3: 2016-07-20 (水) 06:13:04 njf[6] [7] [8] | 4: 2016-07-20 (水) 13:07:38 njf[6] [9] [10] | ||
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Line 97: | Line 97: | ||
とします。 | とします。 | ||
+ | |||
または | または | ||
Line 102: | Line 103: | ||
とすると、ver.9で一番新しいものが使われます。 | とすると、ver.9で一番新しいものが使われます。 | ||
+ | |||
+ | ただし、ANEの製作では後でGoogle Play Servicesのバージョン番号を使うので、この記法よりもバージョンを明記しておいたほうがトラブルが起こりにくく、こちらの「+」を使った表記はあまりおすすめしません。(マイナーバージョンの違いのみなのでさほど問題は起こらないとは思いますが。) | ||
build.gradleはあちこちにありますが、aneadmobの下のものなので間違えないようにして下さい。 | build.gradleはあちこちにありますが、aneadmobの下のものなので間違えないようにして下さい。 | ||
- | するとdependencies部分は以下のようになります。 | + | するとdependencies部分はバージョン部分を除いて以下のようになります。 |
dependencies { | dependencies { | ||
Line 112: | Line 115: | ||
compile 'com.google.android.gms:play-services-ads:9.2.1' | compile 'com.google.android.gms:play-services-ads:9.2.1' | ||
} | } | ||
+ | |||
+ | あとは「Sync Now」という表示が出ていると思うので、それをクリックしてgradleファイルの内容をプロジェクトに反映させれば、Admobの広告表示に必要なライブラリの取り込みができます。 | ||
*主処理の追加とAndroidアプリとしてのテスト [#o254a294] | *主処理の追加とAndroidアプリとしてのテスト [#o254a294] | ||
+ | |||
+ | 広告表示の主処理となる部分を作っていきますが、あとでANEとして分離させないといけないので、サンプルなどにあるようにActivityに直接処理を書くわけにはいきません。admobaneライブラリの中に別クラスを作ってそこに主処理を書きます。 | ||
+ | |||
+ | 一方、Activityの方は、それを呼び出すテスト用のコードのみになるようにします。 | ||
+ | |||
+ | まず | ||
+ | 「aneadmob->src->main->java->jp.njf.admob」の下にANEAdmobというクラスを作成します。 | ||
+ | |||
+ | &ref(admobANEAdmobClass.jpg,mw:480,mh:360); | ||
+ | |||
+ | 前述しましたが、このANEには以下の機能を実装予定です。 | ||
+ | |||
+ | -各種IDの設定 | ||
+ | -バナー広告の表示 | ||
+ | -バナー広告の非表示 | ||
+ | -インタースティシャル広告のロード | ||
+ | -インタースティシャル広告の表示 | ||
+ | |||
+ | 最初の「各種ID」とは、AdmobのアプリケーションID、バナーID、インタースティシャルIDの3つです。 | ||
+ | |||
+ | よってこのクラスには以下のpublicなメソッドが必要です。 | ||
+ | |||
+ | |メソッド名|引数|機能| | ||
+ | |setAppID|アプリケーションID(String型)|アプリケーションIDを設定する| | ||
+ | |setBannerID|バナーの広告ID(String型)|バナーの広告IDを設定する| | ||
+ | |setInterstitialID|インタースティシャルの広告ID(String型)|インタースティシャルの広告IDを設定する| | ||
+ | |showBanner|なし|バナー広告の表示| | ||
+ | |hideBanner|なし|バナー広告の非表示| | ||
+ | |loadInterstitial|なし|インタースティシャル広告のロード| | ||
+ | |showInterstitial|なし|インタースティシャル広告の表示| | ||
+ | |||
+ | 戻り値は全てなし、つまりvoid型メソッドです。 | ||
+ | |||
+ | ここで「インタースティシャル広告のロード」については説明が必要かも知れません。インタースティシャル広告は全画面で表示され、場合によっては動画なども含まれるため、データ容量が大きく、ネットから広告データをロードするのに時間がかかります。 | ||
+ | それを素早く表示するためには、あらかじめロードしておいて、それが完了していたら表示する、という手順をふむことになります。ロードの直後にすぐ表示しようとすると、ロードが終わっていないのでたいてい失敗します。 | ||
+ | |||
+ | 例えば、画面遷移5回毎に表示するなら一回目でロードし、4回も画面遷移すれば多分ロードは終わっているでしょうから、5回目の画面遷移で広告を表示する、といったふうに使います。そのため、ロードと表示のメソッドは分けておく必要があるのです。 | ||
*ANE呼び出し処理の追加 [#i5cd3b6c] | *ANE呼び出し処理の追加 [#i5cd3b6c] |
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