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【Java版マイクラ】糸無限!アイテム取得用ウィザーローズ式洞窟グモトラップ

ウィザーローズを使ったアイテム取得用の洞窟グモトラップを紹介します。


概要

以前は洞窟グモトラップは壁上り対策が難しいことや、洞窟グモの経験値が低めなこと、得られるアイテムにさほど利用価値がなかったことなどから、「洞窟グモスポナーは見つけても壊せば良い」などといわれていました。 しかし、現在では洞窟グモがドロップする糸は足場の材料や交易用など、いろいろと使い道のあるアイテムになっています。その糸を得るための洞窟グモトラップをご紹介します。

ただし、ウィザーローズを40本近く使って壁上りを防ぐので、ウィザーと戦う程度にはゲームを進めている人向けです。 (ウィザーローズの集め方はこちらをどうぞ。) またJava版マインクラフトでのみ動作確認しています。

ウィザーローズ式洞窟グモトラップの概要

ここでご紹介するウィザーローズ式洞窟グモトラップの仕組みはとても簡単です。

スポナーの湧き範囲の下にマグマブロックを敷きつめ、壁上り対策としてその端にウィザーローズを植え、下に回収用ホッパー付きトロッコを走らせます。 ホッパー付きトロッコの中身は荷下ろし装置で回収します。

洞窟グモトラップの概要

実際のトラップの見た目は以下のようになります。

洞窟グモトラップ

ここでは説明のために壁をガラスにして暗視ポーションで撮影しています。 実際に作る時は、スポナーを暗くするために壁は普通の不透過ブロックにしてください。

必要なアイテムは以下の通りです。

名称 個数
ウィザーローズ 40
40
マグマブロック 81
レール 120程度
パワードレール 20程度
レッドストーンブロック 20程度
建築用ブロック(石レンガなど) 数スタック程度
レッドストーンコンパレーター 1
レッドストーントーチ 1
レッドストーンリピーター 1

また、作業中はハチミツを食料にしておくと、解毒できて空腹も癒やせるのでおすすめです。

作り方

まず、スポナーの周りのブロックを採掘して十分なスペースを作ります。

スポナーの上3ブロック、下と横は5ブロックのスペースが最低限必要です。

トラップまわりのスペース

実際には横はもう少し多めに掘って置いた方が、トラップを迂回する移動などがしやすいでしょう。 また、荷下ろし装置のスペースも必要です。

スペースを作ったら、スポナーの5ブロック下に回収用ホッパー付きトロッコを走らせるため、スポナーの真下を中心として11x11ブロックの広さにレールを敷きます。

レール

次にその上に9x9ブロックの範囲内をマグマブロックを敷きつめ端を土で囲います。 土の上にはウィザーローズを植えます。

マグマブロックとウィザーローズ

次に全体を壁で囲います。 ウィザーローズの部分は壁上りを防ぐために外側に1ブロック膨らませて壁を作ります。 こうしておくと洞窟グモは壁を登れません。

壁1

ウィザーローズの上に壁を伸ばして、スポナーの上2ブロックあけて3ブロック目に天井を作ります。 また、スポナーの上にクモが湧かないように何かのブロックでふさいでおいてください。

壁2

ここではわかりやすいようにガラスで壁を作っていますが、サバイバルモードで実際に作る時は、スポナーの周りを暗くするために不透過ブロックで壁を作ってください。

サバイバルモードのトラップ

サバイバルモードで実際に使っている洞窟グモトラップ。 これではどうなっているか分からないので、説明用にクリエイティブモードでガラスで作っている。

最後に荷下ろし装置を作って線路をつなげれば完成です。

荷下ろし装置

荷下ろし装置についてはこちらで詳しく解説しています。

もしスポナー1つだけなら線路の下にホッパーを2,3個つければ回収が間に合うのですが、スポナーが複数だと難しくなるので荷下ろし装置を作ることをおすすめします。

10分間の結果

10分間この装置を放置した結果は次の通りです。

サバイバルモードのトラップ

スポナー1個で糸85本とれました。

スポナーが2,3個ある場所ではこの2,3倍の量、170〜255本の糸がとれることになります。 3個スポナーがある場所で1時間放置すれば1530本、24スタック近くの糸が手に入るはずです。 糸1本で足場6つ作れるので、全て足場にすると、144スタック近く、ラージチェスト2つ半ほどになります。 普通にプレイしていれば、使い切れないぐらいの量になると思います。

逆にスポナー1つだけだと一時間かかってラージチェスト一つ分の足場にもならないので、ちょっと物足りないと思います。 洞窟グモトラップはスポナーが2個以上同時に稼働できる場所で作るのをおすすめします。

