辞書型オブジェクトとリストの相互変換方法を紹介します。 使いどころとしては、辞書型は順番を保証しないので、並べ替えしたいときなどにリストに変換してソートする、といった場合です。 辞書型からタプルへの変換は、リストとタプルが相互変換可能なので、リストを経由して行います。リストからタプルへの変換は「[[Python/リストとタプル]]」を参照してください。 *辞書からリストへ [#k10fa8ff] ver2.7なら「items」を使います。 dictData = {'A':'a','B':'b','C':'c'} print dictData.items() 結果 [('A', 'a'), ('C', 'c'), ('B', 'b')] 辞書型オブジェクトは順番が保証されないので注意が必要です。私のテスト環境ではBとCが入れ替わりました。 ver3ではitemsはイテレータを返すので、さらにリストに変換します。 print(list(dictData.items())) 結果 [('C', 'c'), ('B', 'b'), ('A', 'a')] 辞書のキーのみの配列を得るなら「keys」、値のみの配列なら「values」を使います。 ver2なら以下のようになります。 キーは print dictData.keys() 結果 ['A', 'C', 'B'] 値は print dictData.values() 結果 ['a', 'c', 'b'] これらもpython3ではイテレータを返すのでリストに変換する必要があります。 *リストやタプルから辞書へ [#xee63d58] 「dict」を使います。 listData = [('A', 'a'), ('B', 'b'), ('C', 'c')] print dict(listData) 結果 {'A': 'a', 'C': 'c', 'B': 'b'} タプルからの変換も同様です。
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