目次
概要
Ver.1.21で追加された自動作業台(クラフター)の使い方、おすすめの使い道や、おすすめしない使い道を紹介します。
YouTubeで公開している動画シリーズ「奇を衒わないマインクラフト」、パート166の解説・補足用記事です。
注意:基本的にJava版マインクラフトでのプレイ内容の紹介です。 統合版とは仕様が異なる場合があります。
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動画
解説
動画の詳細は以下の通りです。 自動作業台を中心として、Ver.1.21の新機能と注意点を解説しています。
自動作業台は使いどころが限られる
Ver.1.21で追加された「自動作業台(クラフター)」は、レッドストーン信号でアイテムを自動的にクラフトできる便利なブロックです。 しかし、次の2つの理由から、実際のプレイでの使いどころは限られます。
装置の設置が必要
自動作業台は、それ単体では機能せず、レッドストーン回路やホッパーなどと組み合わせた装置を設置する必要があります。 また、いろいろなアイテムをクラフトしようとすると、装置が複雑になってしまいます。 そのため、出先で気軽にクラフト、といった使い方には向いていません。
マインクラフトでは、素材だけを持ち歩いて現地でクラフトする、という場合がよくあります。 その方が荷物を減らし必要なものを必要なだけ作りやすいからです。 装置を設置しなければならない自動作業台では、そういった柔軟なプレイはできず作業効率が落ちてしまいます。
クラフトに時間がかかる
自動作業台によるクラフトは、手動のクラフトに比べて時間がかかります。 自動作業台はレッドストーン回路やホッパーの動作速度より速くクラフトできません。 そのため、どうしても処理が遅くなります。
一方で、プレイヤーが手動でクラフトする場合、ショートカットを使って一瞬で1スタック分を作成できます。 ほとんどのアイテムのクラフトで、速度面では明らかに手動が優れています。
自動作業台(クラフター)
自動作業台の使いどころ
自動作業台(クラフター)は、どんな場面でも便利というわけではありません。 しかし、特定の条件がそろえば効率化が期待できます。 以下のような条件が複数当てはまる場合、自動化する価値が十分にあるでしょう。
アイテムが継続的に発生する装置と組み合わせる
トラップや自動収穫機など、アイテムが継続して生成される施設では、そのアイテムをそのままクラフトできます。 そのため「装置を設置しなければならない」という自動作業台のデメリットがあまり気になりません。
クラフトでアイテム数を減らせる場合
アイテムをクラフトすると数を減らせる場面でも有効です。 たとえば、鉄から鉄ブロックを自動生成すれば、保存用のチェストを大きく減らせます。
ただし、大量のアイテムは使い切れないことも多いため、そもそも保管せずに捨てた方が管理の手間が省けて効率がよい場合もあります。
クラフト自体が面倒なもの
骨から骨粉、さらに骨ブロックにクラフトするときのように、何段階もクラフトしないといけないような複雑なアイテムの作成は、自動化すればプレイヤーの負担を減らせます。
スタックできないアイテムが材料に含まれる場合
ディスペンサーの素材の弓のように、スタックできないアイテムがレシピに含まれると、一括でクラフトできません。 手動で一つずつクラフトすると手間がかかるため、自動作業台で自動化すれば作業時間が節約できます。
よく使うアイテム
あまり使わないアイテムを自動でクラフトしても効率はよくなりません。 装置を作る手間に見合う程度には、利用頻度の高いアイテムのクラフトを自動化すべきでしょう。
骨粉の自動クラフトがおすすめ
私がもっともおすすめする自動作業台の用途は、骨粉に関係したクラフトです。
骨粉関連をおすすめする理由
骨粉関連のクラフトは、上でご紹介した使いどころの条件のうち「スタックできないアイテムが材料に含まれる場合」という条件以外の全てに合致します。
中でも最大の理由は、骨粉の使用頻度が非常に高いという点です。 骨粉は、竹や花、ネザーの木材、キノコ類の育成など、さまざまな場面で利用されます。 そのため、プレイヤーのプレイスタイルに関わらず、骨粉を使う機会が多くなりがちです。
実際に動画のワールドで統計データを確認してみると、骨粉のクラフト個数が54万個を超えていました。1 これは、2番目に多いエメラルドのクラフト個数の約5倍に相当します。
さらに、骨を骨ブロックにするクラフトは、骨を骨粉にしてから骨ブロックにする2段階の作業をしなければならず、手間もかかります。 やってみたことがある人はご存じだと思いますが、本当に面倒です。
この作業が自動化できれば、作業時間の大幅な節約になるわけです。
骨を骨ブロックに
今回は、骨をチェストに入れると、自動作業台で骨ブロックへ変換される装置を作成しました。 装置には2台の自動作業台を使用しコンパレーターなどで制御しています。
動画では、2カ所に同じ装置を設置しています。 一つはトラップタワーのすぐ隣に設置してあり、骨を手動でチェストに入れています。 トラップタワーで発生する骨は数が少ないので、手動で入れてもあまり手間はかかりません。
もう一つはストレイトラップに設置し、こちらはすでに自動仕分機を作成済みなので、仕分けされた骨を骨ブロックに変換しています。
実際に設置した骨を骨ブロックにする装置
骨ブロックを骨粉に
自動作業台は、骨ブロックを骨粉にする場合にも利用できます。
動画では、竹の骨粉式自動収穫機に骨ブロックを骨粉にする装置を取り付けました。 そのおかげで、これまで骨粉の補充に5分以上かかっていたのが、半分以下の時間に短縮できました。
実際に設置した骨ブロックを骨粉にする装置
動画で紹介したほかの自動作業台の利用例
動画では次の用途でも自動作業台を使っています。
スライムボールをスライムブロックに
動画では、スライムトラップに自動作業台を取り付け、スライムボールをスライムブロックにして数を減らしました。
