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【Java版マイクラ】エメラルドの収入源に! キツネ式自動スイートベリー収穫機

エメラルドの交換効率の良いキツネ式自動スイートベリー収穫機の作り方を解説します。


概要

エメラルドの交換効率の良いキツネ式自動スイートベリー収穫機の作り方を解説します。

装置の概要

スイートベリーとキツネはJava版マインクラフトVer.1.14で追加された植物と動物です。

マインクラフトのキツネの性質にはさまざまなものがありますが、今回重要なのはキツネがスイートベリーを収穫してそれを食べるというものです。

キツネはアイテムを与えるとそれを1つくわえてしばらくすると食べ物なら食べてしまいます。 スイートベリーも収穫したらそれをくわえてやがて食べてしまいます。

ここでスイートベリーの性質として、収穫すると時々スイートベリーを2つ以上ドロップするというものが重要になります。

スイートベリーをキツネが収穫して2つ以上ドロップすると、キツネは1つしかアイテムをくわえられないので残りは地面に落ちます。

この地面に落ちた物を地下のホッパー付きトロッコで回収しよう、というのがこの装置のアイデアです。

このように、もともとあまっている物を回収しているだけなので、キツネの取り分をかすめ取ってキツネがかわいそうではないか、という心配はありません。

キツネは自分の食事の分はちゃんと確保していますし、回収しているのは他のキツネが食べなければやがて消えるアイテムです。

注意:Java版でのみ動作確認しています。 ちなみに統合版ではVer.1.16.1からキツネがスイートベリーを収穫しないというバグが報告されています。 バグトラッカーではベータ版ではすでに修正済みで次のリリースで修正予定となっています。(2021/2/24追記)

この装置のメリット

キツネ式自動スイートベリー収穫機は非常に便利な装置ですが、キツネとスイートベリーがVer.1.14から追加されて1年以上経つにもかかわらず、今ひとつ知名度がないように思えます。

そもそも何が良いのかも分かっていない人もいるかもしれないので、まずここではこの装置の利点についてまとめました。

すでにこの装置についてよく知っている人は読み飛ばしてかまいません。

エメラルドの取得効率が良い

私もあらゆる装置の効率について知っているわけではないので、あまりはっきりしたことは言えません。 しかし、村人ゾンビ治療を利用せず正規のレートで取引し、バグなども利用せず、完全放置可能なマイクラの自動収穫機の中では、エメラルドを得る効率はこれが一番良いのではないかと思います

特に養蜂場と組み合わせるとかなりの効率になります。

細かな効率については最後に解説します。

製作コストが低い

この装置で使う一番コストの高いブロックはレールです。 あとはコンパレーターとホッパーぐらいです。

例えばカボチャやサトウキビ、竹などの通常のオブザーバー式の装置では植える株の数だけレールとピストンとオブザーバーが必要です。 それに比べると格段に製作コストが低いです。

見た目が良い

この装置は一見するとキツネがスイートベリーの畑で遊んでいるように見えて、同じMobを使う形式でも村人式全自動畑のような強制労働させている感じがあまりなく、見た目が良いです。

装飾などを入れて温室のようにレイアウトすれば、装置っぽさはほとんどなくなります。

サバイバルモードで使っている装置

サバイバルモードで実際に使っているキツネ式スイートベリー自動収穫機。 見た目はほぼ温室です。

作りやすく拡張が容易

この装置は他の自動収穫機のようにオブザーバーなどを設置する必要がなく、規模の割に製作にかかる作業量が少ないです。

そのため、大規模な装置をつくるのも簡単です。

養蜂場と組み合わせやすい

この装置はガラスで全体を囲うのが普通です。 それがそのままミツバチが逃げないようにすることに使えます。 スイートベリーはミツバチの落とす花粉で成長が促進されます。

つまり、この二つの装置をまとめればスペースの節約になり、しかも効率も上げられます。

また、見た目もにぎやかになり花を植えるおかげで見栄えも良くなります。

養蜂場と組み合わせた装置

肉屋の取引項目として確定で出る

スイートベリーは肉屋の取引項目として達人まで育てると確定で出ます。 そのため、就職させて育ててみたけれども結局は取引できなかった、というようなことはおこらず、無駄な作業をしなくてすみます。

