目次
概要
マインクラフトのトラップで、私がサバイバルモードで作って使ったことのあるものについて解説します。
トラップについて
日本語ではマインクラフトのモンスターを湧かせて何らかの形で処理する装置のことをトラップと呼んでいます。 「トラップ=罠」ですが、罠は通常かかる者が知らずに被害を受ける装置や状態を指します。 一方、マインクラフトの「トラップ」は処理されるモンスターがそのことを知っているかどうかは重要ではありません。 対人用の罠とも区別しづらいのであまり良い呼び方ではないと思います。 しかし、その名前がすでに一般に使われているのでここでもトラップと呼ぶことにします。
ちなみに英語では通常はモンスターを湧かせて処理する装置を「Mob farm」と呼びます。 これはMob養殖場といった意味です。 たいていの場合、マインクラフトのトラップはモンスターを処理するより湧かせる過程の方が重要なので、英語の方がより正確に実体をとらえていると思います。 トラップの処理槽は英語で「Mob grinder」と呼びます。 マインクラフトは英語の方がWeb上の情報が多いので、検索する場合はこういった言葉で調べるとより良い結果が得られるかもしれません。
ではここからは私がサバイバルモードで作ったことのあるトラップについて紹介していきます。
スケルトントラップ
スケルトントラップはスケルトンスポナーを利用したトラップです。現在では水流エレベーターを利用して落下ダメージを負わせるタイプが主流です。
スケルトンは弓と矢をドロップし、何かとよく使う骨粉の材料となる骨をドロップするので、ゲーム序盤にとても役にたつトラップです。 特にエンドラ討伐前に拠点の近くなどにスケルトンスポナーがみつかればラッキーです。 なぜなら、取得した弓と矢、それに経験値をエンドラ討伐に利用できるからです。
天空トラップタワーを作るとそちらでも同じアイテムが取得できるようになるので、利用頻度は下がります。 しかし、骨粉が大量に必要な場合などはスケルトントラップを使うこともあります。
エンドラ討伐前であればおすすめのトラップです。 エンドラ討伐後だとロケット花火用の火薬が必要になるので、火薬に加えてスケルトントラップと同じアイテムもとれる天空トラップタワーを優先した方が良いと思います。
また、現在のバージョンでは、経験値は村人との交易、弓と矢は矢師からも買えるので、スポナーが見つからなくても無理に探す必要はありません。 その場合は村人を育てるのを優先すれば良いでしょう。
天空トラップタワー
天空トラップタワーは他にモンスターの湧く場所のない上空高くに湧き層を作り、そこに湧くモンスターを何らかの方法で集めて処理するトラップです。 (湧き層を下に作るタイプもあります。)
湧き層からモンスターを集めるのにはレッドストーン回路を使って定期的に水流を流すタイプが効率が良いです。
水流式の天空トラップタワーの湧き層。
水流式の天空トラップタワーのモンスターを集めているところ。
モンスターがランダムに移動することを利用し回路なしで簡単に作れる簡易型もあります。 火薬をそれほど使わない場合は簡易型でも十分な効率が得られると思います。 私は以前は水流式をよく使っていましたが、今は簡易型が主です。
簡易式のトラップタワーで湧いたモンスターたち。
クリーパーがドロップする火薬が得られるため、エリトラで飛行するときに加速できるロケット花火を量産できるようになります。
マインクラフトは非常に広大なマップを持っているので、遊び尽くそうと思うとエリトラとロケット花火は絶対に必要なアイテムです。 それゆえ、その原料となる花火の原料を生産できる天空トラップタワーも非常に重要です。
他に得られる骨や腐った肉といったアイテムにも使い道があります。 経験値トラップにもでき、かなり汎用性があります。
エリトラが手に入ったらぜひ作っておいた方が良いトラップです。
エンダーマントラップ
エンダーマントラップはエンダーマンがエンダーマイトと敵対して攻撃するために近寄ってくる事を利用するトラップです。
経験値効率が非常に良く、ある程度ゲームを進めた人ならぜひ作っておいた方が良いトラップです。
昔からある落下式のものと、最近海外の動画などで見かける湧き層を処理槽と同じ高さに作る簡易型などがあります。 エンドに穴を掘ってそこにエンダーマイトを設置するお手軽なタイプもありますが、効率はかなり落ちます。
エンダーマンの湧きを集中させるため、エンドの陸地から128ブロック以上離れた何もない場所に作るのが普通です。 落ちれば奈落で全ロスの危険があるため、エリトラの使用と高所作業に慣れていることが望ましく、少し上級者向けのトラップです。 落下式の場合、作業量も多めです。
いろいろなタイプがありますが、個人的なおすすめとしては、余裕があれば手間がかかっても落下式の本格的なタイプを作った方が良いと思います。
現在は自動かまどや村人との交易から経験値が取りやすくなったので、普段の道具の修繕などでわざわざエンドのエンダーマントラップに行くことはあまりありません。 一通りの道具や防具にエンチャントをした後にエンダーマントラップを使うのは、全ロスしたりして大量の道具や防具にエンチャントをつけたいときなどが主になります。 つまり大量の経験値が必要な時に使うことが多いので、効率が悪いと使い勝手が良くないためです。
