目次
概要
Java版のマインクラフトはVer.1.14から村の仕組みが大幅に変わり、ゴーレムが湧きやすくなりました。 あまりにも湧きすぎるため、ゲームが重くなったりする事があります。 この問題を解決する方法をまとめました。
Ver.1.14にアップデートしてから、私のワールドではこの問題のせいで村の近くでまともにゲームが動かない状態でした。 それを解決するために、さまざまな試行錯誤をして、今ではほぼ完全に解決できました。
その過程で試したいろいろなテクニックを紹介します。
ゴーレムが湧きすぎるのはバグではない
まず最初の注意事項として、YouTubeなどのコメントを見ているとJava版でゴーレムが湧きすぎるのがバグだと思っている人を見かけるのですが、これは仕様通りの挙動でバグではありません。
ただし、Ver.1.14にアップデートされた直後、ゴーレムが湧きすぎるというバグが存在したのは事実です。 しかし、そのバグはそのあとすぐにアップデートで修正され、公式サイトのバグ報告のページでもその旨記述されています。 (Iron golems spawn too often)
また、こちらのバグ報告(Too many iron golems in single village)では、ゴーレムが多すぎる問題はバグと言うよりはゲームバランスの問題と公式の開発者からの解答があります。
ただし、その後も対応はしているようで、湧き条件に修正が入り、以前に比べるとアイアンゴーレムの湧く速度は遅くなっています。1.14からしばらくあとのマイナーアップデートの後にゴーレムトラップの効率が落ちたことに気付いた人も多いでしょう。
また、以前に比べると村人やゴーレムの処理は軽くなり、プレイはしやすくなっているように思います。
よって、バグ修正のような形で大きな修正はすぐにはなく、今後も基本的な湧きのシステムは変更せずに小さな修正で対応する予定なのかなという感じがします。
問題が発生してから一年が経ちますが完全な解決には至っていないことから、おそらくバージョンアップで改善することを期待するより、自分で対策した方が良さそうです。
(2020/7/3追記)
Ver.1.16でまたゴーレムが湧きすぎるバグが発生しているようです。 Ver.1.16.2で修正されました。
(2020/10/26追記)
Ver.1.16.2のアップデートにより、アイアンゴーレムはかなり湧きづらくなったようです。 これはおそらくゴーレムが村人の近くにいると一定期間ゴーレムが湧きづらくなるという条件によるものと思われます。 (ちなみに、Ver.1.16でゴーレムが湧きすぎていたのはこの条件の不具合だと思います。) よって、Ver.1.16.2以降ではそれほどゴーレムの湧きすぎに神経質になる必要はなくなりました。
しかし、村の構造によってはゴーレムが湧きすぎる可能性はまだあり、また、Modなどの関係で古いバージョンでプレイする人もいると思うので、この記事はこのまま残しておくことにします。
ゴーレムの湧き条件
Java版マインクラフトの村の仕組みでも書きましたが、いくつかあるVer.1.14からのゴーレム湧き条件の中でゴーレムが村に湧きすぎる時に重要なのは、
です。ここで「うわさ話」とは、Ver.1.14から追加された機能で、村人が接近して「会話」すると「うわさ話」という名前のデータを交換するというものです。
すると、この条件を満たさないようにすればゴーレムは湧かなくなります。 つまり、次の3つの方法が考えられます。
- 村人が寝られなくする
- 村人が互いに会話ができなくする
- 村人の近くに他の村人がいないようにする
これらの方法を元にゴーレムの湧きを抑制することになります。
正攻法で解決するなら人口密度の低い広々とした村づくりを
ゴーレムが湧きすぎず、かつ自然な見た目の村づくりをするなら、互いに十分な距離をとれるように、ベッドどうし、職業ブロックどうしを十分に離すのがおすすめです。
Ver.1.14からの村人は、朝ベッドの周りを散歩し、昼は職業ブロックの近くで働き、夕方に鐘の周りで集会を開いて、夜はベッドで寝ます。 (村人の行動パターンについてはこちらの記事で紹介しています。)
そのため、ベッドや職業ブロックを離しておけば、朝と昼はあまり会話しなくなり、したとしても近くに村人がいる可能性が低いので、ゴーレムが湧きにくくなります。 つまり、広々とした自然な村づくりを心がけると、ゴーレムは湧きにくくなります。
経験的には最低十ブロックぐらい離す必要があります。もちろん、離せば離すほどゴーレムは湧きにくくなります。 ベッドとベッド、職業ブロックと職業ブロックの間を離せばよく、ベッドと職業ブロックの間は近くてもかまいません。
