概要
今回は、竹とサトウキビの自動収穫機を作ります。 見た目よりも実用性重視で、効率が良く作りやすい装置を紹介。竹やサトウキビがどうして必要かなど、基本的な知識も解説します。
YouTubeで公開している動画シリーズ「奇を衒わないマインクラフト」、パート13の解説・補足用記事です。
動画
解説
今回は、このワールドでは初めての自動収穫機になる、オブザーバー式の竹とサトウキビの自動収穫機を作ります。 詳細は以下の通りです。
竹とサトウキビ
今回は竹とサトウキビのオブザーバー式自動収穫機を作ります。
まず、なぜこの二つが必要かを説明しておきましょう。
サトウキビ
サトウキビは紙の原料になり、紙は本やロケット花火の材料となります。 この二つは大量に必要というわけでもないのですが、後々までずっと使い続けるアイテムなので、サトウキビもある程度は生産し続ける必要があります。
また、村人との交易でも使えるので、余っても困る事はありません。
ただし、エメラルドの交換効率は非常に悪いです。
たまにエメラルド用にサトウキビを推奨している人がいますが、実際にはサトウキビでエメラルド大量取得は、村人ゾンビ治療でも使わないと、まず無理だと思います。
(Ver.1.20.2より村人ゾンビ治療を繰り返しても、取引は有利にならなくなりました。)
かなり昔の話なのではっきりと覚えていませんが、3~4年前のバージョンだと今よりも交換比率が良かったので、よくエメラルド用にサトウキビを育てていました。 その頃の話と勘違いしているのだと思います。 または、自分がすごいことをしていると見せかけたいために、適当なことをいっているだけです。
今は、村人ゾンビ治療でも使わないと、エメラルド用としては話にならないでしょう。
そのため、少量生産しておけば十分です。
サトウキビの収穫は特に難しくはありません。 しかし、成長が遅いので、収穫するのをよく忘れてしまうため、自動化すると楽です。
竹
竹は足場ブロックの材料となり、また二本で棒がクラフトできます。 足場ブロックは序盤ではそこまで必要ではないかもしれませんが、棒は松明などの材料として、かなり多く使います。 (その後のアップデートで、竹ブロックも作れるようになりました。)
棒は原木から作っていると、頻繁に木の伐採をしないといけないため大変です。 竹は簡単に自動収穫機が作れるので、竹から棒を作った方が時間の節約になります。 また、その後のアップデートで竹ブロックが追加されたので、竹があれば、さらに原木を節約できるようになりました。
また、竹は燃料になり、棒にすれば村人に売れるので、大量にあって困ることもありません。 ただし、これらの用途での効率はあまり良くありません。 エメラルド取得効率はサトウキビよりは良いですが、自動収穫機の中では大したことはありません。
よって、自動化して少量を生産し続けておくと良いでしょう。
こういった自動収穫機のエメラルド効率については、こちらの記事「【Java版マイクラ】自動収穫機のエメラルド取得効率の比較」でまとめています。
オブザーバー式自動収穫機
これらの装置の仕組みは次の通りです。
オブザーバーはブロックの変化を検知できるので、3ブロック目に作物が伸びたのを検知したら、2ブロック目のピストンを動かして、竹やサトウキビを刈り取ります。 それをホッパー付きトロッコで回収して、荷下ろし装置でチェストに移しています。
ピストンの連動の注意点
動画でも説明していますが、サトウキビの場合、全てのピストンが一度に動くようにすると効率が落ちます。 個別に動くようにするのがおすすめです。 作る手間がほぼ同じなのに、2割ぐらい効率が変わってしまいます。
サトウキビを同時に収穫すると効率が下がるのは、サトウキビは16回ランダムティックをうけると成長するという性質のためでしょう。 まとめて刈り取ると、ティックを数えているカウンターがクリアされてしまい、無駄な時間が生じるためだと思います。 他の作物は、こういった成長ルールではないことが多いので、サトウキビだけの特性かな、と思います。 少なくとも、竹は個別に刈り取っても、一括で刈り取っても、ほとんど効率は変わらなかったです。
