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【奇を衒わないマインクラフト】#180 苔自動収穫機を作る : 色あせた苔も量産

苔と色あせた苔を量産します。また、石製造機で丸石ができてしまう問題も解説。


概要

苔と色あせた苔を量産します。また、石製造機で丸石ができてしまう問題も解説。

YouTubeで公開している動画シリーズ「奇を衒わないマインクラフト」、パート180の解説・補足用記事です。

注意:基本的にJava版マインクラフトでのプレイ内容の紹介です。 統合版とは仕様が異なる場合があります。

Java版マインクラフトの実際のプレイで役立つ情報をYouTubeでも公開しています。ぜひチャンネル登録お願いします!

動画


解説

今回の動画では、苔ブロックの自動収穫機を製作し、Ver.1.21.4で追加された「色あせた苔ブロック」と通常の苔ブロックを量産しました。

以下では苔ブロックを量産する理由、苔自動収穫機の仕組み、設置時の注意点、そして今回の装置の特徴について紹介します。

苔ブロックを量産する理由

今回、苔ブロックと色あせた苔ブロックを量産しますが、どちらかというと苔ブロックが重要です。

というのも、色あせた苔ブロックは、現時点では使いどころが限られているからです。 素材としては色あせた苔のカーペットしかクラフトできないため、使い道はほぼ装飾用です。 装飾としても凝灰岩との組み合わせが適している程度の特徴しかなく、大量に必要なことはあまりない素材です。

一方、通常の苔ブロックは、よく使います。 たとえばツツジと組み合わせれば、見栄えの良い植木が簡単に作れます。

苔とツツジで作った植木

苔とツツジで作った植木

また、苔むしたブロック系のクラフト素材としても、大量に使うことがあります。

苔ブロックは、土や石の近くに置いて骨粉をかければ増やせます。 しかし、周囲の地形が荒れるため拠点の近くでは使いづらい方法です。

これまではツタを刈り取り、苔むした系ブロックをクラフトしていました。 建築規模が大きくなるにつれ、この方法では時間がかかるようになってきました。

そのため、自動的に苔ブロックを増やす装置を作ることにしたわけです。

苔自動収穫機の基本原理

苔ブロックは、骨粉をかけると周りのブロックを苔に変えます。 苔に変わるブロックの種類は決まっていて、中でも「石」は自動で生成できるため、石製造機と組み合わせれば、自動で苔を生産できます。

水と溶岩流は接触の仕方によってできるブロックが異なります。

この性質を知っていれば、簡単に石製造機が作れます。 石製造機で作った石のそばで苔に骨粉をかければ石が苔に変わります。 苔はピストンで押せばブロック化するので、収穫も簡単です。

簡単にまとめると、苔自動収穫機は次のような仕組みです。

  1. 石製造機で石を作る
  2. その石のそばで苔に骨粉をかける
  3. 石が苔に変わる
  4. 苔をピストンで押してブロック化
  5. 水流などで苔を回収

実際に作る時には、安定した石製造機を作り、苔のカーペットなどを取り除く、といった工夫が必要のため、構造が少し複雑になります。 とはいえ、作るのが難しい装置ではありません。

⚠注意:統合版との違いについて

統合版では、水源とピストンが重ねて設置できるため、Java版とは石製造機の構造が異なります。今回解説する装置はJava版向けです。

石製造機の丸石問題

苔自動収穫機でもっとも注意が必要なのは、石製造機で丸石ができやすいことです。 丸石は苔に変わらないため、できると装置の効率が落ちます。

溶岩流と水は接触の仕方が異なると石ではなく丸石ができてしまいます。 また、溶岩流や水の流れる速度は、マイクラ固有の物なのでプレイヤーから操作できません。 そのため、装置の動作するタイミングと、水流と溶岩流が接触するタイミングをうまく調整しないと、溶岩流が横から当たって丸石ができてしまいます。

さらに、ネザーゲートをくぐったり、ゲームを再起動したり、装置に近づいたり離れたりして、チャンクの読み込みが行われると、溶岩流と水流が接触するタイミングがずれることがあるようです。

