5: 2018-01-05 (金) 22:30:39 njf[6] [7] [8] | 6: 2018-01-07 (日) 00:12:01 njf[6] [9] [10] | ||
---|---|---|---|
Line 98: | Line 98: | ||
*ANE用のライブラリの作成 [#f803ea57] | *ANE用のライブラリの作成 [#f803ea57] | ||
+ | このページの目的は作成したボタンを押すとアラート画面が表示されるようなテスト用アプリを作り、かつANE用のライブラリを作ることです。 | ||
+ | このままこのプロジェクトに処理を書くこともできますが、そうするとあとでライブラリ製作用のプロジェクトを作って内容をコピーしなくてはいけなくなるため、面倒です。 | ||
+ | はじめからライブラリ用のプロジェクトを制作し、それを先ほど制作したテスト用のプロジェクトにリンクさせた方が簡単です。 | ||
+ | そのためにここでライブラリ用のプロジェクトを制作します。 | ||
+ | |||
+ | まずXcode起動後にメニューからFile->New->Projectと選び、iOSタブから「Cocoa Touch Static Library」を選択します。 | ||
+ | |||
+ | &ref(cctStaticLibrary.jpg,mw:480,mh:360); | ||
+ | |||
+ | この後のプロジェクトの作り方は「[[プロジェクトの作成>#kc36aff3]]」と全く同じなので、そちらを参考にしてください。ここではプロジェクトの名前は「anealert」としました。 | ||
+ | |||
+ | また、ターゲットのバージョンや「Build Settings」なども「[[プロジェクトの作成>#kc36aff3]]」と同じように設定してください。 | ||
+ | |||
+ | ちなみにライブラリプロジェクトをそのままビルドした場合はライブラリプロジェクトの設定が、ライブラリプロジェクトを他のプロジェクトにリンクさせた場合は親になっているプロジェクトの設定が適用されます。 | ||
+ | 混乱しないように、両方同じにしておくのが無難です。 | ||
+ | |||
+ | ライブラリプロジェクトが作成できたら、一度Xcodeを終了させます。 | ||
+ | |||
+ | 再びXcodeを開き、ライブラリプロジェクトを参照する親プロジェクトであるAneAlertSampleを開きます。 | ||
+ | 開いたらライブラリプロジェクトanealertをAneAlertSampleのファイルが表示されている部分へドラッグ&ドロップします。 | ||
+ | |||
+ | &ref(libraryDD.jpg,mw:480,mh:360); | ||
+ | |||
+ | するとライブラリプロジェクトが入れ子となって表示されるようになり、両方のプロジェクトのファイルが編集可能になります。 | ||
+ | |||
+ | &ref(libLink.jpg,mw:480,mh:360); | ||
+ | |||
+ | ちなみに、Xcodeを再起動せず、ライブラリプロジェクトを開いたまま上の手順を行うと、「すでにプロジェクトが開いています」といった内容のエラーが発生し、ビルドも何もできない状態になります。そうなったらXcodeを一度再起動し、ライブラリプロジェクトは開かずに親となっているプロジェクトを開いてください。 | ||
+ | |||
+ | 最後にライブラリをリンクさせるため、親プロジェクトであるAneAlertSampleのTARGETSのAneAlertSampleの「Linked Frameworks and Libraries」にlibanealert.aを加えます。 | ||
+ | |||
+ | &ref(libLinkTarget.jpg,mw:480,mh:360);クリックして拡大 | ||
+ | |||
+ | そして、ヘッダーファイルが参照できるように、同じく親プロジェクトであるAneAlertSampleのTARGETSのAneAlertSampleの「Build Settings」の「User Header Search Paths」にライブラリプロジェクトであるanealertのヘッダーファイルがある場所を指定します。ダブルクリックして「+」ボタンを押した後ヘッダーファイルが入ったフォルダをドラッグ&ドロップすればフルパスが入るので便利です。 | ||
+ | |||
+ | &ref(libHeader.jpg,mw:480,mh:360); | ||
+ | |||
+ | これで、ライブラリ開発とそれを使ったテスト用アプリの開発が一度にできるようになります。 | ||
+ | |||
+ | ただし、まれにビルドしようとしたときにライブラリプロジェクトのエラーが表示されず「Build Faild」とだけ表示されることがあります。その場合は一度Xcodeを閉じ、ライブラリプロジェクトのみを開いてビルドし直せば、エラーの場所が表示されます。 | ||
+ | |||
+ | *主処理の追加とアプリとしてのテスト [#n6d6c2ec] | ||
&font(Red){作成中}; | &font(Red){作成中}; |
(This host) = https://njf.jp