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# n4ea209e の編集
ページ内容:
*文字列を使った複数行のコメント [#n4ea209e] Pythonには文字列がただそれだけソースコードにあったとしても、実際の処理では無視されるという言語仕様があります。 "この文字列は無視される" print u"コメントのテスト" 結果 コメントのテスト また、複数行にわたる文字列を「"""」や「'''」で囲んで定義できる、いわゆるヒアドキュメントなどと呼ばれる機能があります。 hd = """複数行の文字列が 書けます。""" print hd 結果 複数行の文字列が 書けます。 これらのことから、ヒアドキュメントを使って複数行のコメントを実現できます。(1行のコメントは「#」を使えば良いので、普通使いません。) ''' 複数行のコメントとして 書ける ''' print u"コメントのテスト" 結果 コメントのテスト ただし、これは本当のコメントのように構文解析が完全に行われないわけではありません。 そのため、インデントがおかしいとエラーとなります。 if True: ''' こう書くと インデントがおかしいのでダメ ''' print u"コメントのテスト" 結果 File "comment_test.py", line 18 ''' ^ IndentationError: expected an indented block インデントを整えれば制御構造の中でも複数行のコメントが使えます。 if True: ''' インデントすれば OK ''' print u"コメントのテスト" 結果 コメントのテスト このように複数行のコメントは便利ですが、インデントを気にしないといけないことや、普通の処理としてヒアドキュメントを使っていると、そちらと混じるとわかりづらいという欠点もあります。 また、「#」によるコメントは最近の統合環境などでは、たいてい複数行を一括で自動でコメントアウトしたり、元に戻したりしてくれる機能もあるので、処理を一時的に消すにはそちらの方が便利なこともあります。 そのせいか、ヒアドキュメントを複数行のコメントとして使うのは、ファイルの先頭や関数、クラスなどの定義のところなど、制御構造と関わりの無い場所で使われることが多いです。 特に関数やクラスの先頭で使われるものを「ドキュメントストリング」と呼び、「__doc__ 」で参照することが可能です。ドキュメントストリングについては「[[Python/関数定義:http://njf.jp/cms/modules/xpwiki/?Python%2F%E9%96%A2%E6%95%B0%E5%AE%9A%E7%BE%A9#t8b3f869]]」を参照してください。
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