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【奇を衒わないマインクラフト】#158 ピグリンの頭を手に入れる

トラップでピグリンの頭を安定生産します


概要

今回は、Java版でトラップを使い、Ver.1.20で追加されたピグリンの頭を安定生産できるようにしています。ほかにもMobの頭のいろいろな使い道も説明。さらにJava版ではクリーパートラップの実用性がない理由も紹介しています。

YouTubeで公開している動画シリーズ「奇を衒わないマインクラフト」、パート158の解説・補足用記事です。

動画


解説

ピグリンの頭を集める方法

ピグリンの頭は、ほかのMobの頭と同じように、以下の条件でドロップします。

ピグリンはオーバーワールドに連れてくるとゾンビピグリンに変わってしまいます。よって、ピグリンをネザーゲートに通すのではなく、帯電クリーパーをネザーに送る方が合理的です。

よって、ピグリンの頭を集める方法は以下のようになるでしょう。

  1. ネザーでピグリンを集めておく
  2. オーバーワールドで雷雨を待つ
  3. 召雷のトライデントでクリーパーに雷を落とし、帯電クリーパーを作る
  4. 帯電クリーパーをネザーゲートに通す
  5. ピグリンのそばで帯電クリーパーを爆発させる

すぐに思いつくのは、草原などを駆け回ってクリーパーに雷を落とし、ネザーゲートに誘導するやり方です。実際にその方法で入手している動画も見かけます。

しかし、その方法は手間がかかりすぎて、一度の雷雨で1つしかピグリンの頭が手に入りそうにありません。 マインクラフトの雷雨は数時間に1度しか発生しませんから、ピグリンの頭がとてもレアになってしまいます。

あまりに頭が手に入りにくいと、なくすのが怖くて気軽に装飾などに使えません。 使えないなら取得する意味が乏しくなってしまいます。

装飾で使うなら、一度の雷雨で2~3個ぐらいはピグリンの頭を入手したいところです。 そこで、今回はトラップを使って帯電クリーパーを量産し、ピグリンの頭を安定して生産できるようにしました

ピグリンの頭を集める場所

ピグリンの頭のドロップ条件から、集める作業は以下の場所で行うと楽です。

まず、クリーパーは雷に打たれると帯電クリーパーに変化します。つまり、帯電クリーパーを用意するには雷が落ちるバイオームでなければなりません。マインクラフトで雷が落ちるのは、雨が降る草原や海などのバイオームです。雨の降らない砂漠やサバンナ、雪が降る雪原などでは雷が落ちません。

ピグリンは真紅の森とネザーの荒野に湧きます。ネザーの荒野よりも真紅の森の方がピグリンがよく湧くため、真紅の森で頭を集めた方がよいでしょう。

動画のメインの拠点のバイオームは、サバンナのため雷が落ちません。帯電クリーパーが作れないので、どこか別の場所でピグリンの頭を集める必要があります。

雷雨の時間は限られるため、移動に時間がかかると着く前に雷雨が終わってしまうかもしれません。 なるべく拠点から移動しやすい場所で作業する必要があります。

そこで、雷の落ちる海バイオームで、ネザーが真紅の森、拠点からネザー経由ですぐに移動できる場所にトラップを設置することにしました

2本のトライデントで海底神殿を攻略

トラップの予定地には海底神殿がありました。そのままではエルダーガーディアンの呪いのせいで作業ができなくなる可能性があります。そこで、動画では下準備としてその海底神殿を攻略しました。そのときに、激流と忠誠のトライデントの両方を使ってみました。

激流のトライデントは、移動速度が速く、ガーディアンの遠距離攻撃を避けやすい利点があります。忠誠のトライデントは遠距離攻撃ができて、ガーディアンのダメージ反射が避けられて便利です。2本のトライデントを使い分けて、海底神殿をスムーズに攻略できました

トラップの設置

海底神殿の攻略後、オーバーワールド側の海面から128ブロック上に足場を設置し、トラップを設置しました。処理槽付近は黒曜石やエンドストーンレンガを使い、クリーパーの爆発対策をしています。

将来的に他の頭も集めたいので、クリーパートラップではなく、通常のトラップを作成しました。 水路の天井にトラップドアを設置し、背の低いクリーパーを主に集められるようにしています。

あとはゲートを開いて、集めたクリーパーをネザーに送れるようにすれば、準備は完了です。

作成したトラップ

作成したトラップ

帯電クリーパーの準備と頭集め

実際に雷雨が起こったときの手順は以下の通りです。

  1. 召雷のトライデントをトラップの避雷針にあてて、帯電クリーパーを量産する
  2. あらかじめ用意しておいたピグリンを、ネザーゲート付近に誘導する
  3. ピストンを使って、少数ずつ帯電クリーパーをネザーに送る
  4. 火打ち石と打ち金を使い、ピグリンのそばで帯電クリーパーを爆発させる

まず雷雨のときに召雷のトライデントを使い、トラップで集めたクリーパーを帯電クリーパーにします。 空の見える場所に設置した避雷針に召雷のトライデントを当てるとやりやすいでしょう。 すると、普通は見かけないぐらい、大量の帯電クリーパーが作れます。

帯電クリーパー

量産した帯電クリーパー

注意事項として、クリーパーは同じディメンション(今の場合はオーバーワールド)で128ブロック離れるとデスポーンして消えてしまいます。 トラップから離れるときは、必ずネザー経由で読み込み範囲外まで移動しましょう。