しかもスイートベリー10個でエメラルド1つと交換比率も良いです。

肉屋は1段階目の取引項目として、豚肉や鶏肉など生産しやすい項目があるので育てやすく、豚肉なら7個でエメラルド1つとこちらも交換比率はけっこう良いです。1 スイートベリー関係なく育てておいても良い村人です。

肉屋

この装置のデメリット

さほど大きな物はありませんが、この装置には以下のようなデメリットもあります。

地下には作れない

マインクラフトのキツネは昼間には日の光の当たらないところで寝てしまいます。 そのため、地下に作ると効率が大幅に落ちるので基本的に地上に作ります。 生産施設は全て地下に作っている、という人は作りづらいかもしれません。

ただし、ネザーではなぜかキツネは寝ないようなので、この制限なく作れます。

キツネとスイートベリーが必要

キツネとスイートベリーを使うのでまだ見つけていないと作れません。 ワールドによってはなかなか見つからないこともあるので、その場合は探して連れ帰るところから始めないといけません。

音がする

ホッパー付きトロッコを使うのでその音がします。 キツネも鳴きます。

作り方

この装置を作るのはとても簡単です。

まず作りたい範囲にレールを敷きます。 大きさやレールの敷き方は自由です。

レール

小規模な装置なら上のように端でトロッコが折り返すようにするのが楽です。

大規模な装置だとトロッコが5分以内に帰ってこずにアイテムが消えたり、アイテム化したスイートベリーが負荷をかけたりする可能性があるので、以下のようにループするように敷くのがおすすめです。

ループさせる

かなり大規模でなければ折り返す方法で問題ないと思います。

画像ではパワードレールの動力としてその下にレッドストーンブロックを設置しています。 もし、レッドストーンを節約したい場合は、レッドストーンブロックのかわりにパワードレールの2ブロック下にレッドストーン・トーチを設置すると良いでしょう。

レッドストーン・トーチを使う場合

このようにすると、レッドストーンを大幅に節約できます。 そのかわり、少し手間がかかります。

レールが敷けたらその端に荷下ろし装置を作ります。

荷下ろし装置

荷下ろし装置についてはこちらで詳しく解説しています。

レールの上に土か草ブロックを設置します。

レールの上の草ブロック

全体をガラスで覆います。

ガラスで覆う

プレイヤーが中で作業しやすいように2ブロック以上であれば、天井の高さに決まりはありません。

ただし、養蜂場と組み合わせるなら、ミツバチが飛びやすいように高めの方が良いでしょう。

スイートベリーを植えます。

ガラスで覆う

中にキツネを放します。

キツネを入れる

後で説明するように、キツネの数が重要です。

ホッパー付きトロッコを走らせて完成です。

ホッパー付きトロッコ

この装置を作る上で3つ重要な注意点があります。

キツネは昼間は日陰で寝てしまうので、日の当たる場所に作らなければなりません。

また、天井にはガラスなど光を通すブロックを使う必要があります。 ただし、ネザーではこの制限はありません。

寝ているキツネ

日陰で寝てしまったキツネたち。

キツネは獲物を追うときなどに最大5ブロックの高さまでジャンプします。その対策が必要です。

ジャンプで外に出て行かないようにして、かつ日の光を通すために、装置全体を天井までガラスで覆うのが普通です。 (天井なしで高い壁を作っても良いのでしょうが、高さ5ブロックの壁は圧迫感があるせいか、天井を作った方が安全なせいか、あまりやっている人は見かけません。)

キツネはスイートベリー16本ぐらいにつき一匹が推奨です。

これより多すぎても少なすぎても効率が悪くなります。

キツネが少ないと収穫できるスイートベリーも少なくなるのは当たり前なので説明は不要でしょう。

キツネが多いと効率が悪くなるのは、キツネがスイートベリーを食べてしまうせいです。 キツネがアイテムを食べるスピードは遅いのでキツネの数が少ないうちは問題ないのですが、数が多いとその影響が大きくなって効率が落ちます。

実際にクリエイティブモードで装置の中に大量のキツネを入れると、まったくスイートベリーが収穫できなくなりました。

何本のスイートベリーに対して何匹のキツネが最も良いか調べるために、以下のように8x8=64本のスイートベリーを収穫する4つの装置を作り、それぞれキツネを三匹、四匹、五匹、六匹入れて1時間放置して収穫量を比べてみました。