ちなみにスポナーはユークリッド距離(座標の差から三平方の定理で求めるいわゆる普通の直線距離)で17ブロック以内にプレイヤーがいれば稼働します。

このトラップのメリットとデメリット

このトラップのメリットとしては、以下の物が挙げられます。

仕組みが簡単なのは見ての通りです。 落ちた洞窟グモをマグマブロックとウィザーローズで処理してホッパー付きトロッコで回収しているだけです。

最高効率に近いのは、スポナーは次の湧きのタイミング(10〜40秒後)になったとき、近く(スポナーを中心とした9x9x9の範囲内)に湧いたモンスターが6体残っていると新しいモンスターが湧かずに効率が落ちるのですが、このトラップでは湧いた洞窟グモが数秒で処理されるので、湧きを阻害する要因がほぼ存在しないためです。

また、よく水流をつかうタイプの洞窟グモトラップをネットでは見かけますが、実際にそれをサバイバルモードで複数のスポナーがある場所で作ろうとすると問題が生じることがあります。 なぜなら、複数スポナーの湧き範囲がかぶっていると、それぞれのトラップの水流が互いに干渉してしまうので思った通りにクモが誘導できないことがあるためです。 実際、私は今までにサバイバルモードでスポナーが複数ある場所4カ所で洞窟グモトラップを作りましたが、そのうち2カ所は湧き範囲がかぶっていました。 スポナーが複数ある場所では、半分ぐらいの確率で湧き範囲がかぶるのではないかと思います。 その場合、水流式のトラップは水流を試行錯誤して調整すればうまく作れるかもしれませんが、なかなか面倒です。 特に四隅に水源を置いて中心に洞窟グモを集めるタイプは難しいと思います。

その点、このトラップは水流を使っていないので、そういった心配はありません。 マグマブロックと土でできた床の形をスポナーの配置に合わせて変えれば良いだけで、特に難しいところはありません。

サバイバルモードでスポナーが近い場合のトラップ

サバイバルモードで実際に使っている、スポナーが近い場合の洞窟グモトラップ。 特に難しいことは考えずにスポナーの位置にあわせて床の形を変えれば作れる。

デメリットとしてはウィザーローズの取得難易度が高めなことと、レールがそれなりに必要な事です。 そのため、ある程度ゲームを進行させた人向けのトラップです。

ウィザーローズについては、ウィザー討伐可能なぐらいゲームを進めている人にとっては、このトラップで必要な分集める程度はさほど難しくはないでしょう。 ウィザーローズの集め方はこちらをどうぞ。

レールが必要な事は、現在のJava版では鉄はあまりがちになることの方が多いので、さほど問題ではないでしょう。 以前のバージョンでは鉄は不足しがちだったので、いかに少ない数のホッパーやレールで装置を作れるかが重要でした。 現在のバージョンではアイアンゴーレムトラップが簡単に作れ、作らなくても幸運のツルハシで鉄の量を増やせて鉄鉱脈もあるため洞窟探検で十分な鉄が得られるので、以前とは状況がかなり違います。

以下ではトラップについての詳細な説明をしています。 作り方だけ知りたい人は読み飛ばしてもらってかまいません。

糸の利用方法

洞窟グモがドロップする糸は、以前のバージョンではさほど利用価値のないアイテムでした。 しかし、Ver.1.14以降では足場の登場と村人の職業の変更で、かなり状況が変わっています。

足場をクラフトするは糸と竹が必要です。 竹は自動収穫が容易で大量生産もすぐにできます。 トラップで糸も大量生産できるようになると、足場が実質無限に使えるようになります。

足場は建築などでよく使いますが、冒険でも使うとかなり便利です。 例えば洞窟探検をしていて、地下の渓谷に出くわすことがよくあります。 渓谷の上の方に横穴などがありそこに入ってみたいとき、足場があれば簡単に上に登れます。 さらに、足場が大量にあるなら別に回収せずとも置きっぱなしの使い捨てにできるので、取りに戻る面倒もありません。

大量の足場

大量の足場。竹自動化と洞窟グモトラップがあると、足場を使い捨てにしてもったいないとは思わなくなる。

また、エンドシティ攻略の時、壁についたブロックをたどって上に登るのがなかなか大変ですが、足場があれば簡単に上がれます。 エンドシティ攻略は足場を使うと今までの苦労が何だったのかというぐらい楽です。

このように、足場が無限に作れると冒険の時のプレイスタイル自体が便利な方に変わっていくので、竹の自動収穫と洞窟グモトラップはゲームがある程度進んだらかなりおすすめの装置です。