ただし、スライムブロックは大量に消費するアイテムではなく、すでにあまっています。 そのため、効率を求めるなら捨てた方が管理の手間が省けます。
よって、効率化のためというより、「捨てるのはもったいない」という心情的な理由で設置しました。 ほかのアイテムでも、意味なく保存するなら捨てた方が効率がよいことはよくあります。
ディスペンサーを自動でクラフト
自動作業台でディスペンサーを作成する方法もご紹介しています。
自動作業台にはアイテムをスタックして入れられます。 その仕様を利用し、弓以外のアイテムをあらかじめ自動作業台に入れておき、弓だけホッパーから入れました。 弓が入ったら自動作業台が動作するようにしておけば、ディスペンサーが作成できます。
この方法であれば、複雑な回路を使わずにスタックできないアイテムを含むレシピを自動クラフトできるでしょう。
欠点は、1スタック以上のアイテムを連続してクラフトできないことです。 しかし、ディスペンサーを頻繁に1スタック以上使う人は少ないと考えられますから、ほとんどの状況で問題にはならないでしょう。
あらかじめ弓以外の素材を自動作業台に入れておく
自動作業台を利用する上での注意点
動画では自動作業台について、以下のような注意点も紹介しています。
クラフトしたアイテムはホッパーで回収しない
自動作業台でクラフトしたアイテムを、外に放出してホッパーに入れている動画をいくつか見たことがあります。
ホッパーで自動作業台のアイテムを回収する。メリットは全くない
しかし、自動作業台の前にチェストを置けばそのままアイテムをチェストに入れられます(ドロッパーと同じ仕様)。 ホッパーは設置しても意味がなく無駄なだけです。
また、クラフトして数が増えるタイプのレシピだと、アイテムの移送が間に合わずホッパーが詰まる可能性があります。 ホッパーが詰まってあふれ出したアイテムは、時間がたつと消えてしまいます。 デメリットばかりでメリットが全くないため、自動作業台で作ったアイテムの回収にホッパーは使わないようにしましょう。
チェストに直接アイテムを入れられる
コンブブロックに関する注意点
自動作業台の利用例として、コンブをコンブブロックにまとめる用途が紹介されていることがあります。 しかし、オブザーバー式のコンブ自動収穫機にかまどを直接設置するのは、あまりおすすめしません。
マインクラフトでは、燃料の燃焼時間が決まっています。 また、精錬する物がないからといって燃焼が止まるわけではありません。 そのため、たとえば20個分のアイテムが焼けるコンブブロックが燃えている間に、コンブが3つしか収穫されないと、17個分の燃焼時間が無駄になります。 コンブブロックの作成には9個のコンブとそれらを乾かす燃料が必要なため、完全な赤字です。
つまり燃料を作るはずの装置なのに燃料が無駄になり、効率がマイナスになってしまうのです。 私が知る限り、マインクラフトで効率がマイナスになる可能性がある装置はこれだけです。
これは、コンブが追加されてすぐ、6~7年ぐらい前から知られている問題です。 しかし、まだ理解していない人がいるようで、この問題を解決していない装置を紹介している動画をよく見かけるので注意してください。
解決方法としては、コンブの収穫量を増やすか、竹などの燃焼時間の短い燃料を使うか、こちらの記事でご紹介しているような簡単な回路を設置する、といったものが考えられます。
しかし、そもそもオブザーバー式のコンブ自動収穫機は、自動化が必要なほど大量のアイテムが発生する装置ではないため、よく分からなければ手動で焼くのが一番かもしれません。
「宝物庫の目押し」デマに注意
動画では、試練の間の宝物庫が目押しできるというデマについても注意を喚起しています。
宝物庫はプレイヤーが近づくと内部にアイテムが表示され、1秒毎にランダムで切り替わります。 解錠すると、その表示されているアイテムが出る、つまり目押しできる、または、できるかもしれない、というデマを主張している動画制作者が複数います。
実際にやってみればわかりますが、解錠すると同時に表示されるアイテムが切り替わりそのアイテムが放出されるので、目押しはできません。 また、解錠する前に表示が切り替わる間隔は1秒もあります。 ネットで検索すれば分かるように、人間の平均的な反応速度は0.2~0.4秒程度といわれていますから、もし目押しが可能なら誰でも簡単にできてしまいます。
よって、通常は実際にプレイして目押しできるとは考えないと思います。 おそらく、目押しできる、またはできるかもしれないと主張している配信者は、正しくないとわかっていながら動画制作の都合で言っているのでしょう。 動画撮影しているのですから、スロー再生すれば簡単に検証できるはずです。
ちなみに、動画公開後、日本語版攻略Wikiもいつの間にか更新されており『「目押し」などはできない』と明記されています。
まとめ
Ver.1.21で追加された自動作業台は使いどころが限られるブロックです。 使い方を誤るとかえって非効率になります。
しかし、たとえば骨粉関連の自動化のように、プレイヤーの作業を手間を大きく減らしてくれる用途もあります。
使いどころを見つけるために、いろいろなレシピを試してみるのも一つの方法です。 装置作り自体を楽しむのなら問題ありませんが、マイクラには膨大な量のレシピがあるため、それでは時間がかかってしまいます。
「本当に自動化の効果があるか」「手動の方が早くて楽ではないか」といったことを考えれば、早く役に立つ使い方が見つかるでしょう。
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2025-04-20
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統計で表示されるのは個数であり、1度のクラフトで複数の骨粉が作れるため、クラフト回数はもっと少ない ↩
公開日:2025-05-16