新されておらず、未だに2011年にリリースされたVer.1.8ぐらいの情報が多く残っている状態です。 そのせいか、私がネットで調べた範囲内では、日本語でJava版マインクラフトの剣の使い方をちゃんと詳しく解説しているページは見つけられませんでした。 動画などでも適当なことを言っている人が多いので要注意です。
そこで、こちらでは英語版公式Wikiと私が実際に使ってみた経験をもとに、剣の使い方を解説します。
現時点では日本語の情報としてあまり見かけない事も多く含まれているので、ぜひ参考にしてみてください。
注意:Java版は統合版とは戦闘システム自体が少し異なるので、このページの情報の多くは統合版では使えません。
基本的な攻撃方法
剣や斧は近距離で敵に向かってクリックすれば攻撃できます。 このとき、ゲージがたまっているとそれだけ強い攻撃ができます。 逆にゲージがたまっていない時に攻撃してもほとんどダメージが与えられません。
そのため、Java版マインクラフトではクリック連打による攻撃はあまり効果的ではありません。 連打せずにゲージのたまり具合を見ながら攻撃する方が良いでしょう。
クリティカル攻撃
剣や斧はジャンプして「落ちているとき」に攻撃するとクリティカル攻撃ができます。 上昇しているときはクリティカル攻撃にはなりません。
クリティカル攻撃が成功すると上の画像のように白い「x」型のパーティクルが表示されます。 また効果音も少し変わります。
クリティカル攻撃は攻撃力が1.5倍になるので、敵が1体しかいないときには積極的に狙っていくと良いでしょう。
クリティカル攻撃は家畜を処分するときに練習するのがおすすめです。 家畜の処分でクリティカル攻撃を使えば範囲攻撃が生じないので、関係のない家畜にダメージを与えて逃げられてどれが目標の家畜かわからなくなったりせずにすみます。
ただし、スライムやマグマキューブ、クモとクリーパーと戦うときは注意が必要です。
なぜなら、スライムとマグマキューブ、クモはこちらにあわせてジャンプしてくるので自分が落ちているときに攻撃をあてようとすると先に相手の攻撃が当たってしまいやすいです。 また、クリーパーはジャンプしている間に爆発することがあるので、すぐに攻撃した方が良いことが多いからです。
後で説明しますが、クリティカル攻撃の時には範囲攻撃にならないことにも注意してください。
敵が複数いる状況だと一体だけクリティカル攻撃ができたとしてもその間に他のモンスターに攻撃されてしまいます。 そういう場合は範囲攻撃を優先して敵をまとめてノックバックさせたほうが囲まれにくくなり、戦闘が有利になります。 敵が多い場合はクリティカル攻撃は出さない方が良いことが多いです。
範囲攻撃
剣は立って攻撃すると範囲攻撃になります。
より細かく言うと、ゲージが84.8%以上たまっている状態で、ジャンプ中ではなく、歩くより遅い速度で攻撃した場合は範囲攻撃になります。
つまり、クリティカル攻撃や後述するダッシュ攻撃とは両立しません。
範囲攻撃は成功すると白い半円形の軌跡を描くエフェクトが表示されます。
範囲攻撃はエンチャントがなしではカーソルが当たっていない敵のダメージがハート半分と非常に弱いのですが、かわりにエンチャントとは無関係に2.8ブロック固定で敵をノックバックさせます。 そのため、敵に囲まれそうになったときには敵全体との間に距離がとれて非常に便利な攻撃です。
また、「範囲ダメージ増加」のエンチャントで範囲攻撃の攻撃力はあがります。 もともとの範囲ダメージであるハート半分にくわえて、範囲ダメージ増加Iで剣のダメージの50%、範囲ダメージ増加IIIで剣のダメージの75%が加算されるので、かなり大幅にダメージが増えます。
例えば、ダイヤの剣にダメージ増加Vと範囲ダメージ増加IIIがついていると、範囲ダメージはハート四つ半になります。もとの範囲ダメージの8.5倍、剣の単体へのダメージの8割以上になります。 このように範囲ダメージ増加はかなり効果的なエンチャントです。
ダッシュ攻撃
走りながら近接攻撃するとノックバックする距離がわずかですが増えます。 ゲーム序盤だとクリーパーと戦うときに距離がとりやすくなるので少し便利です。
しかし、この方法ではノックバックの距離が短く、うまく間合いを取らないと失敗するので難易度も高めです。 ノックバックのエンチャントをつけられるようになるとあまり使わなくなるかもしれません。
剣はボートとトロッコを一撃でアイテム化できる
意外と知らない人が多いようですが、剣を使うとボートとトロッコが一撃でアイテム化できます。 しかも耐久値を消費しません。
ボートやトロッコで遠くに行くときには戦いに備えて剣も持っていくことが多いと思うので、知っていればかなり便利です。
他に竹と蜘蛛の巣も剣で早く伐採できます。
エンチャント
剣には次のエンチャントがつけられます。
- 火属性
- ドロップ増加
- 耐久力
