目次
概要
マインクラフトの防具につけられるダメージ軽減系エンチャントは競合する物があったり、軽減率に上限があったりと少し複雑です。
また、あまり知られていない付加的な効果が存在するエンチャントもあります。
それらについて英語版Wikiや私が実際にプレイした経験などを元に、こちらでまとめてみました。
注意:Java版と統合版では軽減系エンチャントの仕様は一部違います。ここではJava版について解説しています。
ダメージ軽減系エンチャントの基本
ここでダメージ軽減系エンチャントと呼んでいるのは、ダメージ軽減、火炎耐性、爆発耐性、飛び道具耐性、落下耐性のエンチャントのことです。
このそれぞれについて説明する前に、それらのエンチャント全てについて成り立つ基本的な情報を説明します。
どれだけ重ねても最大80パーセントまでしか軽減されない
ダメージ軽減系エンチャントをつけた防具は複数装備するとそのダメージ軽減効果が足し合わされます。
しかし、最大80パーセントまでです。 効果を足し合わせて80パーセントを超えた場合は80パーセントに切り詰められます。
どれも最大レベルはIV
ダメージ軽減系エンチャントの最大レベルはどれもIVです。
ダメージ軽減、火炎耐性、爆発耐性、飛び道具耐性は同時に同じ防具につけられない
ダメージ軽減、火炎耐性、爆発耐性、飛び道具耐性は互いに競合します。 つまり同じ防具にこれらから複数のエンチャントをえらんでつけられません。
落下耐性は他のダメージ軽減系エンチャントと一緒につけられる
落下耐性のエンチャントは他のダメージ軽減系エンチャントと競合しません。 例えば落下耐性とダメージ軽減のエンチャントは同じブーツにつけられます。
では、ここからはそれぞれのエンチャントについて見て行きます。
ダメージ軽減
ダメージ軽減のエンチャントはコマンド、空腹、奈落による以外の全てのダメージをレベルごとに4パーセント軽減します。
非常に汎用性の高いエンチャントで基本的に軽減系エンチャントを防具につける場合はダメージ軽減を中心としてつけていくことになります。
しかし、ダメージ軽減のエンチャントの軽減率はレベルごとに4パーセントですが、火炎耐性、爆発耐性、飛び道具耐性の軽減率はレベルごとに8パーセントです。
それゆえ、ダメージ軽減だけではなく他のエンチャントもうまく状況に合わせて使うことが重要になってきます。
(2022/09/21追記:統合版はVer.1.18.30よりJava版と同じような軽減率になりました。それ以前はJava版とは異なります)
また、エンチャントによってはダメージを軽減する以外の効果がある場合もあるので、ダメージ軽減率だけが重要なわけでもありません。
ダメージ軽減3つとそれ以外の耐性1つが基本
軽減系エンチャントの軽減効果はどれだけ重ねても最大で80パーセントに制限されます。
例えば火炎耐性IVは32パーセントの火炎ダメージを軽減してくれますが、だからといって防具4つとも火炎耐性IVにしても 32 x 4 = 128パーセントの軽減にはならず、80パーセントの軽減になります。
そこで、ダメージ軽減IV3つとそれ以外の耐性エンチャントのレベルIVを装備すると
- ダメージ軽減IVを3つ: 4 x 4 x 3 = 48
- それ以外の耐性IV: 8 x 4 = 32
となり、あわせて48 + 32 = 80パーセントでちょうど軽減率が上限になります。
例えば火炎ダメージを軽減したいときは火炎耐性IVの防具1つと他の防具3つをダメージ軽減IVにすると火炎ダメージを80パーセント軽減しながら、それ以外のダメージも48パーセント軽減できます。
よって、もっともゲームを有利にするのはダメージ軽減3つとそれ以外の耐性1つの組み合わせた場合になります。
もちろん、特定の耐性をつける必要がないときは4つの防具全てダメージ軽減で良いでしょう。
火炎耐性
火炎耐性のエンチャントはレベルごとに8パーセントの火炎ダメージを軽減します。 レベルIVなら32パーセントの火炎ダメージを軽減してくれます。
Java版ではこれにくわえて体に火がついている時間をレベルごとに15パーセント、つまりレベル4なら60パーセントも短くしてくれます。 ただし、複数の火炎耐性のエンチャントの防具を着けている場合は、最も高いレベルの効果のみが適用されます。 (統合版はこれとは違うルールが適用されます。)
個人的にはこちらの効果がけっこう大きいと思います。
よく火炎耐性の防具を装備して溶岩にわざと落ちるという検証動画を見かけます。 しかし、実際のプレイで意味があるかどうかは個人的にはかなり疑問です。 少なくとも私は溶岩に落ちるような状況では耐火ポーションを使います。 火炎耐性のエンチャントに頼ることはありません。
それより耐火ポーションを使うほどではない状況で、うっかり溶岩に触れたりブレイズの攻撃を受けたりしたときに、火のついている時間を短くしてくれる方がありがたいです。 ネザーだと水が使えないので火を消すこともできず、火のついている時間を短くしてくれる火炎耐性があるかどうかでトータルのダメージがかなり変わってきます。
