辞書型オブジェクトとリストの相互変換方法を紹介します。 使いどころとしては、辞書型は順番を保証しないので、並べ替えしたいときなどにリストに変換してソートする、といった場合です。
辞書型からタプルへの変換は、リストとタプルが相互変換可能なので、リストを経由して行います。リストからタプルへの変換は「Python/リストとタプル」を参照してください。
ver2.7なら「items」を使います。
dictData = {'A':'a','B':'b','C':'c'} print dictData.items()
結果
[('A', 'a'), ('C', 'c'), ('B', 'b')]
辞書型オブジェクトは順番が保証されないので注意が必要です。私のテスト環境ではBとCが入れ替わりました。
ver3ではitemsはイテレータを返すので、さらにリストに変換します。
print(list(dictData.items()))
結果
[('C', 'c'), ('B', 'b'), ('A', 'a')]
辞書のキーのみの配列を得るなら「keys」、値のみの配列なら「values」を使います。 ver2なら以下のようになります。
キーは
print dictData.keys()
結果
['A', 'C', 'B']
値は
print dictData.values()
結果
['a', 'c', 'b']
これらもpython3ではイテレータを返すのでリストに変換する必要があります。