目次
概要
装置などを作るときによく使うホッパーの基本的な使い方を簡単にまとめました。
基本機能と注意点、クラフト方法からアイテム回収・移動の仕組み、便利な接続方法などを解説します。実用例や初心者が気をつけるべきポイントも紹介。
ただし、レッドストーン関係の機能は少し上級者向けなので省いています。
クラフト方法
ホッパーは以下のように鉄インゴット5個とチェストからクラフトできます。
鉄を多く使うので、ゲーム序盤だとコスト高めのアイテムです。
機能
ホッパーの主な機能は以下の通りです。 (ただし、コンパレーターを使うようなレッドストーン関係の機能は煩雑になるのでここではご紹介しません。)
アイテムを回収する
上にアイテムが乗るとホッパーはそのアイテムを回収します。 回収可能な距離はホッパーの上1ブロックです。 もし1ブロックよりも上のアイテムを回収するならホッパー付きトロッコを使います。
1ブロックよりも小さければ良いので、半分の高さしかない下付きハーフブロック、少しへこんでいる耕地や土の道などの上のアイテムは回収可能です。 また、ソウルサンドは見た目は1ブロックなのですが処理上は少し小さいサイズになっているので、上に乗ったアイテムをホッパーで回収できます。
他によくホッパーの上にのせて使う物として焚き火があります。 焚き火は上に乗ったMobに火炎ダメージを与えるためトラップの処理槽に敷きつめることが多く、そのドロップアイテムを回収するのにホッパーを取り付けるからです。
アイテムを移動させる
チェストや樽のようなストレージアイテムにホッパーを取り付けると、そこからアイテムを吸い出したり逆に送り込んだりします。 また、ホッパー同士をつなげることも可能です。
このとき、ホッパーの下の部分が向いている方向へアイテムが移送されます。
ホッパーが接続可能なアイテムでよく使うのは、チェスト、樽、ホッパー、かまど(溶鉱炉や燻製器なども)、醸造台、コンポスター、ドロッパーやディスペンサーなどです。 基本的に中にアイテムを入れるものにはホッパーでアイテムの出し入れができることが多いと思えば良いでしょう。
また、ホッパーのつなげ方で入る物が違うアイテムもあります。 例えばかまどは精錬される物は上から、燃料は横からホッパーで供給でき、精錬してできた物は下からホッパーで取り出せます。
つなげ方
チェストにアイテムにホッパーをつなげようとして右クリックするとチェストが開いてしまいます。 こういうときは、シフトを押しながら右クリックすればチェストに向かってホッパーが設置できます。
それ以外のホッパーや樽やかまどなどに向かっても同じようにシフトを押せば設置できます。
足場ブロックの上ではシフトを押すとプレイヤーが下に下がってしまいます。 足場ブロックの上ではシフトとスペースキーを同時に押しながら右クリックすればプレイヤーが下に下がらずにホッパーが設置できます。
シフトキーを押す方法はホッパー以外のブロックをストレージアイテムに設置するときにも使えます。 また、シフトとスペースキーの同時押しは、足場以外にも泳いでいるときやクリエイティブモードで飛行中の時などにも使えるので、両方とも覚えておくと便利です。
設置した後につながっているかどうか不安になったときは、そのホッパーの上にQキーでアイテムを投げて思った場所まで移送されているか見てみれば簡単に接続が確認できます。
分岐に注意
ホッパーに次の画像のような分岐がある場合にはアイテムがどちらに行くかに注意が必要です。
ホッパーには
- 上のストレージからアイテムを取り出す。
- 向いている方向のストレージへアイテムを送る。
という機能があります。
すると、画像の1のホッパーは右側にアイテムを送ろうとしていますが、2のホッパーはその1のホッパーからアイテムを取り出そうとしていることになります。 一見するとどちらにアイテムが行くか分からないわけですが、もちろん仕様として挙動が決まっています。
この場合は
- 1のホッパーにアイテムが1つしか入っていない場合は、下向き(2のホッパー)が優先
- 1のホッパーにアイテムが複数個入っている場合は、アイテムが右向き、下向きに均等に分けられる(奇数個なら最後の一個は下が優先。)
という仕様になっています。
アイテムを移送するホッパーの中には通常アイテムが1つしか入っていない事が多いため、ほとんどの場合は下のホッパーが優先と思えば良いでしょう。