ただし、夕方の集会の時は会話できるので、完全に湧かなくなるわけではありません。 村を守ってもらうためにはある程度は湧いてもらった方が良いので、むしろその方が良いと思います。
もし、村が大きくて集会所に村人が集まりすぎる、という場合には鐘を複数設置したり、村をフェンスで分割したり、村人を減らすといった対策が有効です。
このように整備しても、ゴーレムの数には上限がないようなので、時間が経つとそれなりにゴーレムがたまってきてしまいます。 とはいえ、村が広ければゴーレムが気になるほど密集するには時間がかかるので、たまにゴーレムを何らかの手段で処理する程度のメンテナンスで十分になります。
しかし、このような村づくりには問題があります。 それは村を整備するのがとても大変だということです。 ベッドを雨ざらしにでもしない限り、村人1~2人につき一つの家を用意しなければなりません。 また、村が大きくなると村人が迷子になってベッドに戻れなくなったり、目の届かない場所でいつの間にか消えていたり、ということも起こりやすくなります。 そういったことを解決しながら、村を整備しなければならないからです。 (実際にどう解決するかは【Java版マイクラ】村管理のトラブルシューティングで紹介しています。)
また、村を見つけたばかりの頃はまだ村人が少なく、間違って襲撃イベントなどを起こしてしまうとあっさり村が滅んでしまうことがあります。 そのため、最初のうちはゴーレムが増えすぎても、ベッドをたくさん置いて村人を増やすのを優先した方が良いかもしれません。 ある程度余裕ができてきたら、自然な村づくりを目指すようにすれば良いのではと思います。
それに、見栄えなどを気にしないのであればゴーレムに対処する方法は他にもいろいろあるので、このやり方に固執する必要はありません。
村人一人一人に家を与えて、余裕があればさらに道具鍛冶に鍛冶場、司書に図書館などの仕事場を作って職業ブロックをおき、村人が毎日そこに仕事のために通う、といった自然な村づくりは、大規模建築などとは違う魅力があるので、ぜひ一度は挑戦して欲しいところです。 しかし、結構大変なので難しいときには以下で紹介するような方法で、ゴーレムの湧きすぎ問題に対応すると良いでしょう。
広い村を作れないとき
広い村を作りたくても、手持ちの資源などの関係でそう簡単にできない場合があります。 また、地下や海底に作った村などでもスペースがないのでなかなか難しいでしょう。 そういった場合は以下のような対処方法があります。
トラップを設置する
こちらの記事(村のたたらば ぷちアイアンゴーレムトラップの紹介)にあるようなトラップを仕掛けると、村に湧くゴーレムを自動的に減らすことができます。
このトラップは穴の上部に2ブロックの深さの水源を作ることで、水より重いゴーレムだけが処理できるようになっています。
しかし、実際にやってみると、ゴーレムは穴などをよけて移動するため、よほど立地が良いか、たまたま他のMobとすれ違うときにゴーレムが穴の方に押されたときぐらいしか、トラップに落ちません。
それを解決するために、私は高さ3ブロックの所に開いたフェンスゲートで水路を作って強制的にゴーレムが落ちるようにしています。 村人などは背の高さ2ブロックなのでこの仕掛けには影響されません。 ゴーレムはなぜかこの水流をよけないので、かなり効果的に機能します。
ゴーレムトラップ。
おなじトラップを上から。
実際にこれをゴーレムの通り道に作った村では、一時間もしないうちにゴーレムのほとんどがいなくなりました。 むしろ、ゴーレムが減りすぎて村の守りが心配になるほどです。
ゴーレムのいない村。
その後も新たに湧いたゴーレムが次々に自動で処理されるので、村の管理がとても楽になりました。 四つの村で作りましたが、今のところ全て順調に稼働しています。
ただし、見た目が悪いという大きな欠点があるので、それを気にしない人や、ゆくゆくちゃんと村を整備するまでの一時的な対策として使う場合などにおすすめです。
村人を個別に隔離する
ベッドと職業ブロックのある小部屋に村人を一人ずつ隔離すると、村人は会話ができなくなるため、ゴーレムはあまり湧かなくなります。 昔からある、いわゆる「交易所」や「商店街」などと呼ばれる方法と同じもので、村人がどこにいるかわかりやすく取引がしやすいというメリットもあります。
デメリットとして、村人を人間としてあつかいたいタイプのプレイヤーにとっては、強制収容所のようで見た目が非常に良くないという点がまず挙げられます。
