概要
マインクラフトVer.1.14からディスペンサーにハサミを入れておけば、羊の毛刈りができるようになりました。 これを利用した製作が簡単で見た目の良い感圧板式自動羊毛刈り機を紹介します。
はじめに
ディスペンサーにハサミを入れ、羊の毛刈りを行う自動毛刈り機はすでに何種類ものタイプが知られています。
しかし、現在よく使われている毛刈り機は、狭い場所に羊を閉じ込めてオブザーバーで監視するか、水流などで羊を回し続ける物が多く、どうしても動物を虐待しているようで見た目が良くありません。
おそらく、羊自動毛刈り機を調べたことのある人の中には、あの外見を見て作るのをためらった人も少なくないと思います。
そこで、ここではごく普通の牧場に羊を飼っているだけのように見える自動毛刈り機をご紹介します。
羊を狭い場所に誘導することもなく作るのも簡単で、手際よく作ればおそらく10分ぐらいで完成します。
よくある自動毛刈り機の見た目が気に入らない人にはおすすめの装置です。
*この装置はJava版でのみ動作確認しています。
作り方
まずディスペンサーを3ブロックあけて向かい合わせに4つ置きます。
ディスペンサーが4つもいるのかと思うかもしれませんが、もしこれを取り除くとその場所には羊毛が飛んでしまうので、それを回収できるようにするにはどっちにしろホッパーを置くか何かブロックを置かなければなりません。 だったら、製作コストの低いディスペンサーを置いた方が効率を上げられるので合理的です。
ちなみにディスペンサーは昔は新品の弓でないと作れませんでしたが、今のバージョンでは壊れかけの弓でも作れます。 ただし、その場合はレシピからではなく、手動でクラフトのスロットに配置する必要があります。 よって、スケルトンがよくドロップする弓をとっておくと、ディスペンサーはかなり低コストで量産できます。 また、弓は矢師から、わずかエメラルド2個で買えます。
次にどれかのディスペンサーの斜め後ろを1ブロック掘って、そこにチェストを埋めます。
そのチェストに繋がるように、以下のように地面を1ブロック掘って羊毛回収用のホッパーを敷きつめます。 ホッパーの設置の仕方が分からない場合はこちらをどうぞ。
実は以下の画像の赤いマルの所にも羊毛が飛び散る事があります。
もしそれが気になるなら、ここにもホッパーを置いてください。 しかし、そこまで飛ぶ羊毛の数がかなり少ない(せいぜい数分に一つ)ので、得られるアイテムの数はあまり変わりません。 気にならないならこのままで良いでしょう。
次にディスペンサーの前に石の感圧板を置きます。
必ず石の感圧板を置いてください。他の感圧板では正常に動作しません。 なぜなら、石の感圧板はMobが乗った時のみに反応するので、羊が乗ったときだけ作動しますが、他の感圧板はアイテムが乗ったときにも反応してしまうからです。
石の感圧板と木の感圧板に羊毛を乗せたところ。 石の感圧板は反応せず、木の感圧板だけレッドストーン信号を発している。
もし刈った羊毛が感圧板に乗って反応してしまうと、そのレッドストーン信号によって下のホッパーも動作しなくなり、アイテムが消えるまでの5分間、その感圧板は押された状態になります。 すると、その間ずっとその感圧板に繋がっているディスペンサーは作動しなくなるので、効率が大幅に落ちます。 少しマイナーな仕様のせいか、ネット上にはおそらく知らずに同様の装置に石以外の感圧板を使っているものも見かけますので、注意してください。
次に刈った羊毛が乗らないようにディスペンサーの上に何かブロックを置きます。
最後にディスペンサーの中にハサミを入れて、装置としては完成です。
あとは羊がいればときどき感圧板を踏んで毛刈りが行われます。
羊の数は何匹でもかまいませんが、20匹かそれより少し多いぐらいが、そこそこの効率で見た目も良いと思います。
見た目を整える
装置としてはもう完成していますが、せっかくなので少し見た目を良くしてみます。
まずはホッパーを緑のカーペットで隠します。
あとは上に屋根をつけるなどして、家畜小屋か何かのようにアレンジします。
例えば閃緑岩の屋根をつけるとこのようになります。
トウヒ(マツ)で平らな屋根を作るとこうなります。
かなり自然な見た目になったのではないでしょうか。
もちろん、他にもいろいろな方法があるでしょう。 装置自体は高さ2ブロックの柱が四カ所に置いてあるだけなので、アイデアしだいでいくらでも見た目を良くアレンジできます。
効率は普通のプレイなら十分
たまたま羊が感圧板を踏んだ時にしか作動しないので、羊毛を得る効率は運でかなり変わります。
また、プレイヤーが羊の近くに行くと、羊がプレイヤーの方によってくるなどして活発に動くので効率が上がりますが、そうではないときはあまり動かないので、さほど毛が刈れていないときがあります。
しかし、羊の数が多いので羊毛の量自体はそれなりにとれます。 私が使っている感じでは、この規模でも一人プレイで普通に使う分の羊毛は十分に手に入るのではないかと思います。
今回の30分ぐらいの作業中にたまった羊毛。 羊毛で大型建築でもしない限りおそらく十分な量。
また、足りなくなっても羊を閉じ込めていないので普通にプレイヤーがハサミで毛刈りすることもできます。
もし何かの理由で効率を上げたいなら、フェンスなどで仕切りを付けるという方法もあります。
こうすると、羊が移動しようとすると中心の部分を通らなければならなくなるので、感圧板をよく踏むようになり効率が上がります。
ただし、羊が多いと中心の狭くなった部分を通るときに詰まってしまって逆に効率が下がることもあります。 その場合は羊の数や仕切りの数を調整すると良いでしょう。
まとめ
感圧板を使った羊の毛刈り装置は作るのが簡単で見た目の良いものができます。 効率もそこそこで十分実用性があります。
常に毛がなく身動きがとれない羊がガラスの中で実験動物のように飼われていたり、水流で羊が休むことなく常に流されていたりするタイプの毛刈り装置に抵抗がある人は、ぜひ感圧板式の毛刈り装置を試してみてください。
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公開日:2020-07-10