次に、帯電クリーパーをピストンを使って少数ずつネザーに送ります。

最後に、火打ち石と打ち金を使って、帯電クリーパーをピグリンがいる場所で爆発させると、ピグリンの頭が入手できます。

ピグリンを集める方法は、真紅の森にボートをたくさん置いておくだけです。 あとは放置していると勝手に乗ってくれます。

ピグリンたち

ボートで確保したピグリンたち。

注意事項として、クリーパーが近くで爆発するとネザーゲートが閉じます。頭を入手するたびにゲートを開き直さないといけないことを、忘れないようにしてください。

結果とまとめ

最終的に4回の雷雨で12個のピグリンの頭を集めました。作業に慣れてからは、一回の雷雨で5~6個の頭を入手しています。一回の雷雨で2〜3個のピグリンの頭を目標にしていたので、十分な成果です。

雷雨さえあれば、いつでもピグリンの頭を生産できるようになったので、装飾などで気軽に使えますね。

また、これでサバイバルモードで手に入る全てのMobの頭を集めることができました。

動画ではMobの頭の使い方も解説しています。Mobの頭は旗の模様のクラフト材料、そのまま装飾用として使います。

集めた頭

今までに集めたいろいろな頭。

おまけ:クリーパートラップの実用性のなさについて

動画内でも少し触れているので、クリーパートラップについて私の考えを書いておきましょう。 今回の動画の主題とは少しずれるので、おまけです。

結論からいえば、Java版ではクリーパートラップに実用性はありません。そのため、このブログでは紹介していませんし、今後も通常のサバイバルモードで作るつもりはありません。

なぜクリーパートラップが役に立たないのか、以下で解説しましょう。

マインクラフトのモンスターの湧きルールは、簡単にいうと以下のようなものです。

  1. 湧く場所をランダムで選ぶ
  2. その場所が条件を満たしていれば、モンスターが湧く
  3. 条件を満たしていなければ、あきらめて次の機会へ

クリーパートラップでは、トラップドアを使って高さを制限し、クリーパーより背の高いモンスターが湧かないようにしています。 上の2番目と3番目の条件を利用しているわけです。

では、ほかのモンスターが湧かない分だけ、クリーパーが湧きやすくなるかというと、そんなことはありません。それぞれのモンスターの湧きは互いに関係なく、独立して湧くからです。

「モンスターには湧き上限数があるのだから、ほかのモンスターが湧かない分、クリーパーが湧きやすくなるのでは」と考えた人もいるかもしれません。 しかし、以下の理由から通常のトラップでは湧き上限数は影響しないのです。

マインクラフトでは、モンスターなどが同時に存在できる数が決まっています。 つまり、モンスターの合計数が、その数を超えると新たにモンスターが湧かなくなります。 ここではその数を「湧き上限数」と呼んでいます。

よくある水流式の天空トラップタワーなら、クリーパー、スケルトン、ゾンビ、クモ、たまにウィッチが湧きます。 そのため、クリーパーは最大で湧き上限数の数分の一しか一度に湧けません。

よって、クリーパートラップなら、最大で湧き上限数の限界までクリーパーが湧けるので、効率が上がるのではないか、と考えられるわけです。

しかし、湧き上限数は、モンスターが大量に湧いたときにしか意味がありません。Java版マインクラフトのモンスターの湧き上限数は通常70体です。 一方、6~7層程度の水流式トラップタワーで一度に湧くモンスターの数は、せいぜい10体程度。 通常のトラップでは、モンスターの数が湧き上限に届くことはなく、効率は変わりません。

トラップタワー

別のワールドで作った6層の水流式トラップタワー。待機所にプレイヤーがいる状態でも、10体以下しか同時に湧かない。

つまり、何十層も湧き層があるような巨大なトラップを作るのでなければ、クリーパートラップの火薬取得効率が、水流式の通常のトラップにくらべて、大幅に良くなることはないのです。 (統合版は湧き上限数がもっと少ないため、クリーパートラップが有効な可能性がありますが、検証してみたことはありません。)

というわけで、Java版の通常のプレイでは、クリーパートラップは火薬以外が入手できなくなり、損をするだけのトラップです。水流式の天空トラップタワーの方が、ずっと実用性があります。

メリットは、トラップ作りが好きな人が、「一風変わったトラップを作りたい」という欲求を満たせる、ぐらいでしょうか。 ネコやスノーゴーレムで誘導できるトラップはほかにないですからね。 その点は面白いと思います。 そして、最も意味不明なトラップは水流式のクリーパートラップです。 水流を使うならクリーパーに限定する必要はありません。何がやりたいんでしょう。

あとは、実用性は無視して、ひたすら巨大なトラップを作り、火薬がどれだけ入手できるか記録に挑戦する場合には役立つでしょう。海外の人の動画で、岩盤まで掘り抜いてクリーパートラップを作っているのを見かけます。あれは効率を追い求めた結果だと思います。岩盤まで掘っているのは、モンスターは低い場所の方が湧き確率が高くなるからです。

ただし、普通のプレイで、岩盤まで掘る手間をかけてまで火薬が必要ではないでしょうから、インパクトのある動画を作るためのもので実用性は皆無です。

よって、何か大きなアップデートで状況が変わらない限り、私のブログでも動画でも、クリーパートラップを紹介することは今後もないでしょう。

このブログはJava版マインクラフトのサバイバルモードを実際に遊ぶ人向けに書いています。動画のネタを提供するつもりで書いているのではありません。

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2024-08-23

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関連項目

トラップ」に関する記事

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公開日:2024-08-07