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3: 2019-03-19 (火) 01:29:54 njf ソース バックアップ No.3 を復元して編集 現: 2019-06-27 (木) 21:23:17 njf ソース 編集
Line 1: Line 1:
 +*はじめに [#aabe2971]
統計解析の本の最後によく標準正規分布表が載っています。 統計解析の本の最後によく標準正規分布表が載っています。
これで正規分布に関する問題を解くこともできますが、「21世紀にもなって表とか引きたくない」と思う事もよくあります。しかも本によって上側確率だったり0からの累積確率だったりまちまちです。 これで正規分布に関する問題を解くこともできますが、「21世紀にもなって表とか引きたくない」と思う事もよくあります。しかも本によって上側確率だったり0からの累積確率だったりまちまちです。
-表の使い方覚えるぐらいなら、統計ソフトやプログラムの統計ライブラリの使い方を覚えた方が後々役に立ちそうですし。+表の使い方覚えるぐらいなら、統計ソフトやプログラムの統計ライブラリの使い方を覚えた方が後々役に立ちそうで、あまり学ぶモチベーションがあがらないことがあります。
そういうときに、pythonが入ったパソコンがあれば、scipyを使って計算できます。 そういうときに、pythonが入ったパソコンがあれば、scipyを使って計算できます。
Line 10: Line 11:
などを実行すればインストールできます。 などを実行すればインストールできます。
 +*横軸から確率を出す [#aac48d6a]
横軸の値から上側確率を出すには 横軸の値から上側確率を出すには
 >>> from scipy.stats import norm  >>> from scipy.stats import norm
Line 27: Line 29:
 1.0  1.0
なので、どちらか覚えれば十分です。 なので、どちらか覚えれば十分です。
 +ただし、1からsfを引くよりは直接cdfを使った方が精度は良くなる可能性があります。
 +
 +*累積確率から横軸の値を出す [#o9550ac2]
累積確率から横軸の値を出すには 累積確率から横軸の値を出すには
Line 49: Line 54:
詳しくはこちらで[[scipy.stats.norm:https://docs.scipy.org/doc/scipy/reference/generated/scipy.stats.norm.html?highlight=norm]]。 詳しくはこちらで[[scipy.stats.norm:https://docs.scipy.org/doc/scipy/reference/generated/scipy.stats.norm.html?highlight=norm]]。
 +
 +*例 [#x5c62e31]
 +
 +95%信頼区間を求めるときに使う係数、「1.96」を求めることを考えます。
 +95%信頼区間は平均値の周りに確率の和が0.95となる範囲を取り出すことになるので、上側および下側確率が0.025になる部分以外とも考えられます。
 +
 +よって上側確率から横軸の値を求めるisfを使えば
 +
 + >>> norm.isf(q=0.025)
 +結果:
 + 1.9599639845400543
 +
 +を得ます。
 +
 +同様に90%信頼区間の係数なら
 +
 + >>> norm.isf(q=0.05)
 +結果:
 + 1.6448536269514726
 +
 +となります。
 +
 +一般に100(1-a)%の信頼区間の係数を求めるならnorm.isf(q=a/2)と書けます。


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