他に、村人のするうわさにはプレイヤーについての良い評判も含まれ、これが広まると村人がアイテムを安売りしてくれやすくなるらしいのですが、会話を制限してしまうとそういうことは起こりにくくなるかもしれません。
また、こちらでも書きましたが、襲撃イベントで現れるヴェックスは壁を抜けて村人を攻撃できるため、交易所の中で逃げられない村人が簡単に殺されやすくなるというリスクもあります。
地下や海底などなら襲撃のリスクは低いので、そういった場所にあるスペースの余裕がない村でゴーレムの湧きを抑制したいときには一番おすすめの方法です。
村人が眠らないようにする
ベッドを壊して村人を眠らせないようにしてもゴーレムは湧きにくくなります。
ベッドを壊すだけでなので、簡単にすぐできます。そのため、ゴーレムが湧きすぎてゲームが重くなって正常にプレイできなくなりかねず、すぐにでも湧かないようにしたい、というような緊急の場合に非常に有効な方法です。
他に村人をボートやトロッコに乗せてすぐそばに職業ブロックを置くという方法でも、村人は寝られないので同じ効果があります。
ただし、このやり方にはデメリットも多くあります。 村人に眠らせない拷問をしているようで印象が悪いのはもちろん、村人はベッドで寝ると体力が回復するので、眠れない状況ではダメージが蓄積されやすく死にやすくなります。 また、村人はベッドの数以上には増えないので、繁殖させるときにはベッドを人数分置き直さなければなりません。 (ボートやトロッコに乗せる方法ではこの問題は回避できます。)
よって緊急時以外はあまりおすすめしません。
村人を移住させる
すでに村人が多すぎてどうしようもない場合は、少し離れた場所に新しい村をつくって、そこに村人をいくらか移住させるという方法があります。
かなり手間がかかりますが、村人が少なければ会話が少なくなり、ゴーレムも湧きづらくなるので根本的な解決になります。
また、村人はマイクラの中では特に処理の重いMobなので、数を減らせればゲームがかなり軽くなる可能性があります。
村人の移動方法はこちらでご紹介しています。
村人を処分する
村人が多すぎるが、移住させるのは大変すぎる、というときには村人を処分して人口密度を下げるしかないかもしれません。
プレイヤーが直接村人を攻撃するとそれを見たゴーレムに攻撃されてしまいます。 さらにそれを繰り返すと、ゴーレムが常にプレイヤーを攻撃するようになり、村人の信頼度も下がり取引も不利なレートになっていきます。
村人を処分するときは、逃げないように落とし穴を使ったりフェンスで囲うなどしたあと、できるだけ間接的にダメージを与える必要があります。
一般的には砂で窒息させたり溶岩で焼いたりすることのが多いようですが、もし持っているなら火事などの事故が起こりにくいウィザーローズを使うのがおすすめです。
屋内なら天井までの高さを2ブロックにするという方法も
ゴーレムが湧くには高さ3ブロック必要なので、屋内なら天井までの高さを2ブロックにするという方法もあります。
ただし、高さ2ブロックの空間は非常に圧迫感があり、できれば避けたいところです。 さらに、屋内しか有効でないので使いどころは少ないでしょう。
また、ゴーレムは普通のブロックの上にハーフブロックや階段ブロックがあると湧きます。 つまり、高さ2ブロック以下の空間でも、天井がハーフブロックや階段ブロックの場合は湧くことがあるので注意してください。
特に屋根を階段ブロックで作る時には屋根裏をあけたままにせず、何かのブロックで埋めるようにしましょう。
さもないと、ゴーレムの体に階段ブロックが深く埋まった状態で湧いてしまうため、ゴーレムを殴らずに助け出すのが非常に難しくなります。
屋根裏が埋めてあれば、足だけ埋まった状態で湧くので、たいていはプレイヤーが体で押すだけで助け出せます。
それで無理なら足下のブロックを壊してリードで引っ張ると出てきます。
また、やはりゴーレムが挟まって湧くので、資源が節約できるからといって村の建物の床にハーフブロックを使うのはおすすめしません。
注意:カーペットは有効な対策ではなくなりました
以前はゴーレムが湧いて欲しくない場所にカーペットを敷いてわき潰しをするのが定番のテクニックでした。
しかし、正確にどのバージョンからかは分かりませんが、2019年末ぐらいのアップデートでゴーレムはカーペットの上にも湧くようになりました。 英語版Wikiでは2019年末ごろに「ゴーレムはカーペットの上では湧かない」という記述は削除されています。 実際に私もプレイしていて湧いているのを見たことがあります。 すでにカーペットをゴーレムの湧きつぶしとして使っている場合は他の方法に切り替える必要があります。
ゴーレムの処理方法