地面に穴を掘るタイプだと経験値の効率が悪く、湧き層を横に配置するタイプは経験値効率は良いのですが何度もエンダーマンを攻撃しないといけないので、エンチャントしている時間にたまったエンダーマンを一撃で倒せる落下式に比べると作業効率は少し劣ります。
ゾンビトラップ
ゾンビトラップはゾンビスポナーを利用したトラップです。
スケルトントラップと同じく落下ダメージを負わせるタイプが主流です。 しかし、チキンジョッキー対策が必要なのでスケルトントラップよりも仕組みが複雑になります。
主に得られるアイテムである腐った肉は聖職者との取引で使います。 スケルトントラップに比べると利用価値は低めです。
スケルトンスポナーが見つからなかったときに代用として経験値を目的として作るか、作る事自体を楽しみとして作るトラップかなと思います。
ちなみに、現在のバージョンのJava版ではスポナーから村人ゾンビはスポーンしないので、村人ゾンビ治療施設としては使えません。
洞窟グモトラップ
洞窟グモトラップは廃坑などにある洞窟グモスポナーを利用して経験値やアイテムを取得するトラップです。 現在のバージョンでは糸を足場や村人との交易で使うため、以前よりも利用価値が上がりました。
同様にしてクモトラップも作れるようですが、クモスポナーよりも洞窟グモスポナーの方が複数同時に稼働できるような位置関係で見つかる方が多いので、効率が上げやすいです。
以前のバージョン、1.13ぐらいでは洞窟グモが頻繁に壁に登るのでその対策が重要でしたが、現在はAIが修整されたようで、さほど壁を登ることがなくなりました。
海外の動画などで古くから紹介されているように、無理に一カ所にクモを集めようとせず、処理槽を広めに取りプレイヤーが剣で倒すことを前提とするなら、割と簡単にそこそこの効率のトラップが作れます。 下手に狭い場所にクモを集めようとすると、壁にクモがつかまって詰まりやすいです。
例えば、こういったタイプが比較的楽に作れると思います。
私もこれとほぼ同じものを独自に開発して、以前はよく使っていました。
Ver.1.13より前でよく使っていた水流式の洞窟グモトラップ。 今でも稼働します。
そこで得られた糸で羊毛を作っていました。 今は羊の自動毛刈り機が作れるようになったので、その用途では使っていません。
今はこちらでご紹介したウィザーローズを使うタイプに切り替えています。
こちらの方がプレイヤーが何もせずとも壁上りを完璧に防ぎ、複数スポナーの湧き範囲がかぶっていても作りやすいからです。
自然湧きを利用するタイプのクモトラップもありますが、私は作ったことがありません。
スライムトラップ
マインクラフトのスライムは沼地に湧く他に、「スライムチャンク」と呼ばれる場所にも湧きます。これを処理してスライムボールを取得するトラップです。
以前は水流でスライムを処理槽に導くタイプが一般的で、水路を作るために大きく掘削しなければならず、簡単ながら作業量の多いトラップでした。
現在ではアイアンゴーレムをおとりに使うタイプが開発されていて、より少ない作業で作れるようになりました。 今から作るならそちらのタイプをおすすめします。
スライムボールは粘着ピストンやリードの材料となります。また、スライムボール9個でクラフトできるスライムブロックは建築の仮置き用ブロックとして使い勝手が良いです。
Java版マインクラフトでよくつくられるトラップの中では一番簡単に製作できると思うので、とりあえず作っておいて良いトラップだと思います。
ただし、掘削量が多めなので、効率強化のついたダイヤのツルハシが手に入るぐらいゲームを進めてから作るのがおすすめです。
ウィザー攻略の予定がすぐにあるなら、ビーコン取得後に採掘速度上昇を使えるようになってからでも良いかもしれません。
ガーディアントラップ
海中神殿に湧くガーディアンを処理してシーランタンなどの原料となるプリズマリン系のアイテムを得るトラップです。
以前はJava版マインクラフトのガーディアントラップというと、水抜き作業が必須でした。 この水抜き作業にとても時間がかかり、ウィザースケルトン頭狩りにともなうネザー湧きつぶしと並ぶマイクラ最大の苦行とされていました。
Java版でも水抜き作業のいらないタイプのトラップが開発されており 、かなり気軽に作れるようになっています。 手際が良ければ1~2時間程度で完成するので、他のトラップよりも簡単なくらいです。 水抜きするタイプを作ったことがありますが、確か10時間以上はかかったと思います。それに比べれば格段に楽です。
水抜きした方がはるかに効率は良いのですが、良すぎて取得したアイテムを持て余すことが多いです。 一人プレイで普通に建築している程度なら水抜き無しのタイプで得られるアイテムの量で十分だと思います。
ドラウンドトラップ
ドラウンドを倒してレアアイテムであるトライデントとオウムガイの殻を得るためのトラップです。
村人やカメの卵を囮にして、待機所を上空につくりネザーゲートに導くタイプと、川バイオームの上空に巨大な湧き層を作る天空式が一般的です。