回収方法
回収システムには、ホッパー付きトロッコを使っています。
水流で回収するタイプも見かけますが、特に大きなメリットがあるわけではないです。
水流式は、トロッコを使わないのでそのぶん鉄などが少し節約できるのと、初心者でも分かりやすいというのが利点です。 しかしこのシリーズを見れば分かるように、序盤でも鉄はそこまで不足はしないので、節約するほどでもないです。
レールを敷いたり、荷下ろし装置を作るのも、別に難しいと言うほどではありません。
そして、水流式は真下に落ちたサトウキビは回収できないため、効率が下がります。 水流の場所が必要ですから、装置が大きくなります。 よって、水流式はデメリットの方が大きいと思います。
では、なぜ水流式をよく見かけるのかというと、おそらくNintendo Switchのブームによって、マイクラのプレイヤーの年齢層が下がったためだと思います。 子供には、装置を作るのは難しいでしょうからね。 それに、細かな効率の違いなども理解するのは無理でしょう。
Java版の場合は、少なくともゲーミングパソコンを購入し、管理できるぐらいの年齢の人がプレイしているはずです。 装置の仕組みを少し簡単にしても、メリットと感じる人は少ないんじゃないかな、と思います。
ちなみに、トロッコで回収する場合の利点は、場所の節約になる、回収率が上がる、複数の装置でトロッコを共有化して荷物がまとめられる、などがあります。 以前検証した結果によると、効率は理論上のほぼ最高値です。 すなわち、サトウキビの成長ルールから算出される最高効率とほぼ同じです。 つまり、バグや特殊な仕様などがない限り、これ以上の効率の装置は存在しません。
デメリットは音がするぐらいでしょうか。 水流式でも水の音がしますけどね。 たまに、トロッコが止まるのがイヤだ、という人を見かけます。 しかし、少なくとも私の場合、この5年ぐらいの間でサトウキビ自動収穫機のトロッコが止まったことは一度もないです。
よって、私はトロッコで回収しています。
動画サイトでよく見かける装置について
また、動画サイトでは、片側をガラスにしているのをよく見かけると思います。 あれは、見た目を良くするための物で、実用性は特にないです。 むしろ、中がよく見えるようにするためには、ガラス側に建物が建てられないので、見た目以上に場所を取り非効率です。
一面をガラスにしたサトウキビ自動収穫機の配置
私の場合、見た目を改善するなら装置全体を建物で囲うので、別にガラスにする意味はないです。 スペースとガラスの無駄になるため、動画のような効率重視のレイアウトにしています。
この動画での装置について
この動画シリーズの趣旨は、「実際のプレイで参考になること」です。
よって、装置を作るときも「動画映えする装置」ではなく、「その時のゲームの状況で作りやすくて実用性のある装置」を優先します。 見た目を気にするのは、もう少し資源が好きに使えるようになってからですね。
初めは見た目まで手が回らなかったのが、やがて見栄えも気にするようになる、という方が、ワールドが発展している感じもでるでしょう。 「資源がなくても動画の見栄えのために労力でカバーしてがんばる」というのは、おそらく実際にプレイしている人とは、あまり関係のない価値観ではないでしょうか。
動画の再生数は稼げそうですけどね。
その時々の、資源や労力などのバランスをふまえて、戦略を練るのがサバイバルモードの楽しみの一つだと思います。
もちろん、サンドボックス型のゲームなので、序盤から見た目を気にするようなプレイをしてもかまわないでしょう。 ただし、動画にするといったモチベーションでもないと、「面倒くさい」と感じる人も多いと思います。
そのため、この動画シリーズでは、序盤から必要以上に見栄え重視のプレイはしないです。
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2022-10-15
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公開日:2022-10-16