どれだけうまく村を整備しても、すでに湧いてしまったゴーレムはどうにか処理するしか仕方がありません。 また、湧きを抑制しても、少しずつ湧いたゴーレムはたまっていくのでいつかは減らす必要があります。
しかし、ゴーレムを直接攻撃すると反撃されたり、信頼度が下がって村人との取引が不利になったりするので、なにか工夫をする必要があります。
以下に、私が試してみたいろいろな処理方法を紹介します。
村から遠くに離す
ゴーレムにリードをつけて村から遠くはなれた場所に連れて行く方法です。 村から十分離れた場所ならゴーレムは村まで帰ってきませんし、村が柵に囲われていれば、帰ってきても中には入れないので村の中はすっきりします。
村の外のゴーレムはあたりに湧くゾンビを倒してやがて力尽きます。
村の外も安全になり手軽にできる良い方法なのですが、ゴーレム自体がいなくなるわけではないので、かなり遠くまで連れて行かないとゲームが重いという問題は解決しません。 また、ゴーレムがあまりに多いと村の外もゴーレムだらけになります。
ゴーレムがまだそれほどいない、最初の頃の処理方法としておすすめです。
ネザーに送る
村にネザーゲートを作ってそこからゴーレムをネザーに送る方法です。
ネザーに送られたゴーレムは、そこでゾンビピグリンと戦い続けてやがて力尽きます。
村からゴーレムがいなくなるので、ゲームがすぐに軽くなるというメリットがあります。
ただし、ゴーレムがゾンビピグリンに負けると、怒り状態のゾンビピグリンはプレイヤーに襲いかかってきます。
ゾンビピグリンを圧倒するくらい大量のゴーレムを送り込むか、ゲート周りをハーフブロックである程度わき潰しして、ゲートをくぐった途端プレイヤーが襲われることのないようにしておくなどの工夫をしておいた方が安心です。
落とし穴に落とす
穴を掘って上にトラップドアをつけ、そこにリードで引っ張ってきたゴーレムを落としてから処理する方法です。
処理方法としてよく見かけるのは上から砂を落して窒息させる方法ですが、再利用するためにいちいち砂を取り除かなければならないので、下にたき火やマグマブロックを置く方法の方がおすすめです。 特にたき火は下にホッバーがつけられ便利です。ただし、煙が出るので見た目はより残酷になります。 他には、マグマを使うと早く処理できますが、火事にならないように気をつける必要があります。
先に落ちたゴーレムにあとから落とそうとしているゴーレムが引っかからないように深めの(深さ4ブロック以上)の穴を作るのがおすすめです。
ただし、ゴーレムはなかなか穴に落ちないときがあり、意外と手間がかかります。
この方法を使うぐらいならトラップを設置してしまった方が自動で処理できて楽かもしれません。
リードとウィザーローズを使う
リードでゴーレムをフェンスにつなげ、足下にウィザーローズを植えるという方法です。
特別な施設を作る必要がなく、下が土ブロックでできた広いスペースがあり十分な数のウィザーローズがあれば、同時に大量のゴーレムを処理できるので、とても効率が良い方法です。
実際、私は十分ほどの間に五十体以上のゴーレムを処理したことがあります。
ウィザーローズの入手難易度が高めなのがネックですが、もしたくさん(できれば二十本以上)持っているなら一番おすすめの方法です。
ウィザーローズの比較的簡単な集め方はこちらで紹介しています。
まとめ
Ver.1.14になってから、アイアンゴーレムの湧きすぎに悩まされ続けて、いろいろな方法を試したせいでかなり長い記事になりました。
その分、いろいろなプレイスタイルに合わせた対策ができるような情報を提供できているのではないかと思います。
アイアンゴーレムの対策ができると、村の整備がかなり楽になるので、ぜひこのページの方法を活用してみてください。
関連項目
「村」に関する記事
- Java版マインクラフトの村の仕組み
- 【Java版マイクラ】村人の職業をおすすめ順にご紹介!
- 【Java版マイクラ】村管理のトラブルシューティング
- 【Java版マイクラ】Ver.1.14以降対応! 村人を移動させる方法
- 【Java版マイクラ】村人の行動スケジュールと効率の良い立ち回り方
- 【奇を衒わないマインクラフト】#2 植林場、羊・牛牧場、村人増殖
- 【奇を衒わないマインクラフト】#3 農場、村を囲む
- 【奇を衒わないマインクラフト】#4 村の調整、付近の探索
- 【奇を衒わないマインクラフト】#7 村の畑の製作、竹の伐採方法、養豚、養鶏場
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公開日:2020-04-10