ただし、
- トラップやアイテムエレベーターなどのアイテム回収用ホッパー
- 複数のホッパーからアイテムが送られているホッパー
- 手でホッパーの中にアイテムを入れる場合
などは、複数のアイテムがホッパーの中に入るので注意してください。 その場合はアイテムが均等に分かれます。
この仕様を知っているとうまくアイテムを分岐して移送できるようになります。
例えばサボテン自動収穫機を作ったときに、サボテンは染料や装飾などに使うとはいえ大量に必要になることはあまりありません。 すると、「ラージチェスト1箱分ぐらいストックしておいてあとは骨粉にしたい」と思う人も多いでしょう。
その場合は自動収穫機に以下のようにホッパーをつなげます。
こうすると、ホッパーの中のアイテムは下向きの移送が優先されるため、ラージチェストの中に空きがあればサボテンはそこへ入っていきます。 しかし、ラージチェストとその上のホッパーがいっぱいになると入りようがないので、今度は右向きにアイテムが流れるようになり、コンポスターに送られます。
ホッパーの仕様を知っていれば、「サボテンをラージチェスト1箱分ぐらいストックしてあとは骨粉にする」という一見難しそうな機能が簡単に実現できるわけです。
実際の使いどころ
ここでは全部は紹介しきれないほどホッパーはとても多くの装置で使います。 その中でも特によく目にする物としては以下の物があります。
自動かまど
かまどにホッパーを取り付けると燃料と精錬される物の供給、精錬された物の取り出しが自動化できます。
また、精錬したときに出た経験値をストックできるので非常に便利な装置です。
自動かまどの詳細についてはこちらでご紹介しています。
自動コンポスター
コンポスターには上から骨粉の材料をホッパーで供給でき、下からできた骨粉をホッパーで取り出せます。
コンポスターによる骨粉の製作には大量のアイテムが必要なため、手動で入れるととても大変です。 自動コンポスターを作っておけば余った種などの植物系のアイテムを簡単に骨粉に変えられます。
トラップのアイテム回収
トラップの処理槽にもよくホッパーを取り付けてアイテムを回収します。
注意点
ホッパーを使う時にはいくつか注意点があり、私が実際にサバイバルモードで気をつけていることは以下のような物です。
ホッパーのアイテムを送る速度はあまり速くない
実際に見てみるとすぐに分かりますが、ホッパーがアイテムを取り出したり送ったりする速度はあまり速くありません。 そのため、大量のアイテムを扱う装置の場合、ホッパーがボトルネックとなって効率が落ちることが良くあります。
例えば
- ディスペンサーとホッパーを組み合わせた装置で、実際にはホッパーが遅くてディスペンサーが半分ぐらい空打ち状態になる
- 高効率のトラップや自動装置のアイテム回収が間に合わずアイテムが消えていく
というようなことです。 実際そういった問題を解決していない装置をネット上で見かけることもよくあります。
同様に仕分け機などのホッパーを使う装置は高速化の工夫をしない限り動作は遅いので、大量のアイテムを使うとかなり時間がかかることも要注意です。 結局、その時間を待てなくて手でアイテムを出し入れしてしまい、仕分け機の意味があまりなくなるということもありえます。
ホッパーはレッドストーン信号で動作を止める
ホッパーはすぐそばのブロックにレッドストーン信号を送ると動作を止めます。 この仕様は一時的にアイテムを送りたくない場合には便利で、例えば自動かまどから経験値を取り出すのに一時的にホッパーを止めるのによく使います。 また、仕分け機もこの仕様をうまく使っています。
しかし、慣れないうちはついうっかりホッパーの横にレッドストーン信号を発するブロックを置いてしまって動かなくなることがあります。 よくあるのは、線路の下にアイテム回収用のホッパーを設置して、そのすぐ横にパワードレールの動力源としてレッドストーンブロックを置いてしまうことです。
ホッパーがレッドストーン信号で止まることを知らないと、なかなか原因が分からず困ることがあります。
他にも装置を作っていて気付かないうちにホッパーの横のブロックにレッドストーン信号を送ってしまい、アイテムの流れが止まる原因になることがあります。
公開日:2022-03-07