もともとCocos2dはpythonの2dゲームフレームワークだが、いろいろな言語にも移植されている。そのうち、JavaScript[3]に移植された物がCocos2d-JS。
JavaScript[3]に対応したCocos2dの派生にはCocos2d-html5とCocos2d-x JSBが独立して存在していたが、2014年にCocos2d-JSに統一された。
Cocos2d-html5はブラウザ用、Cocos2d-x JSBはiPhoneやAndroidをはじめとするマルチプラットフォームのアプリに対応していたので、それらをあわせたCocos2d-JSはブラウザで動作し、かつアプリにも書き出せる。
APIが他のCocos2dシリーズとほぼ同じなので、すでに他のCocos2dを知っている人には覚えやすい。また、アプリ書き出し機能などが他のJavaScript[3]ゲームエンジンよりも優れている。WebGLにも対応。
とりあえずCocos2d-JSを動作確認するには、Cocos2d-JSのサイト[10]でダウンロードしてWebサーバー上に配置し、「HelloWorld[11].html」をブラウザで実行すれば良い。
LiteバージョンとFullバージョンがあり、Liteバージョンは軽量だがネイティブアプリ書きだし機能がのぞかれていてWeb上でのみ実行可能になっている。
残念ながら、画像などの読み込み処理でXMLHttpRequest[12]を用いているため、httpプロトコルでないと読み込み失敗する。つまりローカルでHelloWorld[11].htmlをブラウザで開いても正常に動かない。実行にはWebサーバーが必要なので、XAMPPなどでサーバーをまず立てておこう。
(This host) = https://njf.jp