概要
今回は、骨粉を使った竹の自動収穫機を作ります。
YouTubeで公開している動画シリーズ「奇を衒わないマインクラフト」、パート153の解説・補足用記事です。
動画
解説
今回は、骨粉を使った竹の自動収穫機を作ります。
骨粉式竹自動収穫機を作る理由
今回、骨粉を使った竹の自動収穫機を作ることにした理由の一つは、竹が不足していたからです。 Ver.1.20のアップデートで竹ブロックが追加され、竹から板材を作れるようになりました。 竹は自動で収穫できるので、クラフトで使う板材を竹から作れば原木を大幅に節約できます。
そのため、クラフト用に木材が必要なら竹を使っていました。 すると、以前に設置したオブザーバー式の竹自動収穫機では竹が足りません。 今までは備蓄していた竹を使っていたのですが、それも前回の桜の村で竹のフェンスを多く使ったせいで、かなり減ってしまいました。
では、オブザーバー式の自動収穫機ではなく、骨粉式の自動収穫機にした理由は、オブザーバー式だとアイテム整理が大変だからです。 竹は成長が速くとてもかさばるアイテムです。 ただ単に生産量を増やすと、すぐに用意したチェストの容量を超えてしまいます。 そのため、定期的にブロックや棒へとクラフトして量を減らさなければならないので、少し手間がかかってしまいます。
その点、骨粉式の竹自動収穫機なら必要な分だけ生産できます。 作りすぎなければ、アイテムの整理を気にする必要はありません。 また、オブザーバーを使った方式では、アイテムがたまるまでに時間がかかりますが、骨粉を使った方法なら待たずにすぐ手に入ります。
このような理由から、今回は骨粉式の竹自動収穫機を作りました。
また、コンブもそうでしたが、私は可能ならオブザーバー式の収穫機と骨粉式の自動収穫機、両方とも作るようにしています。 そうすれば、普段使う分はオブザーバー式で、急に必要な分は骨粉式で作れるため、使い勝手がよいからです。
粘着ピストンとスライムブロック、ハチミツブロック
動画では粘着ピストンとスライムブロック、ハチミツブロックについても解説しています。
通常のピストンと異なり、粘着ピストンはブロックを押すだけでなく、引くこともできます。 また、スライムブロックやハチミツブロックは、他のブロックとくっつき粘着ピストンに押されたときに一緒に動く性質があります。
これらの性質を利用すると、ピストンを大幅に節約して自動収穫機が作れます。
しかし、実際には自動収穫機が必要となるのはゲーム序盤が多く、そのころはまだスライムブロックもハチミツブロックも持っていません。 また、粘着ピストンやスライムブロックの使い方は初心者には少し理解しにくいと思います。 そのため、ピストンを並べた自動収穫機が一般的なのでしょう。
しかし、スライムトラップや自動養蜂場を作れば、スライムブロックやハチミツブロックのコストがピストンのコストよりも低くなります。 それぐらいゲームを進めてからなら、今回紹介したような装置が有用になるでしょう。
今回紹介した装置について
今回はディスペンサーを12台も並べた大きめの骨粉式竹自動収穫機を作りました。 これだけ大きくしたのは、実は大量に竹ブロックを使う予定があるため、ラージチェスト2箱ぐらいは一気に竹ブロックを作らなければならなかったからです。
もし特に大量の竹を必要とする予定がないのであれば、もっと小規模な収穫機でも十分だと思います。 ただし、竹ブロックは木材の代わりにでき、竹はあまっても棒にすると矢師に売れるため、少し余分に生産してもあまり困らないでしょう。 骨粉式なら使わないときは止めておけるため、アイテム整理の手間もかかりません。
骨粉の供給
動画でも説明しているように、クロック回路はホッパーがアイテムを送る速度よりも速く動作するため、空打ちを防ぐにはディスペンサーにはホッパーを二つ以上つなげなければなりません。 しかし、装置の配置によってはディスペンサーにホッパーを二つつなげられない場合があります。
その場合は、動画で紹介しているようにディスペンサーの隣にドロッパーを設置し、ドロッパーにホッパーを二つつなげれば良いでしょう。 そして、ディスペンサーとドロッパーが同時に稼働するようにすれば、ディスペンサーが骨粉を使うたびに必ずドロッパーから骨粉が供給されます。 ディスペンサーやドロッパーには、下にオブザーバーを設置すれば簡単に動力を送れるでしょう。
また、こういった工夫をしていない装置もよく見かけるため注意してください。 そのような装置ではディスペンサーの空打ちが半分ぐらいの割合で発生するため、音がうるさく負荷が高いのに効率が悪くなってしまいます。
ホッパーで回収したとすると
今回の装置はホッパーを使わずにプレイヤーが竹を回収しています。 理由はホッパーで回収しても、結局プレイヤーがチェストから竹を取り出してクラフトしないといけません。 つまり余分な手間が増えるだけでメリットがないからです。
それでも「いや、ホッパーで回収した方がいいんだ」という重度のホッパー病の人もいるかもしれません。 そんな人たちのために、もしホッパーで回収したときの仕組みを説明しておきましょう。
まずホッパーの数についてです。 骨粉を供給するのに1株あたり2つのホッパーを使っているため、回収するのも最低でも同じだけ必要です。 少ないと回収が間に合わず、すぐにアイテムがあふれてしまいます。 竹は1つの骨粉で2ブロック成長することがあるので、もう少しホッパーが必要かも知れません。
具体的には今回の装置だと24個のホッパーが必要です。 12株の装置に24個のホッパーを使って回収する方法としては、ホッパーに均等に割り振られるようアイテムを水で流す方法が考えられます。 これは大量のアイテムを回収するのに使われているのを、動画サイトで見かけるので参考にすれば良いでしょう。
次に必要なストレージの数です。 今回の装置では15分で竹ブロックがラージチェスト1.5箱分手に入りました。 竹ブロックは9本の竹からクラフトできるので、竹はラージチェスト13.5箱収穫されたことになりますね。 よって回収部分には最低13.5箱のラージチェストが必要です。 実際には、アイテムが均等にチェストに入るとは限りませんから、もう少し余裕をもって用意した方が良いでしょう。
最後に、その13.5箱のラージチェストから竹を取り出して竹ブロックにする作業用に、作業台や竹ブロックを入れるチェストが必要ですね。
そこまでやって回収システムは完成です。 しかし、プレイヤーが直接回収するのに比べて、特に大きなメリットはありません。 むしろチェストから竹を取り出す手間が増えます。 放置可能にはなりますが、15分だけ放置できても仕方ないでしょう。 それに、どちらにせよ後で竹ブロックをクラフトする時間は必要です。
この装置でホッパーで竹を回収してメリットがあるのは、そのままかまどに送り込んで燃料にするときぐらいかな、と思います。 他にいろいろと燃料があるのに、わざわざこの方法で竹を生産して燃料にするメリットは少なそうですが。
骨粉式竹自動収穫機が入っている建物
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公開日:2023-10-10