目次
概要
ハチミツやハニカムを取得する簡単な自動養蜂場の作り方をご紹介します。
ミツバチの基本情報
ミツバチはJava版マインクラフトVer.1.15で追加されたMobです。 入手するには草原などに巣が自然に生成されるのを探すか、シラカバとオークの苗木の2ブロック以内に花を植えておくと5%の確率で木が育ったときに巣が生成されるので、それを使うかになります。
苗木を使う方法は特にバイオームなどの制限はなく、例えばネザーで試してみてもちゃんと巣が生成されました。
ミツバチの巣はシルクタッチでないとアイテム化できないので注意してください。 養蜂箱の場合はシルクタッチがついていなくてもアイテム化できます。
また、ハチが中にいる状態でシルクタッチの道具を使って採掘すれば、ハチが中に入ったままアイテムとして取得できます。 ただし、ハチが外にいる状態で巣を壊すと外のハチが怒って攻撃してきます。
攻撃されるとプレイヤーは毒状態になり、しばらくすると攻撃したハチは死にます。
ミツバチは花を使って繁殖させることもできます。
ミツバチは巣や養蜂箱から出て花の周りを飛び回り、花粉を落します。 花粉が農作物に落ちるとその成長が促進されます。
ハチが帰ってきてしばらくするとその巣からはハチミツ入りの瓶やハニカムが採取できます。
ハチミツ入りの瓶は食料にすると解毒作用があり、砂糖やハチミツブロックがクラフトできます。 ハチミツブロックは水流エレベーターと組み合わせたり、スライムブロックと同じようにピストンと連動させたりできます。
ハニカムは養蜂箱やハニカムブロックの材料、銅のさび止めになります。
ハチミツブロックとハニカムブロック。
ハチミツの採取にはガラス瓶を、ハニカムの採取にはハサミを持った手で巣を右クリックすればできます。
この時、巣を焚き火の煙にあてておかないとミツバチが怒って攻撃してきます。 またはディスペンサーの中にガラス瓶やハサミを入れて巣に向かって動作させてもハチを怒らせないで採取できます。
ハチミツやハニカムがとれるのは巣がミツで満たされた時だけです。
ミツがたまった頃に採取するのは少し手間がかかるので、この作業を自動化する装置がいろいろと開発されています。
動画サイトやネット上では以下のような装置をよく見かけます。 私は両方とも作ったことがあるので、その時の経験もくわえて解説していきます。
日照センサーを使うタイプ
日照センサーを使うタイプは効率は悪いのですが、とても簡単に作れてスペースも少なくてすみます。 ハチミツやハニカムが少し欲しいという人にはおすすめの装置です。
作り方は以下の画像の様に部品を積み重ねるだけです。
日照センサーは夜になったら動作するようにしてください。 ホッパーの設置の仕方が分からない場合はこちらをどうぞ。
日照センサーを朝になったら動作するようにしていると、微妙なタイミングの差なのか、ベッドで夜をスキップすると装置が動作しなくなってしまいます。
ハニカムを収穫するときには中にハサミを、ハチミツを取るためには中にガラス瓶を入れてください。
ハチミツを取るときは、空きのスロットがないようにガラス瓶を均等に入れてください。
もし空きがあると、そこにハチミツ入りの瓶が入ってしまいます。 すると次回稼働したときにそのハチミツ入りの瓶が飛びだしてしまい、ハチミツが回収できないことがあります。
瓶を持ったままでマウスの左ボタンを押しながらスロットの上をドラッグしていけば、均等にガラス瓶が入ります。
ちなみに回路を工夫すればこの問題を解決する装置も作れますが、単に均等に瓶を入れればよいだけなのに、装置を大型化させるメリットはあまりないと思います。
コンパレーターを使うタイプ
巣や養蜂箱はミツがたまるとコンパレーターで信号を検知できます。 最大までたまると強さ5の信号を発するので、それを使ってディスペンサーを動かせます。
この方法だと1日2回ぐらい動くことが多いようなので、日照センサーを使う方法よりは効率がかなり良くなります。 ハチミツブロックエレベータを作ったり、ろうそくやハニカムブロックを建築の装飾にしたり、銅のさび止めをする予定のある人はこちらの装置がおすすめです。