私は川の上に湧き層を作る天空式の方をサバイバルモードで作ったことがあります。
ネザーゲートを使うタイプはクリエイティブモードで実験してみて、効率があまり良くないように思えたので採用しませんでした。 海外の動画などを見るとコメント欄にうまくいったというコメントが並んでいるので、多分うまく作れば機能するようです。
天空式の場合、いかに大きな湧き層が作れるかが一番重要です。 あとは下向きの水流のある巨大な水槽を作って、何らかの方法で落ちてきたドラウンドを集めるだけで、さほど頭を使う要素はありません。 集める方法はカメの卵を使うのが一般的なようです。 私は水流で集めました。
規模は底面積が15x56=840ブロックで、トライデントを得る効率は30分に1本ぐらいです。 底面積が大きい方が効率が良くなります。
休日の朝に作り始めて、昼過ぎには完成し、他のことをしながら放置して時々様子をみてたまったドラウンドを倒し、その日のうちに10本ちかくトライデントが集まった記憶があります。
初心者向きのトラップでは決してありません。 しかし、トラップを作り慣れていて水流の扱いも問題なくできるなら、時間がかかるだけで作るのは難しくありません。 海でドラウンド狩りするよりもずっと楽にトライデントが得られると思います。
ちなみにネットで検索して上位に出てくる天空式ドラウンドトラップは、ちょっといろいろ問題があるのではないかな、というものが含まれているので注意してください。
また、現在のJava版ではゾンビスポナーで湧いたゾンビをドラウンドに変えてもトライデントはドロップしないので、その方法でトラップを作る意味はありません。
トラップはいつ作るか
個人的にトラップを作るタイミングは以下のようになると理想的だと思います。
- エンドラ討伐前にスケルトントラップ
- エンドラ討伐後に天空トラップタワー
- エリトラの使い方に慣れてきたらエンダーマントラップ
スケルトントラップで弓と矢と経験値を手に入れれば、エンドラ攻略に利用できます。 そのため、スケルトントラップがエンドラ攻略前に作れると便利です。 しかし、なくても経験値は村人との交易、弓と矢は矢師からも買えるため、無理してスポナーを探す必要はありません。 スポナー式トラップのかわりに村人との交易を充実させるという戦略でも問題ないでしょう。
エンドラを攻略すると、エンドシティでエリトラとシュルカーボックスが手に入ります。 エリトラとシュルカーボックスがあると、高所作業と大量のアイテムの輸送が楽になります。 また、エリトラで使うロケット花火用の火薬が必要になります。 そこで天空トラップタワーを作ります。
ロケット花火が十分にあり、エリトラの使い方に慣れてくると、エンドの奈落に落ちそうになっても飛び上がって回避できます。 エンダーマントラップが比較的安全に作れるようになります。
他のトラップについては、これといって特別なタイミングはありません。 しかし、天空式ドラウンドトラップのように大量の資材が必要な物はシュルカーボックス取得後の方が作るのが楽です。
私がよく使うトラップ
私が一番よく使い、ゲームの進行させる上でぜひ作った方が良いと思うトラップは、天空トラップタワーです。 天空トラップタワーがないと火薬が効率よく得られないため、エリトラ+ロケット花火で移動しづらくなり、広大なマップを持つマインクラフトを十分に楽しめないと思うからです。 簡単に作れるタイプもあるので、エリトラを取得したらぜひ製作に挑戦してみてください。
次によく使うトラップはエンダーマントラップです。 エンダーマントラップは経験値効率がとても良いので、エンチャントがしやすくなり、いろいろな作業がはかどるようになります。 ただし、現在のバージョンでは村人との交易や自動かまどからも経験値がかなり得やすくなっているので、優先度は以前よりも低くなっています。 作成難易度もちょっと高めなので、まだマインクラフトを始めたばかりなら、エリトラの操作やエンドの冒険、それに高所作業などに慣れてから作成することをおすすめします。
ゲーム序盤ではスケルトントラップを一番よく使っていました。 しかし、今はほとんど使っていません。
スライムトラップは拠点の近くに作って常時稼働させています。
それ以外は、アイテムが必要になったらたまに使う程度です。
まとめ
私がサバイバルモードで作ったことのあるトラップについてまとめてみました。
これ以外にも作ったことのあるトラップはありますが、クリエイティブモードで作ったものや一般的ではないものが多いのでここでは省きました。
あらゆる形式のトラップを作ったわけではありませんし、あくまで個人的な意見として参考になれば幸いです。
トラップは製作難易度が高めのものが多く、その割に絶対必要というものは少ないと思います。 製作自体を楽しむならサバイバルモードではなくクリエイティブモードで作っても良いと思うので、無理せず楽しめる範囲で作るのがおすすめです。
関連項目
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公開日:2020-09-11