また、糸は釣り人と矢師との交易でも使え、糸14本でエメラルド一個とまずまずの交換比率です。 矢師は竹から作れる棒も取引できます。 そのため、足場を十分に作った後でも竹の自動収穫装置と洞窟グモトラップで得たアイテムは共に矢師との交易で使えるので、無駄になることはありません。

このように以前とは異なり、現在のバージョンでは洞窟グモトラップは作っておいて損のない装置です。

洞窟グモスポナーは使い道がないのでとりあえず壊す、というのは、もはやかなり過去のマインクラフトの常識と言って良いでしょう。 少なくとも、拠点の近くにある複数固まった洞窟グモスポナーを壊すのはかなりもったいないです。

ちなみにクモスポナーではなく洞窟グモスポナーを使うのは、洞窟グモスポナーの方が見つけやすく、また同じ場所に2,3個集中していることが珍しくないため、同時にトラップを複数稼働させて効率を上げやすいからです。

クモスポナーでも同じトラップが作れると思いますが、洞窟グモスポナーが二つ以上かたまっている場所を探した方が簡単に効率が上げられるので、よほど立地が良くない限りクモスポナーではなく洞窟グモスポナーでトラップを作ることをおすすめします。

2021年2月 追記

2020年6月リリースのVer.1.16からは糸がピグリンとの取引でも得られるようになりました。 また、焚き火よりダメージの大きい「魂の焚き火」が追加されたことで、クモも処理できる焚き火と水流を使うタイプのトラップタワーの効率が上がりました。 そのため、このトラップの利用価値も下がりました。 しかし、ピグリンとの取引用の金を用意するのが面倒な人や、水流式+焚き火式のトラップタワーは作っていない人には、利用価値があると思います。

経験値トラップではなくアイテム用トラップにする理由

ここでご紹介するトラップは放置してアイテムを取得するための物で、経験値を得るための物ではありません。

なぜ、経験値トラップとして作らないかには理由があります。

まず、経験値トラップとしては効率がさほど良くないということがあります。

洞窟グモは一匹当たりの経験値がさほど高くなく、壁を登れるため事前に落下させるなどしてダメージを適度に負わせるのが難しく、そのうえ攻撃範囲が結構広いのでよく反撃され、毒ダメージが大きいので回復が面倒です。 つまり作るのも使うのも効率がよくありません。

また、Ver.1.14から村人の職業と取引内容が充実したため、経験値は村人との交易で以前より簡単に得られるようになりました。 さらに自動かまどにレバーをつけるテクニックも一般的になり、海外で開発された簡易型エンダーマントラップなどもあることから、洞窟グモトラップに限らずスポナーを使ったタイプの経験値トラップの利用価値は全体にかなり下がってきています。

それに洞窟グモトラップで得られる糸はゲーム序盤ではさほど役立ちません。 糸は足場や交易用ですが、足場を作るには竹が必要で、交易するためには矢師や釣り人を育てている必要があります。 これらが利用できるのはある程度ゲームが進行してからになるためです。

糸がたくさん欲しいと思うぐらいゲームが進行していると、おそらくすでに効率よく経験値を得る方法が他にあると思います。 その状況でわざわざ洞窟グモトラップを経験値用にする必要はあまりないでしょう。

このような理由から、経験値用ではなく、アイテム用の洞窟グモトラップをご紹介しています。

ウィザーローズを使う理由

ウィザーローズを使っているのは、洞窟グモが壁を登っても確実にダメージが発生するからです。

例えばマグマブロックで処理しようとしても、マグマブロックがダメージを負わせられるのはその上にMobが乗ったときだけなので、どうしても洞窟グモが壁を上り、天井に張り付いてしまってダメージを負わせられない状況が発生します。

マグマブロックの当たり判定

一方、ウィザーローズならたとえ洞窟グモが壁を登っても、花自体に当たり判定があるのでダメージが入ります。

ウィザーローズの当たり判定

これにより壁を登って天井に張り付いても洞窟グモにダメージを入れることができます。

ちなみに、他にもサボテンや水やはしごなどを壁上り対策に使ったことがあるのですが、どれもどこかに欠点があり今ひとつでした。

ウィザーローズが比較的簡単に取得できるようになってからは、もう他の形式の洞窟グモトラップを作る気にはなれないです。

関連項目

トラップ」に関する記事

全21件のうち、この記事を除く10件を表示しています。トラップに関する記事の一覧を見る。

洞窟グモ」に関する記事

全5件のうち、この記事を除く4件を表示しています。洞窟グモに関する記事の一覧を見る。

公開日:2020-06-09