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iOSでのANEの作成​/ANEの作成 のソース :: NJF Wiki

xpwiki:iOSでのANEの作成/ANEの作成のソース

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*必要なファイル [#kec4147d]
「[[iOSでのANEの作成/iOS側の作成]]」、「[[iOSでのANEの作成/swcの作成]]」で必要なものはそろったので、いよいよANEを作成します。

iOSのANEの作成で最低限必要となるファイルは、

-iOS側の処理の書かれたライブラリファイル(.aファイル)
-ActionScriptで書かれたSWC
-そのSWCから取り出したlibrary.swf
-ANEの設定ファイル:extension.xml

です。
リソースなどを必要とするANEの作成の場合はもう少し増えますが、このサンプルではこれだけです。

*extension.xml [#u8bdf3d0]

この必要ファイルのうちまだ制作していないのはextension.xmlだけです。
ファイル名はこれでなくてもかまいませんが、サンプルなどを見ると慣習的にこの名前が多いようです。
このファイルの内容を間違えると面倒なエラーとなりますので、気をつけてください。
内容は以下の通りです。

 <extension xmlns="http://ns.adobe.com/air/extension/28.0"> 
     <id>ANEAlert</id> 
     <versionNumber>0.0.1</versionNumber> 
     <platforms> 
 		<platform name="iPhone-ARM">
             <applicationDeployment> 
                 <nativeLibrary>libanealert.a</nativeLibrary> 
                 <initializer>ANEAlertInitializer</initializer>
             </applicationDeployment>
         </platform>
     </platforms> 
 </extension>
ここで「&#104;ttp://ns.adobe.com/air/extension/28.0」の最後の数字はAir SDKのバージョンです。間違えるとエラーとなります。

「id」で指定している「ANEAlert」はANEを識別するIDです。これは[[AndroidでのANEの作成/swcの作成]]で作成したSWCの「ExtensionContext.createExtensionContext」で指定したものと同一でなくてはなりません。

「platform name」はiOSの場合「iPhone-ARM」とします。

「nativeLibrary」はライブラリファイル名です。

「initializer」は[[iOSでのANEの作成/iOS側の作成]]で作成した初期化関数名です。

*フォルダ構成とANEの作成コマンド [#u4f680e6]

ANEの作成ではフォルダ構成も重要となります。

まず基点となるフォルダを作り、その下にANEalert.swcとextension.xmlを置きます。さらに「ios」というフォルダを作り、その下にclasses.jarとlibrary.swfを配置します。
まとめると以下のようになります。

&ref(folders.jpg,mw:480,mh:360);

ANEAlert.swcと同じ階層で次のコマンドを実行します。

 adt -package -target ane aneAlert.ane extension.xml -swc ANEAlert.swc -platform iPhone-ARM -C ios .

「adt」はAir SDKのbinの中にあるコマンドです。
パスを通していない場合はフルパスで記述してください。

「 -package -target ane aneAlert.ane」の部分で「aneAlert.ane」という名前のANEの作成を宣言しています。

「extension.xml」は先ほど制作した設定ファイル名です。

「-swc ANEAlert.swc」はSWC名を指定しています。

「-platform iPhone-ARM」はiOSのANEであることを宣言しています。

「-C ios」はiOS用のファイルがある場所、つまりlibrary.swfやlibanealert.aのあるiosフォルダを示しています。

最後の「.」(ドット)は基点となるフォルダを表しています。

これを実行すると「aneAlert.ane」が作成されるはずです。

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