レッドストーンダストの配線の仕方は、単純に考えると5ブロック伸ばして折り返せば良い、ということになります。
しかし、これでは資源もスペースを多く消費してしまいます。 そこで透過ブロックを使えば折り返しながら上向きにレッドストーン信号を伝えられることを利用して、以下のように配線するのがおすすめです。
巣や養蜂箱には方向があり、前からしかハチが出てこられないので、コンパレーターを接続している反対側が前面になるようにしてください。
レッドストーンダストの配線は以下の通りです。 透過ブロックが折り返しながら斜め上にレッドストーン信号を伝えられることを利用して、ちょうど5ブロックでディスペンサーの上のブロックに到達しています。 ディスペンサーは直接レッドストーン信号を伝えるか、すぐとなりの不透過ブロックに伝えれば動きます。
こちらの方が簡単に作れて、横に並べても装置同士が干渉しないので使いやすいです。
このように横に並べて設置できます。
一番上の透過ブロックの部分は上付きのハーフブロックにするのがおすすめです。 そうすれば、装置の後ろを立ったまま歩けるようになり、ガラス瓶やハサミを入れやすくなります。
一番上の透過ブロックをハーフブロックにしておくと、このように並べた装置の後ろに簡単に入れます。
実際にサバイバルモードでやってみると分かりますが、装置の表側からハサミや瓶を入れようとすると、ハチに押されたりハチが邪魔になって右クリックできなかったりと作業がやりにくい場合があります。 裏から入れた方が楽です。
ディスペンサーの上のブロックは不透過ブロックなら何でも良いのですが、特にレッドストーンランプがおすすめです。 レッドストーンランプを使っておくと、瓶やハサミがなくなって装置が止まったときにランプがつきっぱなしになるのですぐに分かります。
このようにランプがつきっぱなしだと、装置が稼働していません。 こうなったら、一度レッドストーンダストをどれか外して、ディスペンサーの中にハサミやガラス瓶を入れてからまたレッドストーンダストを設置し直すと良いでしょう。
こちらの装置もディスペンサーの中にガラス瓶を入れるときは空きがないようにスロット全体に均等に入れてください。
注意事項
以下はこの装置を使う上での注意事項です。
ミツバチは巣1つに対して最大3匹
ミツバチは巣や養蜂箱に対して3匹しか入れません。 それ以上増やしても巣に入れないミツバチが辺りを飛び続けるだけになり、効率はほぼ上がりません。 ミツバチはそこそこ負荷のかかるMobなので、巣箱の数の3倍以上に増やしても無駄な負荷が増すだけになります。
ミツバチは巣の数の三倍まで増やすのがおすすめです。
たまにアイテムが飛び出すことがある
ディスペンサーが発射するアイテムは方向にある程度のランダム性があるので、まれにホッパーでうまく回収できずに飛び出してしまうことがあります。
これはホッパーの代わりにホッパー付きトロッコで回収することにすれば解決します。
しかし、この方法を使う場合はホッパー付きトロッコがミツバチによって押されて落ちないようにブロックで囲む必要があります。
するとどうしても装置が大型化してしまいます。
他にもっと良い方法があるかも知れませんが、少なくともJava版ではアイテムが飛び出すのはまれにしか起こらないようなので、対策せずに気にしないのが一番楽だと思います。
ディスペンサーにホッパーをつなげる必要はない
ディスペンサーにホッパーをつなげてガラス瓶を供給したくなるかもしれませんが、私はおすすめしません。
ハチミツを回収する場合、ホッパーでガラス瓶を入れるとディスペンサーのスロットにガラス瓶が均等に入らなくなってしまうので、それを解決するためにディスペンサーの中を完全にガラス瓶で埋める必要が出てきます。
すると最低でも9スタックものガラス瓶が必要になります。
装置が1つか2つなら用意できると思いますが、10個ぐらい並べて使うような場合は非常に大量のガラス瓶が必要になり、砂無限などのバグ利用技を使わない限り、サバイバルモードで用意するのは大きな負担になります。 ゲーム序盤なら装置一つ分の9スタックでも負担になると思います。
