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【奇を衒わないマインクラフト】#163 アルマジロを運ぶ

アルマジロを拠点(初期スポーン地点)に運びます。2匹のアルマジロを連れて、8,700ブロックをたった3分30秒で移動しました。


概要

今回は、8,700ブロックをたった3分30秒で移動し、アルマジロを拠点に運ぶ方法を紹介します。 また、Java版で友好的Mobが湧きにくい理由と今回のアップデートの影響も解説。

YouTubeで公開している動画シリーズ「奇を衒わないマインクラフト」、パート163の解説・補足用記事です。

動画


解説

今回は、ほかのMobの輸送にも応用できる、アルマジロの輸送について紹介します。 2匹のアルマジロを連れて、8,700ブロックをたった3分30秒で移動しました。 動画の詳細は次の通りです。

オオカミを手懐けてアルマジロの元へ

拠点の近くにオオカミのいそうな森があったので、まずは探してみました。 今回のアップデートで、オオカミの色が9種類に増えています。 以前は白だけでしたが、バイオームによって見た目が変わるようになりました。

運よくすぐにオオカミを発見し、手懐けてアルマジロのいる場所まで連れていきました。

直線距離約8700ブロック

今回の本題は、アルマジロの拠点への輸送です。 地図で確認すると、アルマジロの生息地から拠点(初期スポーン地点)までは約8700ブロックもありました。 この距離をアルマジロを2匹引き連れて移動します。 そのままでは非常に時間のかかる作業です。

「約8700ブロック」といってもピンとこないかもしれません。 そこで、移動したときにかかる時間にしてみましょう(速度は攻略Wiki参考)。

この大移動を、たったの3分半で行います。 つまりMob2匹を連れているのに、エリトラよりも速いわけです。

エンドポータルを利用したMob高速輸送

Mobを移動させるのに、エンドポータルを使います。 Mobをエンドの帰還ポータルに入れると、初期スポーン地点に出現するという仕様があります。 それを使えば、どれだけ離れていても一瞬でMobを輸送できるわけです。

つまり、以下のようにすれば、Mobが簡単に運べます。

Java版では初期スポーン地点から24,000ブロックぐらいまでの距離に、128個ものエンドポータルが生成されます。 そのため、どこからでもそう遠くない場所にポータルが見つかるでしょう。

ちなみに、24,000ブロックの円の中を最大サイズの地図で埋めるには、地図が430枚ぐらい必要です。 通常のプレイで430枚も地図は埋めませんから、エンドポータルがないぐらい遠くでプレイすることはあまりありません。

動画での手順

動画では、まずエンダーアイを使って要塞の場所を特定しています。 エンダーアイが真下に飛ぶ場所で2マス掘りで降りて、深層岩の中に要塞を発見、ポータル部屋も無事見つかりました。

ポータルを整備したら、ネザーゲートを近くに設置します。 ネザー経由でリードでアルマジロをネザーゲートまで誘導。 リードがつながっていると、アルマジロは驚いても丸まりません。 簡単に連れていけるでしょう。

アルマジロをエンドポータルに通し、エンドの帰還ポータルへ誘導します。 Mobを帰還ポータルに入れれば、初期スポーン地点に出現し、8,700ブロック離れた場所からの輸送が終わります

ちなみに、プレイヤーは帰還ポータルを通ると、リスポーン設定した場所に出現します。 あらかじめベッドでリスポーン設定し、そのベッドを壊してから帰還ポータルに入れば、初期スポーン地点にワープ可能です。

アルマジロにリードをつなげ、初期スポーン地点に到着するまでの時間は3分半でした。 もちろん、要塞を探索したり、ネザーゲートを設置したり、といった時間は別にかかります。

しかし、ほかの方法でもネザー経由であれば同様の手間がかかります。 移送時間が長いと、途中でMobが死んだり行方不明になったりするリスクも上がるでしょう。 そういったリスクがあまりないこの方法は、十分に実用性があると思います。

Java版の友好的Mobの湧き条件とアップデートの影響

動画でも触れたように、今回のアップデートでは、Java版でも友好的Mobが今までよりも湧きやすくなると予想されます。 しかし、説明している人を見かけないので、ここで詳しく紹介しておきましょう。

Java版では友好的Mobが湧きにくい、ということはよく知られています。 しかし、なぜ湧きにくいかをちゃんと分かっている人は少ないようです。

私が知る限りでは、Java版では友好的Mobが湧きにくいのは以下の理由からです。

  1. 湧きサイクルが長い
  2. 湧き上限数が少ない
  3. 初期スポーン地点付近が常に読み込まれているせいで、そこの友好的Mobがカウントされてしまい、湧き上限に達しやすい

1番目は、単に湧くまでの平均時間が長い、つまり、たまにしか湧かないということです。 2番目は、Mobは湧く上限数が決まっていて、それ以上の数のMobがいると新しく湧きません。 友好的Mobはその数が少ない、という意味です。

1番目と2番目については攻略Wikiのスポーンのページ、「スポーンサイクル(周期的なスポーン)」の項に書いてあります。

3番目については、攻略Wikiのスポーンチャンクのページに、

スポーンチャンク内の友好Mobは常にMobの体数上限に計上される。このため範囲内に友好Mobが多いとワールドの他の場所でのスポーンが阻害される。

—- (Minecraft Wiki:スポーンチャンク)

と明記されています。

3番目だけ別ページのせいか、分かっていない人が多いようです。 1と2番目だけなら、周りの友好的Mobを処理して待てば、時間はかかるものの新たに湧くはずです。 実際にそうやってMobを湧かせようとしている動画をいくつか見たことがあります。 しかし湧いたのは見たことがありません。 3番目の条件をクリアしていないからと思います。

今回のアップデートで、初期スポーン地点の常時読み込み範囲が狭まり、Java版でも友好的Mobが少し湧きやすくなりました。 ただし、上の3つの条件のうち、3番目が緩んだだけです。 1番目と2番目はそのままですし、3番目もなくなったわけではありません。 よって、湧きにくいことには変わりなく、やはりマップを広げた方が確実に新Mobを見つられると予想しています。 実際にどうなるかは、これからプレイしていれば分かってくるでしょう。

初期スポーン地点の友好的Mobを全て処分して湧きつぶし、目当ての場所の友好的Mobも処分すれば、理論上は新たに湧くはずです。 でも、そんな手間がかかる上にサイコパスみたいなプレイをしたい人は、あまりいないでしょう。 しかも、それだけやっても目当てのMobが湧くかどうかは運任せです。 アルマジロを狙ったのにニワトリが湧くかもしれません。

まとめ

エンドポータルを使ったMobの輸送は、特にワールドを大きく広げたときに便利なテクニックです。拠点から遠く離れた場所で見つけたMobを、短時間で安全に連れ帰れます。

もちろん、プレイヤー自身の移動にも使えるため、この方法を知っていれば、プレイの幅が広がるでしょう。 要塞は128カ所も生成されるので、よく行く場所近くのポータルをチェックしておくのがおすすめです。

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公開日:2025-04-15