- ダメージ増加またはアンデッド特効または虫特効
- ノックバック
- 修繕
- 消滅の呪い
- 範囲ダメージ増加
これらのエンチャントについてはネット上に解説している記事がたくさんあるので細かな部分は省略します。
基本的に呪い以外のエンチャント全て何らかの役に立ちます。
家畜用の剣があると便利
家畜を処分するときには火属性がついていると肉が焼かれてしまいます。 また、ノックバックがあると家畜が逃げて面倒です。 この二つはない方が楽です。 そういったことを考慮した家畜処理用の剣を一本作っておくと便利です。
サバイバルモードで実際に使っている家畜処理用の剣。
ダメージ増加とアンデット特効は両方ともよく使う
ダメージ増加、アンデッド特効、虫特効については同じ剣にどれか1つしかつけられません。
ダメージ増加とアンデット特効は両方ともよく使うので1本ずつはエンチャントした剣を作っておくと良いと思います。
虫特効はクモトラップを作っている場合には便利です。 実際、私も以前はよく使っていました。 しかし、そうでなければ特に必要ないと思います。
耐久力は必須ではない
耐久力のエンチャントは修繕をつけている場合は特に必要ありません。 剣で戦うと経験値が手に入ることが多いため、修繕によってすぐに耐久が回復するからです。 実際、私は今までに修繕をつけた剣の耐久値が半分以上減った記憶はありません。
しかし、つけておくと経験値が消費されにくくなるので、全くメリットがないわけではありません。 耐久力のエンチャントは実際は耐久値が上がるわけではなく、耐久値が下がる確率が減る効果があります。 つまり耐久力のエンチャントがついていると、剣を使ってもランダムで耐久値が減らないことがあります。
耐久値が下がりにくくなれば修理する必要もなくなり、経験値を消費しにくくなります。 経験値が消費されにくくなると、その分プレイヤーのレベルが上がりやすくなります。 ただし、その差はわずかです。
そのため、耐久力のエンチャントは必須ではなく余裕があればつければ良いと思います。
範囲ダメージ増加はかなり役に立つ
範囲ダメージ増加は前述のように複数の敵と戦うときには便利なのでなるべくつけた方が良いでしょう。
また、こちらで解説したように、ビーコンで攻撃力を上げて家畜を処分するときには範囲内の全ての家畜が一撃で死ぬのでとても便利です。
ノックバックもあった方が良い
人によって違うとは思いますが、私はノックバックもつけた方が良いと思います。 ノックバックがあると遠距離攻撃の敵と戦いにくいという説があるようですが、実際には遠距離攻撃する敵には剣より弓で戦った方がずっと楽なのであまりその点を考える必要はないと思います。
以下の動画は実際にスケルトンとノックバックありとなしの剣で戦ったものです。
確かに、ノックバックありだと2撃目を入れるのにかなり距離をつめなければならないので、無い方が倒すのは楽です。
しかし、スケルトンやブレイズなど、マインクラフトの遠距離攻撃をする敵は遠くからでも聞こえる音をたてるので、先に発見して弓で攻撃できることが多いです。 また、相手に先に発見されると弓で撃たれるので、その場合も弓で反撃した方が楽です。 そのため、そもそもこの動画のように目の前のスケルトンに近接攻撃を入れる機会自体が少ないと思います。 そういった事態は洞窟探検中にスケルトンが上から落ちてきたときぐらいでしょう。 また、たとえノックバックがあっても慣れれば動画のように距離をつめて攻撃できるようになります。
ノックバックで離れて遠距離攻撃されるリスクより、クリーパーと距離がとれたり囲まれそうになったときに逃げ道を開けられたりするメリットの方が大きいと思います。
以下は実際にクリーパーと戦った時の参考動画です。
ノックバックのある剣なら、クリーパーが安全に倒せるのがよく分かると思います。
ノックバックなしの場合は、攻撃後すぐに踏み込んでもう一撃与えれば楽に倒せます。 しかし、失敗するとクリーパーの爆発にモロに巻き込まれるので、リスクの高い戦い方です。
私の場合は、ネザライトの剣につけられるだけのエンチャント(ダメージ増加V、範囲ダメージIII、ノックバックII、火属性II、ドロップ増加III、耐久III、修繕の7つ全て)をつけているので、上の動画の最後の戦い方になります。 クリティカルが入ればゾンビもクリーパーも火属性の追加ダメージのおかげで一撃で倒せます。 クリティカルが入らなくてもノックバックで距離が取れるので安全です。 この剣だととても戦闘が楽です。
ただし、1本の剣に7つものエンチャントをつけるのは慣れていないと少し大変です。
火炎による追加ダメージの時間を稼げるため、ノックバックは火属性との相性が良いエンチャントです。 逆にノックバック無しで火属性を使うと、敵に攻撃されると火がプレイヤーにも燃え移るので攻撃されないように自分でしっかり距離をとる必要があります。 よって、火属性のエンチャントは少し上級者向けです。