また、ハチミツを回収する速度は遅いので(せいぜい10分に2~3個)、頻繁にガラス瓶を入れる必要はありません。
(ミツバチは巣箱に入ると約2分間出てきません。 昼間しか活動しないので、昼の10分間で最大5回入ります。 一度入ると巣箱のミツが1段階たまり、5段階で収穫可能になります。 ハチは3匹巣箱に入れるので、10分で最大3回収穫可能です。 実際にはミツを集める時間が必要でさらに雨の日は活動しないので、回収できるのはたぶん平均2回ぐらいです。 ミツバチの詳しい仕様については英語版攻略Wikiを参照してください。)
ディスペンサーの中にガラス瓶がある程度詰まっていれば数時間ごとぐらいで良いと思うので、手で入れてもさほど手間ではないと思います。
(もし9スロットにそれぞれ64本つまっているガラス瓶が10分ごとに2本消費された場合、全てなくなるのは64x9÷2x10=2880分=48時間後です。 実際にはたまたまどれかのスロットがあいてしまうと装置が止まるのでその半分以下、十数時間程度で瓶を入れればよいでしょう。 入れている瓶の数がその半分だとしたら、その半分の時間、数時間ごとに様子を見れば十分でしょう。)
たまに、動画でハチミツを回収するたびに空になったガラス瓶をディスペンサーに入れて面倒だと言っている人を見かけます。 しかし、別にハチミツを回収したときに毎回入れる必要はありません。 近くにチェストでも設置して、ハチミツをブロック化して空いたガラス瓶はそこにためておき、ある程度たまったらディスペンサーに入れにいけば良いと思います。 ディスペンサーの中のガラス瓶はなかなかなくならないのですから、頻繁に入れても面倒なだけで意味はないでしょう。 完全に無駄な作業です。
もしディスペンサーにホッパーをつなげて大量のガラス瓶を供給して放置するなら、回収部分の修正が必要になるかも知れません。 なぜなら、ガラス瓶は64個スタックできますが、ハチミツ入りの瓶は16個しかスタックできないので、かさが4倍になります。 回収部分のチェストを増やさないとやがてあふれてしまいます。
ちなみにハサミはもっと長持ちするので、ガラス瓶以上にホッパーを使う意味はないです。 ハサミの耐久度は238で1回使うとそれを1消費します。 10分で2回使った場合、1つのハサミで20時間近くもちます。 ディスペンサーにはそれが9個も入るわけですから、ホッパーを使っている人はいったい何百時間マイクラをプレイして何千個のハニカムを使うつもりなんでしょう?
ネザーやエンドだと効率が上がる
ミツバチはネザーやエンドでは夜に寝なくなるので長時間放置するならオーバーワールド以外で養蜂場を作った方が効率が上がります。
ただし2020年10月現在、ミツバチがオーバーワールド以外ではなぜか巣に入ると出てこないという不具合が報告されています。
このバグが起こらないときもあるようで発生条件がいまひとつはっきりしません。 心配な人はアップデートを待った方が良いかもしれません。
ちなみに私がクリエイティブモードでやってみるとバグが起きました。
まとめ
私の場合はハチミツはハチミツブロックエレベーターや砂糖の原料にしています。 砂糖は俊敏のポーションの材料として使っています。 サトウキビも砂糖にできますが、そちらは紙にすることが多いので砂糖はハチミツから作ることにしています。
Ver.1.17からはハニカムがろうそくの製作や銅のさび止めに必要となり、かなり大量に使うようになりました。
また、ミツバチの落とす花粉が作物の成長を促進させることを利用して、キツネ式スイートベリー収穫装置と組み合わせています。 2割ぐらい収穫量が上がり、なかなか便利です。
このようにミツバチはうまく使うとそれなりに役立ちます。 また、見た目も良いです。
ここでは自動養蜂場としてよく使われる、日照センサーを使うタイプとコンパレーターを使うタイプをご紹介しました。
どちらも簡単に作れるのでぜひお好みの方を作ってみてください。
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公開日:2020-10-23