特に難易度ハードだと火炎ダメージが大きくなり、火のついている時間も長くなるので火炎耐性のエンチャントはかなり役立ちます。
ちなみにオーバーワールドでの溶岩対策は火炎耐性の防具を装備するより水バケツを持ち歩く方が手っ取り早いと思います。
爆発耐性
爆発耐性のエンチャントはレベルごとに8パーセントの爆発ダメージを軽減します。 レベルIVなら32パーセントの爆発ダメージを軽減してくれます。
Java版ではこれにくわえて爆発によるノックバックをレベルごとに15パーセント軽減してくれます。 つまりレベル4なら60パーセントも軽減してくれます。
残念ながらVer.1.16.3ではバグがあり、この効果は実質なくなってしまっています。
1.19.4で修正されたようです。
この効果があるとクリーパーが爆発したせいで崖から落とされる、といった事故が起こりにくくなり便利です。
爆発耐性はウィザーとの戦闘でもよく使われます。 ウィザーは爆発攻撃をしてくるためです。
飛び道具耐性
飛び道具耐性は間接攻撃によるダメージをレベルごとに8パーセント軽減します。 レベルIVなら32パーセントの間接攻撃によるダメージを軽減してくれます。
ここで言う間接攻撃は、矢、トライデント、シュルカーの攻撃、ラマのツバ、ブレイズの火の玉です。他にガストとウィザーの攻撃が直接当たったときのダメージも軽減してくれます。
間接攻撃でもスプラッシュポーションやエンダードラゴンのブレス、花火のダメージはなぜか軽減してくれません。
火炎耐性や爆発耐性と異なり、ダメージを軽減する以外の付加的な効果はありません。
それもあってか、他の耐性のエンチャントに比べるとあまり使えないエンチャントという評価がなされることが多いようです。
私の場合は飛び道具耐性のエンチャントはエンドシティ攻略でよく使っています。
エンドシティには基本的にシュルカーしか敵はいません。 エンダーマンがたまにいますが、目をあわせなければ敵対しません。 シュルカーは遠距離攻撃しかしてこないので、ダメージ軽減IVと飛び道具耐性IVの防具を着けていれば攻撃されてもそのダメージの80パーセントが常に軽減されます。
よく天井で浮遊の効果切れを待っていたらシュルカーの集中攻撃を浴びてしまったりすることがありますが、飛び道具耐性の防具をつけているとその場合でもほとんどライフが減らなくなりなかなか便利です。
落下耐性
落下耐性はブーツ専用のエンチャントです。 レベルごとに落下ダメージを12パーセント軽減してくれます。 つまりレベルIVでは落下ダメージの48パーセントを軽減してくれます。 他の耐性よりも軽減率は高めです。
またこのエンチャントは他のダメージ軽減系エンチャントと競合しません。 たとえば落下耐性とダメージ軽減のエンチャントを同じブーツにつけられます。
しかし、この場合も最大で80パーセントまでしかダメージは軽減されないというルールは適用されます。 よって落下耐性IVのブーツとダメージ軽減IVの防具を2つ装備すれば落下ダメージの軽減率が上限の80パーセントになります。 ちなみに、試したことはないのですが、実は3つダメージ軽減IVの防具を着けていると落下耐性がレベルIIIでも軽減率80パーセントになるのでレベルIVと変わらないはずです。
先に説明したように、エンチャント付き防具はダメージ軽減の防具3つと他の耐性の防具1つ、または全てダメージ軽減の防具するのが基本です。 それに従っていれば落下耐性IIIかIVのブーツをつけていると、落下ダメージは最大である80パーセントまで軽減されていると思って良いでしょう。
よって落下ダメージ軽減のために他の防具のエンチャントの構成を変更する必要はありません。 落下ダメージはたいていの場合に負う可能性があるので、状況に応じてなどは考えずにとりあえずいつでもつけておけば良いと思います。
逆に落下耐性が必要ないのは海底神殿攻略など、水中にいるときぐらいでしょう。
ちなみにエンダーパールによるワープのときのダメージは落下ダメージ扱いなので、落下耐性のエンチャントで軽減できます。
サバイバルモードで実際に使っているネザー用とオーバーワールド用のブーツ。 落下耐性はいつでもつけておいて良い。
まとめ
Java版のダメージ軽減系のエンチャントについてまとめました。
どういうときにどのエンチャントが良いかはプレイスタイルや難易度によっても異なります。
例えば火炎耐性はネザーで便利とされていますが、耐火のポーションを常に使っている人には意味がないでしょう。 このように場合によってエンチャントが有効かどうかは変わります。
まずはいろいろなエンチャントの防具を作ってみて自分でいろいろと試してみることをお勧めします。
基本的なルールはこちらでご紹介したので、そこからさらに自分に合った応用を考えてみてください。
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公開日:2020-11-15