4つの装置

4つの装置の荷下ろし装置

その結果は以下の通りです。

キツネの数 収穫数 エメラルド換算
3 357 35
4 427 42
5 372 37
6 317 31

64本のスイートベリーに四匹、つまり16本につき一匹が最も効率が良くなりました。

誤差もあると思うのでこれが効率を最大化する割合ぴったりではないでしょう。 装置の形などによっても変わるかもしれません。 しかし、ある程度の目安にはなると思います。

キツネが多すぎると見ての通りかなり効率が下がるので気をつけましょう。 この規模だと1匹余分なだけで1割以上も効率が下がります。

養蜂場と組み合わせると効率アップ

同じく64本のスイートベリーを育てるこの装置に自動ハチミツ収集機を組み合わせて効率を計測してみました。

養蜂場つきスイートベリー収穫機

8台の自動ハチミツ収集機を設置し、24匹のミツバチ、6匹のキツネを離し、24本の花を植えました。

ハチで成長が促進されるのでキツネの数は多めにしています。 また、ハチが移動しやすいように天井を少し高めにしています。

この装置で収穫できたスイートベリーは一時間当たり505個、エメラルド50個分になりました。 ハチを使うとスイートベリーが同じ本数の装置でも2割近く効率が上がります。

ハチやキツネの数、花などのレイアウトを調整するともう少し効率は上がるかもしれません。

ちなみにこちらでご紹介したカボチャの自動収穫機は一時間当たりカボチャ224個、エメラルド37個分です。

カボチャの自動収穫機は昔から良く利用され、エメラルドの取得効率も悪くないと考えられています。 これはその中でも効率の良い装置です。

つまりミツバチで成長促進したスイートベリー自動収穫装置は、似たような規模のカボチャ自動収穫機の少なくとも1.35倍のエメラルドが得られることを意味します。 もちろん、ハチミツやハニカムも取得できます。

前述のように、もしミツバチを使わなかったとしても、同じ64株の装置でキツネ4匹入れると一時間あたりエメラルド42個分のスイートベリーが得られるのでカボチャの自動収穫機よりも効率は上です。

拠点の近くにこの装置を作っておけば、何もせずとも一時間半ほどの間にエメラルド1スタック分のスイートベリーが手に入るわけです。

まとめ

キツネ式スイートベリー自動収穫機はコンパクトな装置で効率の良いエメラルドの収入源になります。

特に養蜂場とあわせると他の同規模の装置と比較しても効率が非常に良くなると思います。

しかし、キツネが影があると昼間は寝ること、スイートベリーを食べるので多すぎると効率が悪くなること、高くジャンプできる事など、その仕様をしっかり理解していないと良い物が作れません。

そのあたりはこのページで全ておさえておきました。 仕組みは単純で知識があれば簡単に効率が良い物が作れるので、ぜひ一度作ってみてください。

ただし簡単に作れて効率が良いからといってあまり大型にすると、スイートベリーがあまりすぎてゲームのプレイ時間のほとんどを肉屋とスイートベリーを交換している、といったことになりかねないので、ほどほどの規模にとどめる事をおすすめします。

関連項目

装置」に関する記事

全48件のうち、この記事を除く10件を表示しています。装置に関する記事の一覧を見る。

キツネ」に関する記事

全3件のうち、この記事を除く2件を表示しています。キツネに関する記事の一覧を見る。

ミツバチ」に関する記事

全13件のうち、この記事を除く10件を表示しています。ミツバチに関する記事の一覧を見る。

  1. 豚を7匹育てるのに必要なニンジンは14本、ニンジンを農民と取引すると22本でエメラルド1つなので、1.5倍ぐらい値段が上がります。さらにドロップ増加の剣で豚肉のドロップ率を上げるとニンジンをそのまま取引するより2倍以上エメラルドが得られます。時間と手間はかかりますが、それに見合った利益になります。また鶏肉なら自動化も可能です。さらに実はウサギ肉はもっと交換率が良いです。このように、肉の取引はなかなか効率が良いエメラルドの収入源になります。 

公開日:2020-10-13