ちなみに統合版や昔のJava版は連続攻撃が可能なので、ノックバックはない方が楽かもしれません。
今のJava版だと攻撃にはチャージ時間が必要なので距離が開かなくても強力な連続攻撃はどっちにしろできません。 弱い敵なら上の動画のように普通の攻撃の後にすぐに踏み込んで弱い攻撃を入れれば倒せるのですが、例えばピグリンブルートのような強い敵だとそうもいきません。 むしろノックバックで攻撃のチャージ時間を稼げます。
以下が実際にノックバックありとなしの剣でピグリンブルートと戦った参考動画です。
ノックバックなしだとかなり大変なのがよく分かると思います。
ただし、ピグリンブルートは慣れないと近接攻撃で倒すのは難しく、おすすめはしません。 弓で戦った方が楽です。 私もピグリンブルートをいつも遊んでいるサバイバルモードのワールドで剣を使い正面から小細工無しで戦ってノーダメージで倒せたことは1回しかありません。 そもそも、広い場所へ一匹だけ誘導するのが面倒です。
迷ったらノックバックつきとなしの剣を両方とも作れば良いと思います。
剣はさほど製作コストの高い道具ではありませんし、今のバージョンでは村人の取引や自動かまどから経験値が得やすくなっています。 職業ブロックの置き直しで司書の取引項目も選べてエンチャント本も手に入れやすくなっています。 エンチャント付きの剣を作るのはさほど難しくありません。
用途に合わせて剣は何本か作ると良いと思います。
剣と斧なら剣がおすすめ
マインクラフトで近接攻撃で使える武器には剣と斧があります。
斧の方が攻撃力が高いので、武器として斧を使っている人もいるようですが、私はおすすめしません。
普段の武器としては剣の方が早く振れて普通に攻撃すれば範囲攻撃、ジャンプすれば単体にクリティカル攻撃と使い分けられて便利です。 また剣の方が敵を攻撃したときの耐久値の減りが半分になります。
それにマインクラフトではボスを除いてさほど強い敵はいません。 1対1で戦うなら、剣でも斧でもどちらにせよたいていは普通に勝てるのであまり違いはありません。 しかし、弱い敵でも囲まれたり連戦になるとやっかいです。 その時に範囲攻撃とノックバックのある剣の方がずっと役に立ちます。 例えばマグマキューブ相手に斧で戦うと一匹ずつしか倒せずかなり面倒だと思います。 ダメージ増加と範囲攻撃のエンチャント付きの剣なら、小さいマグマキューブを一撃で2~3体は倒せます。
実際に剣と斧で複数の敵と戦う動画を作ってみました。
敵が多いと、振りが遅く範囲攻撃もない斧で戦うのが大変な事がよく分かると思います。
さらに剣ならドロップ増加もつけられるのでドロップアイテムの量も増やせます。
ただし、斧にアンデット特効Vをつけるとゲージ満タンの時に攻撃すればゾンビピグリンが一撃で倒せるようになるため、仲間を呼ばれずにすみます。 斧は範囲ダメージもないので、うっかり他のゾンビピグリンを巻き込むこともありません。
この場合に限って、斧を武器として使うのも良いと思います。
(2020/12/27追記) Ver.1.16から追加されたネザライトの剣ならアンデット特効Vをつけるとゾンビピグリンが通常攻撃一撃で倒せるようになりました。 アンデット特効の剣を普段使っているのなら、範囲ダメージに気をつけて使えばアンデット特効の斧はいらないかもしれません。
また、アンデット特効Vのネザライトの剣はウィザースケルトンなども通常攻撃一撃で倒せるようになりました。
今までは剣にアンデット特効をつけてもクリティカル攻撃でなければ二撃以上必要でしたが、Ver.1.16からは一撃になったので、アンデット特効の利用価値はかなり上がった気がします。
まとめ
Java版マインクラフトの剣の使い方についてご紹介しましたが、なんとなく知っているけれどもよく分かっていなかった事などがあったのではないでしょうか。
特に範囲攻撃とクリティカル攻撃はよく使うので、こちらの情報をもとに使いこなせるようになると戦闘が楽になります。
ここでは紹介していない細かな数値データなどについては英語版公式Wikiを参照することをおすすめします。
マインクラフトの剣のエンチャントなどについてはいろいろな意見があるようですが、細かいことはあまり気にせず自分にあったものを選んだ方がよいと思います。
実際にどんな戦い方が良いかは人によって異なります。
弓をよく使う人もいれば剣を使う人もいます。 ネザーによく行く人もいれば洞窟探検をよくする人もいるでしょう。 そもそも戦闘自体あまりしない人もいます。
それぞれの場合によって戦略は違い、使いやすいエンチャントなども違います。
実際に試してみて自分に合った物を見つけた方が役に立ちますし、ゲームとしても楽しいと思います。
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公開日:2020-11-08