このような理由から、石製造機は丸石ができやすく、さらにそのできやすさが装置によって異なります。 ほかの動画で見かけた装置のなかには、チャンクの読み込みが行われるとほぼ確実に丸石ができ、しかも溶岩がピストンで押されて完全に装置が壊れる、というものもあります。

一般的な石製造機

動画では、ほかの動画でよく見かける以下の石製造機2種について解説しています。

横方向に石を押し出す方式

最も単純な石製造機は、水源を左右に配置し、上部から溶岩を流し、生成された石をピストンで横に押すものです。 以前はときどき見かけたやり方です。 しかし、この方式には次の問題があります。

このように、効率が上げにくい上に安定性に欠けるため、現在はあまり見かけません。

石を横に出すタイプの石製造機

石を横に出すタイプの石製造機。作りやすいが安定しない。

下方向に石を引き出す方式

最近よく見かけるのは、粘着ピストンで石を下に引き下ろすタイプの装置です。 水源と溶岩の距離が近く、水流が短時間で届くため効率がよく、骨粉製造装置などにも利用されます。 しかし、この方式にも次の問題があります。

チャンクの読み込んでも、必ず丸石ができるわけではありません。 何回もゲームを再起動してもできない場合もあります。 ピストンが押せない状況でも、なぜか装置が壊れないときもあります。 また骨粉を多めに使って苔生成の確率を上げれば、ピストンを押せない状況は避けられます。

そのため比較的安定していると思います。 おそらく、骨粉自動製造機で最近よく見かけるのはそのせいでしょう。

ただし、今回欲しいのは骨粉ではなく苔です。

骨粉製造装置は、効率が悪いと「トラップでいいのでは」となってしまって利用価値がなくなります。 また、骨粉を多めに使っても、最終的に得られる骨粉の時間単位の量が増えれば問題ありません。

苔は大量に必要な場合でも数スタック程度なので、製造機に効率はあまり要求されません。 また、骨粉を大量に使うのも避けたいです。 つまり、苔自動収穫機は時間効率よりも安定性や骨粉に対する効率の方が重要です。

よって今回はこの方法は採用しませんでした。

石を下に引き出すタイプの石製造機

石を下に引き出すタイプの石製造機。効率がよいがまれに丸石ができる。

今回の装置の特徴

今回製作した装置は、過去に作成した石製造機を改良し、安定性と骨粉効率を重視した設計になっています。

石製造機については、次のような変更をしています。

この方法で溶岩が流れる時間が増えるので効率は落ちますが、安定性は上がります。 ゲームの再起動やディメンション移動後も丸石が発生しにくくなりました。 いまのところ(動作速度を上げなければ)丸石ができたことはありません。 動作速度を上げすぎるとピストンが水流を消し、水流と溶岩が触れるタイミングがずれてしまうので丸石ができます。

今回採用した石製造機

今回採用した石製造機。効率は悪いが丸石はほぼできない。

またほかにも次のような工夫をしています。

この構造は、4年前、苔が登場した直後に実際に作った装置が原型で、当時も動作が安定していました。 今回、クリエイティブモードでの検証でも、再起動やネザー移動後に丸石ができることはありませんでした。 また、いろいろと修正しているので、当時よりも効率が上がっています。

動画では、以前整備したジャングルのピラミッド内部にこの装置を設置しています。

中心の苔ブロックを「色あせた苔ブロック」に入れ替えれば、色あせた苔の量産も可能です。

サバイバルモードで検証しても、ネザーゲート通過直後や再起動後でも動作は安定しており、丸石はできませんでした。 そのまま苔と色あせた苔をそれぞれラージチェスト1箱ぐらい生産しておきました。

完成した苔自動収穫機

完成した苔自動収穫機。色あせた苔も作れます。

まとめ

苔製造機が完成したので、苔ブロックと色あせた苔ブロックは使い放題になりました。 今後はツタをあまり収穫せずにすむのでとても助かります。 また、苔むした系ブロックを気軽に使えるようになって、建築の幅も広がりますね。 苔むした系ブロックをよく使う人には、おすすめの装置です。

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公開日:2025-11-28