概要
レッドストーンコンパレーターの基本的な機能や使い方を簡単にまとめました。
比較、減算、ブロック状態の検知など、応用範囲が広い機能を解説。さらに実際にどんな場面で使われるかも紹介します。
クラフト方法
レッドストーンコンパレーターのレシピは以下の画像の通りです。
コストの高いアイテムではありませんが、ネザー水晶が必要なので通常はネザーで採集しなければなりません。
機能
レッドストーンコンパレーター(以下ではコンパレーターと略)には以下のような機能があります。
比較
下の画像のように、コンパレーターは正面からの信号が側面からの信号よりも弱いと、信号を後ろに伝えないという機能があります。
レッドストーントーチは強さ15のレッドストーン信号を発し、レッドストーン信号は1ブロック離れるごとに1ずつ強さが減っていきます。
画像の上の回路は正面からの信号が弱いので信号が伝わらず、レッドストーンランプが点灯しません。
一方、下の回路は側面からの信号の方が弱いので、信号が伝わりレッドストーンランプが点灯します。
減算
コンパレーターは1回右クリックすれば減算モードになります。 (そして、もう一度右クリックすると元の比較モードに戻ります。)
減算モードでは、正面から来た信号の強度から側面から来た信号の強度を差し引いた物が、後ろに伝える信号強度になります。
上の画像では、正面の信号よりも側面の信号が2だけ弱いので、レッドストーンランプが2個しか点灯していません。
ブロックの状態を検知
コンパレーターはストレージ(コンテナ)ブロックなどにアイテムがどれくらい入っているかを検知することもできます。
例えば、ホッパーの中にレッドストーンダストを1つだけ入れると、
以下の画像のようにコンパレーターは強さ1のレッドストーン信号を発します。
これはレッドストーンダストに限らず、1スタックが64個のアイテム全てでこのようになります。
次にレッドストーンダストをいっぱいに詰めると、
強さ15のレッドストーン信号を発します。
このように、中の詰まり具合によってレッドストーン信号の強さが変わります。
ここで注意が必要なのが、ホッパーが検出するのは「中の詰まり具合」であって、アイテムの個数ではないことです。
例えば、以下のように剣を1本だけホッパーに入れると、
以下のように、アイテム1つなのに信号の強度が3になります。
これは剣はスタックできないので、64個スタックできるレッドストーンダストよりも多くホッパーが「詰まっている」と解釈できるためです。
基本的に信号の強さは「詰まっていなければ0、完全に詰まっていると15」と覚えておけば良いでしょう。
もちろん、アイテムの量でどんな強さの信号が出るかを表す数式はあり、攻略Wikiにも記載されています。 ただし、マインクラフトにはスタックできない物、16個スタックできる物、64個スタックできる物があるので、それに合わせて数式もちょっと複雑です。
よって複雑な使い方をしないなら、その数式を覚えるより上のような簡単な回路を作り実際にアイテムを入れて確認した方が早いです。
補足1
ストレージ以外にも、ケーキや額縁、大釜、ジュークボックス、エンドポータルフレーム、コマンドブロック、書見台、ミツバチの巣や養蜂箱などのブロックの状態も検知できます。
補足2
ブロックの状態を検知するとき、コンパレーターとブロックの間に不透過ブロックがあっても動作します。
これは回路同士の干渉を防ぐときや、対人トラップで回路を完全に隠したいときによく使います。
使用例
回路の詳細についてはご紹介しませんが、コンパレーターの実際の使い道としては以下のような物があります。
クロック回路
コンパレーターの減算や比較機能を使うと、信号を一定の間隔で発するクロック回路が作れます。
また、知識があり手間をかけられるなら、他の素材と合わせて現実世界の電子回路のような複雑な回路も作れます。
仕分け機
仕分け機はホッパーの中のアイテムの量によってコンパレーターからの信号の強さが変わることを利用して作られています。
自動養蜂場
こちらの記事でご紹介しているように、自動養蜂場もミツバチの巣や養蜂箱の状態をコンパレーターで監視できることを利用しています。
対人トラップ
コンパレーターが不透過ブロック越しにブロックの状態を監視できることを利用すると、事前に察知されにくい対人トラップが作れます。
例えばアイテムを入れると爆発するチェストや、食べると毒のスプラッシュボーションが発射されて毒状態になる毒入りケーキなどが簡単に作れます。
カギ
コンパレーターが額縁の状態やジュークボックスを監視できることから、額縁のアイテムを特定の方向に向けたり、特定のレコードを再生したりしないと開かない扉が作れます。
公開日:2022-03-24