*コマンドライン引数の取得 [#gf1ebe46] Python実行時のコマンドライン引数は以下のようにして取得できます。 import sys for a in sys.argv: print a これ「arg_test.py」という名前で保存して実行すると $ python arg_test.py a1 a2 a3 a4 arg_test.py a1 a2 a3 a4 のように、「sys.argv」に最初に実行しているファイル名、残りにコマンドライン引数が入っています。 *argparseでコマンドライン引数をよりうまくあつかう [#s3231922] 簡単なコマンドライン引数の取得なら「sys.argv」で十分ですが、実際のプログラムだと例えば「-h」や「--help」と引数を指定すればヘルプメッセージを出したり、必要な引数がなければエラーを出したりしたくなります。 ですが、「sys.argv」だけを使って自力でそれらを作ると結構な手間となります。そこで、Pythonにはそれらの機能を実装するのに役立つ「argparse」というモジュールが用意されています。 # -*- coding: utf-8 -*- import argparse parser = argparse.ArgumentParser(description=u'二個の整数の引数をそのまま出力します') parser.add_argument("a1", help=u"数値1", type=int) parser.add_argument("a2", help=u"数値2", type=int) args = parser.parse_args() print args.a1, args.a2 これを以下のように実行すると、 $ python arg_test.py 2 5 結果 2 5 となります。 なにも引数無しで実行すると $ python arg_test.py 結果 usage: arg_test.py [-h] a1 a2 arg_test.py: error: too few arguments となり、使い方と「引数が少なすぎる」というメッセージを出してくれます。 二つ目の引数に数値以外を指定すると、 $ python arg_test.py 1 a 結果 usage: arg_test.py [-h] a1 a2 arg_test.py: error: argument a2: invalid int value: 'a' このように、ちゃんと第二引数が不正であるというメッセージが出ます。 さらに $ python arg_test.py -h とすると、 usage: arg_test.py [-h] a1 a2 二個の整数の引数をそのまま出力します positional arguments: a1 数値1 a2 数値2 optional arguments: -h, --help show this help message and exit ちゃんとヘルプメッセージが出ます。 これらの処理を自分で実装するとかなり大変ですが、argparseを使うと数行で実現できます。 これ以外にもたくさんの機能があります。 正直多すぎて使いこなせません。 ちょっとしたツールで使うなら上の例の程度知っておけば十分でしょう。 詳しい機能は、とてもここでは紹介しきれないので、公式サイト[[http://docs.python.jp/2/library/argparse.html]]を参照してください。
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